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【新卒向け例文】病児保育の志望動機3選。面接・履歴書の準備はこれでバッチリ

病児保育を行なう施設を新卒で受けるとき、どんな志望動機を伝えるべきか迷いますよね。 なぜ病児保育を志すのか、実習経験やあなたの思いをもとに具体的な理由を盛り込むことが重要です。今回は、新卒保育士さん向けに病児保育の選考に向けた志望動機の書き方について、例文とともに紹介します。面接対策や履歴書の作成に役立てていきましょう。

病児保育の保育士さん

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【志望動機に活かす】病児保育の特徴は?

病児保育とは、子どもが風邪や発熱などで急に体調を崩し、保護者の方が看護を行えない場合に、病院や保育園などで一時的に保育を行う事業です。


病児保育を専門に行う会社もあり、中でも居宅を訪問して保育を行なう「訪問型」、施設で預かる「施設型」に二分されます。


体調を崩して保育園を休む必要がある子どもを預かるため、子どもたちのお世話や見守りなどといった仕事がメインです。


中には、病気はよくなりつつあるもののまだ登園には早いという回復期の子どももくるため、室内でゆったりとした遊びをすることもあるようですね。



【志望動機に活かす】病児保育ではどんな人が求められる?

小規模な施設が多く、新卒の学生さんにとっては狭き門と言われる病児保育。

どんな人が求められるのか、詳しく見てみましょう。



病気やケアに関する知識が豊富な人


病気の子どもを預かるため、保育経験が豊富な人、子どもの病気に関する知識がある人が選考では評価されやすいようです。


実務経験がない新卒の保育学生さんの場合、日本病児保育協会が認定する「認定病児保育スペシャリスト」の資格があると有利かもしれません。



臨機応変な対応ができる人


さまざまな病気や症状の子どもを預かる病児保育では、子どもの体調に合わせて臨機応変に関わることが求められます。


また、一般的な保育園に比べて小規模な施設や、居宅を訪問して保育を行っている場合が多いため、少ない職員数であっても連携を取って臨機応変に対応できる人は重宝されるでしょう。


周囲の様子を観察しながら協力して仕事に取り組む姿勢をアピールすれば、評価が高まるかもしれませんね。



保護者に対するケアや情報共有ができる人


病児保育を利用する保護者は、体調不良の子どもを預けることに不安を感じたり、心配になったりする方も多いでしょう。


そのため、保護者としっかりコミュニケーションを取り、不安をケアするスキルが求められる傾向にあります。


子どもの体調や病状、気になることを丁寧に汲み取る傾聴力があれば、選考で好印象につながるでしょう。




【新卒向け】病児保育の志望動機の書き方

志望動機を書く様子

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志望動機では、限られた面接の時間や履歴書のスペース内で、自分の考えをわかりやすく伝える必要があります。


わかりやすい文章に仕上げるには、こちらの流れで作成するとよいでしょう。


①結論:志望した理由

②具体例:結論を裏付ける具体的なエピソード

③まとめ:今後の展望


新卒で病児保育を目指す際には、なぜ一般的な保育士ではなく病児保育に携わりたいかを伝えることが大切です。


例文を参考に、自身の思いやエピソードを盛り込みながら志望動機を考えてみましょう。




【新卒向け】病児保育を目指す志望動機の例文3選

エピソード別に、病児保育の志望動機の例文を3つ紹介します。



幼少期の経験をもとにした例文


病児保育を志したのは、病気で心細さを感じる子どもたちに安らぎを与えられるようなケアをしたいと考えたからです。


自分自身、子どもの頃からよく熱を出して休んだり、入院したりする子どもでした。
母は仕事をしていたので、祖母や訪問看護の方などいろいろな人に看病してもらいました。


最初は寂しく感じていたものの、いろいろな人に優しくしてもらえたことがうれしく、子ども心に残っています。


御社では、子どもの心に寄り添った家庭的なケアを大切にされていると知り、ここでなら理想とする関わりができると感じました。


もしご縁をいただくことができたら、自分と同じように体調を崩して心細かったり苦しんだりしている子どもに安心感を与えられる保育士になりたいと考えています。



社会情勢を盛り込んだ例文


働く保護者とその子どもたちの困りごとを無くしていける仕事がしたいと考え、御社を志望いたしました。


昨今、待機児童問題が解消されつつある中ですが、まだまだ保護者にとって子育てがしやすい状況であるとは言えません。


特に、子どもはよく体調を崩すため、看病のための仕事の調整に苦心する方が多いとニュースで見て、このような課題を解決するには病児保育で働くという選択肢がぴったりだと感じました。


都市部を中心に病児保育施設を展開する御社では、仕事と子育ての両立に困る多くの保護者と、不安や心細さを感じる子どもたちの助けになれると考えています。



実習経験を盛り込んだ例文


保育実習に参加した際、熱を出した子どもを別室で見守った経験から、病気の子どものケアの尊さを知り、病児保育を志すようになりました。


保育士さんが熱性けいれんの防止や体温のこまめな記録など丁寧に対応するのはもちろん、「もうすぐお迎えが来るからね。それまで先生が側にいるよ」と優しく声をかけているのを見て、病気の対応だけでなく心のケアを合わせて行う大切さを実感しました。


少人数体制で病児保育を行う御社では、看護師さんや他の保育士さんと協力しながら、子どもの安心感を育む丁寧なケアを実現できると考え、志望いたしました。



新卒で病児保育を目指すなら志望動機を練り上げよう!

今回は、新卒で病児保育を行う施設の選考に参加するときの志望動機について、例文を交えながら書き方を解説しました。


病児保育への意欲や志したきっかけを盛り込みながら自身の思いを伝え、内定獲得を目指してくださいね。

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