3月の2歳6カ月~2歳11カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。子どもの成長に寄り添いながら、保育の関わり方を振り返ってみましょう。今回の例文を参考に個人案を作成してみてくださいね。
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自己評価・反省【3月/2歳6カ月~2歳11カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
ひなまつりの製作活動で、折り紙を使っておひなさまを作り、「できた!」と保育者に見せてうれしそうな表情を見せる姿があった。今後も季節の行事を通じて、達成感を味わえる活動を取り入れていきたい。
園庭で見つけた草花に保育者が「はるがきたね」と声をかけると、子どもたちは「ほんとだ!」と目を輝かせて観察していた。春の自然に親しむ遊びを増やし、季節の移り変わりへの興味を引き出していきたい。
「たんぽぽ」の歌をうたいながら、保育者のまねをして手を揺らすなど表現力が少しずつ育っている様子が見られた。これからも季節の歌や動きを取り入れ、音やリズムを感じる機会を増やしていきたい。
自分で上着のボタンをかけようと挑戦する姿が増え、「ひとりでできる!」と言って進んで取り組む様子が見られた。進級に向けて、身の回りのことを自分でやってみたいという意欲を大切にしたい。
保育者といっしょにたんぽぽの製作を行ない、「かわいい」と言いながら自分なりに楽しむ姿が見られた。春の自然を感じられるような製作活動を工夫して取り入れていきたい。
手洗いの際、保育者が「きれいになったね」と声をかけると、鏡に向かって手を見せ「ピカピカ」と誇らしげによろこぶ様子が見られた。清潔に保つ習慣が楽しく身につくように配慮していきたい。
「あおむし」の手遊びを楽しむ時間を設けたところ、保育者の動きに合わせて「もっとやりたい」とよろこびを表現する姿が増えた。今後も季節に合わせた手遊びを取り入れていきたい。
手洗い後のタオルを上手に畳んでみようとする姿が見られ、「できたよ」と報告する様子があった。小さなことでも自分でやってみたい気持ちを育てていきたい。
友だちとかくれんぼで遊ぶ際、保育者に「どこ?」と聞きながら真剣に探し、友だちと見つけ合ってよろこぶ姿が見られた。簡単なルールの遊びを通じて、友だちとかかわる楽しさを広げていきたい。
絵本の読み聞かせで、春の花や動物が出てくると「これはなあに?」と保育者に質問する姿が見られた。興味のある絵本を取り入れて、季節を感じながら落ち着いて過ごせる時間をつくりたい。
「みて」と自分で袖に手を通してジャンパーを着る姿が増え、自分で身支度をしようとする意欲が育っている。季節に応じた衣服の着脱を通じて、子どもの自立を丁寧に支えていきたい。
室内で春の花や葉を使った製作活動を行ない、興味深そうに葉の手触りを感じる様子が見られた。春の自然素材を活用し、感触を楽しめる環境を増やしていきたい。
おもちゃを友だちと使いたいときに「かしてね」と保育者に伝える場面があり、少しずつ気持ちを表現しようとする姿が見られた。引き続き、友だちと安心してかかわれるような見守りを大切にしたい。
給食で新しい食材に保育者が「ちょっとだけたべてみようか」と声をかけると、興味をもちながら「うん」と言って少しずつ挑戦する様子があった。これからも好き嫌いが少しでも減らせるよう、声をかけていきたい。
午睡前に素話をすると、落ち着いた雰囲気の中で布団に入る姿が見られた。今後も安心して休めるよう、リラックスできる環境づくりを工夫していきたい。
その他の3月の「2歳6カ月~2歳11カ月向け」項目別の個人案例文はこちらをご覧ください。
2歳6カ月~2歳11カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考に3月の個人案を作成しよう
子どもたちの成長に合った支援を考えるためには、日々の保育をしっかり振り返ることが大切でしょう。
3月ならではの季節や行事を取り入れ、一人ひとりが安心して過ごし、意欲を持って成長できる環境づくりを意識できるとよさそうです。
上記の例文を参考に、子どもの様子に応じた内容を個人案に取り入れてみてくださいね。