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保育園、幼稚園の就活の違いは?開始時期、面接、採用試験、内定の流れ

保育園、幼稚園の就職活動はほぼ同時期に行われますが、目指す園によっては、採用試験対策や、通常の保育学生の就活より早めに動かなければならない場合もあるようです。保育園、幼稚園、私立、公立による就職活動の開始時期と就活の特徴をまとめました。早めに情報収集と対策を立て、悔いのない就職活動にしてくださいね。


保育園幼稚園の就活の違い開始時期面接採用試験内定の流れ miya227/shutterstock.com

保育園と幼稚園の就職活動スケジュール

保育園、幼稚園への就活はいつから始まるのでしょうか。
4年制の大学卒業予定者(新卒)を対象とした一般企業の就職活動は、インターンシップが3年生の夏頃に始まり、合同説明会やエントリーは3月を目安に開始されます。
しかし保育園や幼稚園の就職活動はかなり遅めです。最終学年の6月頃から、スタートします。
保育園と幼稚園の新卒の就職活動は、ほぼ同時期に、同じようなスケジュールで進行しています。ただ、運営主体の違いによって、保育園と幼稚園の就職活動開始時期に差は出てくるようです。


保育園、幼稚園の就活スケジュールの目安表


保育園、幼稚園の就活スケジュール流れ採用試験

※保育実習、幼稚園実習期間は短大や専門学校に関しては、この限りではありません。
※公立幼稚園・保育園の試験日は、自治体によって異なるため、各自治体のHPでご確認ください。


保育士、幼稚園教諭の就活スケジュールは一般企業より遅め

一般的な就職活動のスケジュールは、4月以前から行うことが多いのですが、保育士や幼稚園教諭になるための就活は、スタートが遅めです。
この理由は、保育園が次年度の職員配置を決めるのが他の業界よりも遅いことが挙げられます。保育園や幼稚園では秋ごろから現職員の意向を聞いて、次の年度の職員体制を考えていくケースが多いからです。
そのため就活で行われる「エントリー」「採用試験」「面接」のスケジュールは、全般的に他の業界よりも遅く実施されます。一般企業であれば、内定は初夏から秋口にかけて出ることが多いですが、保育士の場合は秋半ばから12月、遅くとも2月頃に内定が出る傾向です。


保育士養成学校で学ぶ保育学生の就職活動

大学3年生(短大、専門学校生の場合は1年生)の2月ぐらいから、自己分析や業界研究を始め、4年生(短大2年生)に進級後、本格的な就活がスタートします。
就職活動と並行して保育園実習等が行われますので、この時期はかなり忙しくなることが考えられます。スケジュール管理や健康管理に気をつけましょう。


保育士試験を受ける場合の就職活動

保育士試験を受験して保育士資格を取得する場合には、保育士試験のスケジュールを就活スケジュールに組み込む必要があります。
保育士国家試験の前期試験は4月に筆記試験と7月に実技試験が行われます。後期試験は10月に筆記試験と実技試験が12月に行われます。
保育士試験で資格を取得し、資格を就活に生かしたい場合には、試験に合格している、または合格見込みがある状態で就職活動に挑むことになります。無理のない活動を行いましょう。

出典:「保育士試験を受ける方へ」/一般社団法人全国保育士養成協議会


保育園と幼稚園の就職採用フロー

保育士、幼稚園教諭の採用は、応募からどのような流れで行われるのでしょうか。


【1】エントリー(書類選考)

各法人や園が指定する応募書類(履歴書・卒業見込み証明書・資格書)などを書き揃えて送付、提出します。園指定のエントリーシートを取り寄せて記入し、提出を求められることもありますので、応募書類の詳細と提出期限は早めの確認を心がけましょう。


【2】面接試験

エントリーし書類選考に合格した場合、面接試験に進みます。筆記や実技試験を課さない園もありますが、面接試験はどの園、法人でも行われます。
面接では筆記試験ではわからない、コミュニケーション能力や人柄、意欲などが判断されるようです。形式は個別・集団面接や集団討論などがあります。


【3】採用試験

面接以外の採用試験の内容としては、以下の内容が挙げられます。
・実技試試験(ピアノや読み聞かせなど)
・論作文試験
・グループディスカッション
何を課されるかは法人や園の保育方針、理念によるところも大きいため、事前にどのような試験内容になるのか、情報収集が必要です。

