面接が終わり、その手応えから選考の合否を知りたい保育学生さんもいるかもしれません。ある程度結果を予想できれば次の面接対策をしたり、進路を考えたりすることにつながるでしょう。今回は、保育士の面接における手応えあり・なしのサインについてくわしく紹介します。あわせて、判断するうえで参考にならないポイントもまとめました。
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■目次
面接の手応えから選考結果を判断できる?
入職をするために必須とも言える面接。頑張って取り組んだけれど自信がなく、面接の手応えから「受かった・落ちた」などの結果を予想したい保育学生さんもいるかもしれません。
選考結果は採用担当者の判断で決まるので、絶対に面接に受かる条件というものはなさそうです。
しかし、採用担当者の言動などから、結果をある程度予測することはできるかもしれません。
保育学生さんはここで紹介する内容を参考に、面接の手応えについて押さえましょう!
保育士の面接で「手応えあり」のサイン
まずは、保育士の面接で「手応えあり」のサインを紹介します。
今後の流れを説明される
面接で手応えがあるときのサインとして、今後の流れを説明されることが挙げられます。
入職手続きの内容や日程の確認などをされた場合、保育学生さんを採用することを見越しているのかもしれません。
保育学生さんは正確な日程を伝えられるように、あらかじめスケジュールをしっかり把握しておくとよいでしょう。
就活の状況について聞かれる
就活の状況について聞かれることも、面接で手応えがあるときのサインとして挙げられそうです。
「内定はいくつ持っていますか?」「この後、選考を受ける予定はありますか?」のように質問された場合、内定を出したときに辞退する恐れはないのかを確認しているのかもしれません。
その場合、保育学生さんは誠実な対応をするためにも、正直に答えたほうがよさそうです。
採用担当者に褒められる
手応えがあるときのサインとして、採用担当者に褒められることが挙げられるでしょう。
基本的に面接は時間が限られているので、スムーズに進めるためにも評価を言葉にすることは少ないかもしれません。
そのため、「うちの園に合っているね」などとあえて言われたときは、採用担当者が「採用したい」と感じている可能性があるでしょう。
保育士の面接で「手応えなし」のサイン
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続いて、保育士の面接で「手応えなし」のサインをまとめました。
質問に対して浅い回答をされる
手応えなしのサインとして、質問に対して浅い回答をされることが挙げられそうです。
逆質問の場面などで保育学生さんが質問したときに、採用担当者が適当に返事をしたり内容が浅かったりした場合は、興味が薄いのかもしれません。
しかし、必ずしも落ちるわけではないため、最後まで気を抜かずに熱意を伝えられるとよいですね。
保育学生さんがちぐはぐな回答をしてしまう
面接で過度に緊張してしまい、採用担当者との話がかみ合わなかったり、支離滅裂な回答をしたりするとコミュニケーション力がないと思われるかもしれません。
その結果、不合格につながってしまうこともありそうです。
緊張していることは採用担当者も理解しているものの、度を過ぎるとマイナスの印象を与えてしまうため、保育学生さんはしっかりと面接の練習を積んでおけるとよいでしょう。
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面接の手応えを判断するうえで参考にならないポイント
ここからは、面接の手応えを判断するうえで、参考にすべきではないポイントを解説します。
面接時間の長さ
面接の手応えの参考にならないポイントとして、時間の長さが挙げられそうです。
面接時間が長い場合、「採用担当者が時間を割いてくれている」と思い、受かったと感じる保育学生さんも多いかもしれません。
しかし、面接は保育学生さんの人間性がわからないケースにも長引く可能性があるので、一概に合格とは言えないようです。
一方、時間が短いと落ちると思う保育学生さんもいるかもしれませんが、事前から書類を見て採用をある程度決めているなど、ポジティブな理由で早く切り上げることも考えられます。
そのため、面接時間の長さは手応えを判断するうえで、参考にしないほうがよいかもしれませんね。
採用担当者の反応
相づちが少なかった、表情が暗かったなどの採用担当者の反応も、面接の手応えを判断するときの参考にならないでしょう。
採用担当者の反応はそのときの体調や業務の状況、そもそもの性格など、さまざまな原因がかかわることが考えられます。
保育学生さんは採用担当者の反応に左右されることなく、最後まで自分らしく面接を受けられるとよいでしょう。
質問の内容や数
自分の回答に対して深掘りされたり、質問の数が多かったりするときは、採用担当者が合否を迷っていることが考えられます。
特に一次面接などでは人間性がわからないので、保育学生さんについて深掘りするような質問が多くなるかもしれません。
しかし、最終面接で「どのように働きたいか」など入職後についての質問や、保育学生さんについて掘り下げるような質問が多いときは、採用を考えている可能性がありそうです。
雰囲気のよさ
雰囲気のよさも、選考結果にかかわるポイントとは言えないでしょう。
採用担当者がやわらかい口調であったり笑顔で接してくれたりすると、「受かった!」と思う保育学生さんもいるかもしれません。
しかし、これらのような雰囲気のよさは採用担当者の面接の行い方によるため、合否には関係ないことが考えられます。
特に、保育学生さんの素の状態が見たいと思っている採用担当者は、カジュアルな面接を行う場合があるでしょう。
メモの頻度
メモを多く取るか、あまり取らないかは採用担当者によるかもしれません。
メモを多く取っている場合、「自分に興味があるのでは」と思いがちですが、採用担当者は忘れないように記録している可能性がありそうです。
また、面接官に採用権限があるときは、メモをあまり取らないことが考えられるでしょう。
選考結果の速度
選考結果の速度が遅い場合、「落ちるのでは…」と思う保育学生さんもいるかもしれません。
しかし、応募が多い園では合否を決めるのに時間がかかったり、繁忙期では採用業務に対応できなかったりするでしょう。
あまりにも遅いときは自分から連絡したほうがよさそうですが、基本的に1~2週間くらいは待ったほうがよいかもしれませんね。
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保育士の面接で手応えがないときに行うべき対策
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最後は、保育士の面接で手応えがないときに行ったほうがよい対策をまとめました。
面接の受け答えを再考する
面接で手応えがないときの対策として、受け答えの内容を再考することが挙げられます。
答え方がわからない、沈黙してしまったなどのトラブルが起こったときは、どのように回答すればよかったのかを振り返りましょう。
他の面接で同じ質問をされる可能性もあるので、自分らしい回答をしっかり考えておけるとよいですね。
次の面接に向けて練習を重ねる
面接の練習を何度も行うことも、手応えがないときの対策として挙げられそうです。
面接は採用担当者と会話のキャッチボールをすることが大切なので、用意した内容をそのまま伝えるだけでは、採用担当者と適切なコミュニケーションが取れていないかもしれません。
そのため、手応えがないと感じた保育学生さんは面接の場面を振り返り、一方的になっていた場合は次の面接に向けて練習を重ねましょう。
練習をするときは学校の先生や、就職・転職エージェントのアドバイザーなどと行い、アドバイスをもらうとよいかもしれませんね。
面接の手応えについて押さえ、保育士の就活をスムーズに進めよう
今回は、面接における「手応えあり」のサインや、「手応えなし」のサインについて紹介しました。
結果は採用担当者の判断で決まるため、絶対に面接に受かる条件はないものの、言動などからある程度予測することはできそうです。
しかし、面接時間や質問の数など、手応えを判断するうえで参考にならないポイントもあるので注意しましょう。
保育学生さんはここで紹介した面接の手応えについて押さえ、就活をスムーズに進めてみてくださいね!
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