「クラスの子どもが話を聞いてくれない」と悩む新卒保育士さんは多いのではないでしょうか。子どもたちがざわざわとしてしまい、自分の言葉に耳を傾けてくれないと焦ってしまったり悲しくなったりしますよね。今回は、子どもが話を聞いてくれないときに考えられる原因と、聞く姿勢を育むための対策をくわしく紹介します。
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子どもが話を聞いてくれないのはなぜ?
「子どもが話を聞いてくれない」「自分が説明をしていてもすぐに集中が切れてしまう」といった悩みは、多くの新卒保育士さんに共通しているのではないでしょうか
まずは、話を聞いてくれない子どもの気持ちを知ることが大切です。
話の内容がよくわからない
そもそも、話の内容や話し方が難しくて理解できていない可能性があります。
よくわからないまま集中して話を聞くことは、例え大人であっても大変ですよね。
自分の話し方や伝える内容が、クラスの子どもの年齢に合っているか今一度見直してみましょう。
信頼関係ができていない
子どもとの信頼関係が薄いため、「話を聞きたい」と関心を持ってもらえていない可能性があります。
子どもと関わり始めてから日が浅い新卒保育士さんにとって仕方のない部分ではありますが、今後関係づくりを意識していくことで改善していくことでしょう。
子どもとたくさん遊んだりスキンシップを取ったりして、まずは人と人としての信頼関係を築くことから始めるとよいかもしれません。
他に気になるものがある
保育士さんが話をしている最中、別のものに興味がいっていることも考えられます。
友だちの様子が気になったり、周囲から話し声や物音が聞こえてきたり、面白そうなものが目に入ったり…ちょっとしたことで子どもの関心は簡単に移ってしまうもの。
子どもたちが保育士さんの話に集中できるような工夫も必要と言えますね。
子どもが話を聞いてくれないときに試したい対処法
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新卒保育士さんでも取り入れられる、子どもたちが話を聞いてくれないときの対処法を紹介します。
まずは子どもの話をしっかり聞いて信頼関係をつくる
先ほどお伝えした通り、まず子どもたちとの信頼関係を深めることが大切です。
普段から子どもの話に耳を傾けることで、「僕の好きな先生が話してる、何だろう」と保育士さんの話も聞こうとしてくれるかもしれません。
そのために、日頃から子どもたちの話を真剣に聞く、クラスの子ども全員と関わる時間を持つといったポイントを意識してみましょう。
「いつも楽しいことをやってくれる先生」という印象をつける
子どもたちは楽しいことや面白いことであれば、集中して話を聞いてくれることが多いですよね。
そのため、「この先生が前に立ったら何か楽しいことをしてくれる」と印象づけるのも有効です。
子どもの好きな絵本やシアター遊びを取り入れる、説明や約束ごとの確認はクイズを取り入れてゲーム感覚で行うといった工夫をしてみましょう。
注目を集めるネタを用意しておく
話を始めるときに、子どもの関心を惹きつけて「話を聞こう」という雰囲気を作るのもポイント。
手遊びやペープサートなどの定番のネタのほか、「パペットをつかってしゃべる」「最初は小さい声で話し始める」「あえて絵本の向きを逆さまにして読み聞かせを始める」などといった方法もあります。
困ったときはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:子どもを惹きつける保育士の話し方のコツ。実習にも役立つ雰囲気づくりのポイント/保育士バンク!新卒
わかりやすい説明をする
子どもが理解できるように、わかりやすい言葉で完結に説明をすることが重要です。
小さな声で話すときは「ありさんのお声で」、前を向いてほしいときは「先生のほうにおへそを向けて」などと伝えるとよいですね。
活動内容や一日の予定など、子どもに伝える内容が多くなってしまうときは、絵をかいたり、お手本の子を指名して前にきてもらったりするのも一つの手です。
集中できる環境を作る
子どもたちが保育士さんの話に集中できるよう、周囲の環境を整えることも意識したいポイント。
お部屋で話を始めるときは窓とドアを締める、保育士さんの背後に興味を惹く掲示物がないか確認する、友だちと適度な距離を保って座れるよう椅子を用意しておく、といった工夫を試してみてくださいね。
話を聞いてくれないときは子どもの思いに寄り添ってみよう
今回は、子どもが話を聞いてくれないときに考えられる原因と、すぐに活用できる対処法をまとめました。
新卒保育士のうちはうまく保育が進まず悩むことも多いですが、コラムの内容や周囲の先輩のアドバイスを取り入れながら楽しくクラス運営をしていってくださいね。
「先輩からはダメ出しばかりで萎縮してしまう」
「必要なことを教えてもらえない…」
など今の園にお悩みの方は、一度保育士の職場選びのプロに相談してみませんか?
あなたのお困りごとに寄り添いながら、今後の働き方についていっしょに考えていきます。
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