【4】内定

選考によって内定が決定した場合は、電話連絡または書面通知にて、内定が知らされます。
携帯電話、メール、書面送付などさまざまな方法で連絡があると思いますが、内定を知らされたら、速やかに入社の意思を示し採用へのお礼を担当者に伝えましょう。

以上はあくまでも就活スケジュールの一般的な例です。運営主体法人や園によって、エントリーの時期が異なったり、選考フローが大きく異なったりすることがあります。所属する学校や、先に就職した先輩のアドバイスを受けたり、法人に確認を取りながら、就職活動を進めましょう。


保育園、幼稚園の運営主体の違いによるスケジュールの開始時期

幼稚園の運営主体(公立・私立)と就活開始時期と特徴


運営主体 就職活動の開始時期と特徴
公設公営
(公立)
国公立幼稚園
・国立幼稚園
・公立幼稚園
 都道府県立
 市町村立
 組合立
公立幼稚園の開始時期は公立保育園の採用より1~2カ月ほど早い自治体が多いようです。
公立幼稚園は安定した雇用面で非常に人気が高く、採用試験も高度な知識と実技スキルが求められるため、採用試験対策のために、早ければ試験の1~2年前から試験勉強のためにスクールに通ったり対策講座を始める学生もいます。
民設民営
(私立)
私立幼稚園
・学校法人立
・宗教法人立
・公益法人立
・農協立
・社会福祉法人立
・個人立
開始時期は一般的な開始時期と同じ時期です。
短大や大学など、系列の学校法人からの紹介や推薦枠などもあります。
また、幼稚園に就職したい場合は、ピアノ演奏を必須としている園も多いため、事前に園がどのような人材を求めているのかしっかり調べ、対策をしておきましょう。


保育園の運営主体(公立・私立・民間)と就活開始時期と特徴

運営主体 就職活動の開始時期と特徴
公立 公設公営
・都道府県立保育所
・市長村立保育所
公立保育園の採用試験は、多くの自治体は9月頃から始まります。公立幼稚園同様、倍率が高く狭き門のため、受験のためには早い段階からの対策が求められるでしょう。
公設民営
・社会福祉法人運営
・公益法人
・株式会社運営
・その他
同じ公立保育園でも、民間の法人が委託で運営する保育園では、一般的な保育園の採用スケジュールと同様の進行になります。ただ、こちらも経営が安定したイメージがあるため、人気があるようです。募集に関しては、常にチェックしておきましょう。
私立 民設民営
・社会福祉法人立
・公益法人立
・株式会社
・有限会社立
・学校法人立
・NPO法人立
・宗教法人立
・個人立
運営主体の中でも株式会社が運営している園や、企業内保育を行っている園では、エントリー応募が早いこともあるようです。一般企業と同様に、2~3月から園見学や説明会を開始している法人もありますので、情報収集は早めに開始することが大切です。


出典:「幼稚園及び保育所の設置主体と運営主体の関係について」/文部科学省


公立保育園の民営化による採用の違い

現在、公立保育園は民営化が進んでいます。そのため、公立の中でも次の二種類に分けられ、それによって選考フローが違ってきます。


公設公営の公立保育園

国や自治体が設置し、運営している保育園です。採用試験は運営する自治体が行います。


公設民営の公立保育園

国や自治体が設置しており、名称も『公立保育園』のままですが、運営は民間の事業者に委託されている保育園のことです。民間事業主(主に社会福祉法人など)が運営を任されているため、求人や採用フローは民間運営の保育園と同様になっています。


保育園、幼稚園の就活はスケジュールの把握と情報収集が大事

自分にとってよりよい職場と出会い保育士や幼稚園教諭として長く働いて行くための就職活動を行うには、一般企業とは異なる就活スケジュールを把握し、どのようなタイミングで何をすればよいのか、しっかりイメージして計画を立てることが大切です。
特に、保育士、幼稚園教諭としての資格や免許を取得するために、実習と並行して活動を行う場面が多くなるでしょう。スケジュールの過密さを防ぐためにも、就職活動の流れを知っておきたいですね。
就活は一生の仕事を決める一大イベントです。後悔が残らないよう、全力を尽くして下さいね。