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【例文18選】幼稚園実習の目標の立て方を解説!前半・後半から最終日まで使える実例集

幼稚園実習の目標の立て方に悩む学生さんも多いかもしれません。学びたいことを軸に設定するのが基本ですが、最終日が近くなると毎日似たような内容になってしまったり、難しく考えてしまったりすることもあるでしょう。今回は、幼稚園実習における目標の設定方法を解説します。前半・後半など、ケース別の例文もまとめました。

幼稚園実習の様子

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幼稚園実習の目標を立てよう

幼稚園実習では、自分がどんなことを学びたいかを考え、毎日の実習目標を設定することとなるでしょう。


そもそも幼稚園実習には、養成校で学んだ専門的な知識や理論・スキルなどを、保育で実践するための基礎として身につけるという目的があります。


目標を立てることで、日々の学びを振り返って自分の課題を認識するとともに、実習で学ぶことを明確にすることができるでしょう。



幼稚園実習の目標の立て方

幼稚園実習の目的や目標の重要性がわかったところで、目標を立てるときに意識したいポイントを紹介します。



これまでの学びを深められる目標にする


実習を通して、これまでに座学で学んだ知識を深めることに焦点を当てて、目標を設定してみましょう。


初めての実習であれば授業で得た知識を実践で活かしたり、保育実習に参加済みであれば保育園と幼稚園の違いについて学んだりと、自身の経験をもとにどんなことを勉強したいか考えてみてくださいね。



自身の課題を踏まえる


実習を振り返り、うまくできなかったことやよりよくしたいと思ったことを挙げて、改善できるような目標を設定するのもよいでしょう。


例えば、子どもへの声かけがワンパターンになってしまうという課題があるときは「場面別の保育者の声かけを観察し、自身の実践に活かす」などと設定してみるとよいかもしれません。



具体的な目標を設定する


目標を立てるときは、具体的な行動や場面を示したわかりやすい内容にすることで、行動しやすくなります。


例として、「子どもに積極的にかかわる」という目標は、「自身が学んできた手遊びやわらべうたを使って子どもたちとスキンシップを取る」などとすると、どのように関わるのかがわかりやすくなるでしょう。


クラスの子どもの様子や年齢、これまで学んできたことを活かして目標を立ててみてくださいね。




幼稚園実習の目標例文:前半

笑顔の子どもたち

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ここからは、具体的な目標の例文を見ていきましょう。まずは、幼稚園実習前半における目標例をまとめました。



目標例文①保育園と幼稚園の違いを知る


  • 幼稚園での生活の流れの違いを知る。
  • 幼稚園ならではの環境設定や援助の仕方を学ぶ。
  • 保育園と幼稚園の保護者対応の違いを知る。

幼稚園実習と保育実習の違いが気になるかもしれませんが、実習に参加するうえで大きな違いはないようです。前半の目標を設定する際は、子どもたちや保育者の動きにおいて、共通点・異なる点を意識するとよいでしょう。


また、すでに保育実習に参加したことがある場合、「保育園との生活の流れの違い」や「保育者の援助の違い」に気づくことを目標にしてもよいですね。




目標例文②子どもの特徴を理解してかかわる


  • 子ども一人ひとりの関心や遊びの内容を観察し、興味に合わせてかかわる。
  • 友だちとのかかわりを仲介し、いっしょに過ごす楽しさが味わえるように援助する。
  • 個々の発達の差に留意して工作遊びの援助を行う。

幼稚園実習の前半では、クラスの子どもたちの特徴や性格などを知ることを目標にしてみましょう。


また、幼稚園実習では主に3歳児~5歳児までの子どもとかかわることになります。乳児クラスに比べて発達の差は小さくなる頃ですが、個々のできることには違いがあるので、そこに注目してみるのもよさそうです。



目標例文③場面に合った援助を学ぶ


  • けんかの仲裁方法について保育者の援助を見て学び、言葉かけの仕方を知る。
  • 主活動への導入方法や子どもの興味を惹くための工夫を学ぶ。
  • 登園・降園時の子どもへの声かけや、保護者対応を観察する。

実習前半のうちに、保育者の援助をしっかり観察しておくこともポイントです。


特に、後半で部分実習や責任実習を行う場合には、主活動における声かけや子どもを惹きつける方法などを学んでおくと役立つでしょう。



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幼稚園実習の目標例文:後半

幼稚園実習の様子

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続いて、幼稚園実習の後半で使える目標の例文を紹介します。



目標例文①保育者のねらいについて理解する


  • 保育者の声かけや援助を観察し、意味やねらいを考える。
  • 活動のねらいを意識して子どもとかかわり、自身と保育者の援助の違いを考察する。
  • ねらいを持って子どもたちに接し、声かけや援助の仕方を工夫する。

保育者の声かけや援助にはねらいがあるはずなので、どんな意図があるのかを意識した目標もよいでしょう。


保育者のねらいを知ったり、自身のかかわりでねらいを意識したりすることも、幼稚園実習に参加するうえで大切になりそうです。



目標例文②季節・行事を取り入れた保育を学ぶ


  • 子どもたちの自然物に対する興味やかかわり方を観察し、関心がもてるよう援助する。
  • 季節の行事の取り入れ方や、子どもたちが関心を持てるような援助について学ぶ。
  • 運動会の練習における、保育者の援助や声かけを知る。

幼稚園実習では、季節や行事に合わせた保育について観察するのもよいでしょう。


運動会の時季なら行事に向けた練習、6月なら梅雨時季の保育の特徴など、自身が実習に参加する時季に合わせて目標を立ててみてくださいね。



目標例文③子どもに寄り添った援助を心がける


  • 子どもの思いを汲み取ることを意識して援助する。
  • 子どもの言葉や行動の裏にある思いを想像しながら言葉かけをする。
  • 子どもの興味に寄り添い、気持ちに共感しながら遊びの仲間としてかかわる。

幼稚園実習の目標として、子どもの気持ちに寄り添いながらかかわることも重要なポイントと言えます。


目標を立てるときは、具体的な行動や気をつける点を添えることで、より学びが深まるかもしれません。



幼稚園実習の目標設定は具体性が大切!

今回は、幼稚園実習の目標の立て方や、前半・後半とシーン別の例文を紹介しました。


幼稚園実習では、自身の課題を認識してより学びが深められるような目標を立てることが大切です。


保育園との違いや、保育者の援助方法、子どもたちの個性に気づくとともに、実践に役立てられるように学びたいことを考えてみましょう。


例文を参考に目標を立て、最終日には「幼稚園実習に来てよかった」と思えるような充実した期間を過ごせるとよいですね。



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