保育士・幼稚園教諭を目指す「学生向け」就職活動情報サイト

保育学生に必要なものとは。園見学や研修、入職前に準備しておく持ち物

保育学生さんや新卒保育士さんの中には、保育士として必要なものはなにか知りたい方もいるのではないでしょうか。今回は、園見学や保育実習、新人研修前に準備しておくとよいものをくわしく紹介します。日常保育だけでなく、遠足やお泊り保育といった行事やイベントなどで必要になるものについてもまとめているので、参考にしてみてくださいね。


洋服などの写真

Africa Studio/shutterstock.com



保育士として働くうえで必要なものとは?

保育学生さんは学校での座学だけでなく、園見学や保育実習、入職前の新人研修などがありますよね。そういったとき、「保育現場に必要なものってなんだろう?」「保育士が揃えておくといい持ち物が知りたい」と悩む方もいるかもしれません。


保育士さんはエプロンや上履き、着替えや帽子など、日常保育の必要になるものだけでなく、遠足や運動会、お泊り保育などの行事やイベントなど場面に応じて必要なものを用意することになります。


保育学生さんのうちから、保育士として働くうえで必要なものを把握しておくことができれば、保育実習や新人研修、新卒保育士として出勤初日を迎える直前に慌てることがなくなるかもしれません。


今回は、保育学生さんや新卒保育士さんに役立つ、保育士として必要なものについてくわしく紹介します。



保育士として必要なもの:エプロン

保育士として働くうえで必要になるのがエプロンです。


エプロンは、日常保育や行事・イベントなどさまざまな場面に必要になるでしょう。保育学生さんの場合は学校によって実習や研修を行うことがあるため、あらかじめ用意しておくといいかもしれません。



エプロンが必要になる理由


保育士さんの仕事は、子どものお世話だけでなく、事務作業や掃除等の雑務などさまざまな仕事があります。


エプロンが必要になる理由として、服が汚れるのを防いだり、清潔感を維持したりと、綺麗な格好で子どもたちと接することができるということが挙げられるでしょう。また、日常保育などでエプロンを着用していると、子どもたちが先生を認識しやすいといったメリットもあるようです。


また、お泊り保育を行うときもエプロンは必須になります。子どもの迎え入れから就寝時間まで使用することになるなど、できるだけ多くストックを用意しておくといいかもしれませんね。



保育士が着用しやすいエプロンの種類


エプロンには、ノーマルタイプやチュニックタイプ、カフェタイプなどさまざまな種類があります。


保育士として働く際に紐で結ぶタイプのエプロンを選んでしまうと、子どもたちが引っ張って解けてしまう可能性があるので、ボタンで止めるタイプのものにするとよさそうです。ポケットがついている収納力の高いものや生地が厚く傷みにくいものなど、動きやすさを考慮したうえで、着脱しやすいエプロンを選ぶようにしましょう。


ただし、園によっては規定などでエプロンが指定されている場合もあるため、保育学生さんや新卒保育士さんは、事前に指定されているエプロンがあるかどうか事前に確認しておくといいかもしれません。



保育士として必要なもの:外履き・上履き

靴ひもを結んでいる様子

The_Molostock/shutterstock.com


室内遊びや外遊びをするときに欠かせない外履きや上履きは、保育学生さんであれば実習や園見学、新卒保育士さんは勤務初日までに用意しておきましょう。



保育士が履きやすい外履き


外履きは運動靴などクッション性のあるものや、底がしっかりとしているものを選ぶと、足も疲れにくく、動きやすくなりそうです。ヒールがあるものや固い金具の飾りがついている外履きは、子どもたちを傷つけてしまう恐れがあるため避けたほうがいいでしょう。


保育士さんは、日常保育で一日中子どもたちと接するため、身体を動かす機会が多い仕事といえます。保育園や幼稚園で運動会が開催される場合、当日は子どもたちの補助として保育士さんは室内や屋外を動き回ることもあるでしょう。


さらに遠足で山や海に行く際、目的地によっては歩きにくい場所もあるかもしれません。そのため、普段保育で使う外履きとは別に、軽いものや滑りにくい外履きなど、用途にあわせて準備することも大切です。



保育士が履きやすい上履き


保育士さんは室内で使用する上履きは、履いたり、脱いだりするのに時間がかかってしまうと、子どもたちへの対応が遅れてしまうかもしれません。そのため、脱ぎやすく履きやすいものが望ましいでしょう。


上履きにはさまざまな種類がありますが、スリッポンタイプやナースシューズ、バレーシューズなどのやわらかい素材で着脱しやすいものを選ぶ方が多いようです。また、長時間履いていても疲れにくいものを選ぶといいかもしれません。


外履きや上履きの購入を検討する場合は、エプロンと同様に園指定のものがないかどうかを事前に確認するようにしましょう。



保育士として必要なもの:名札

名札から子どもたちとのコミュニケーションにつながるかもしれないため、保育士として働くうえで必要となります。


名札は、自分の名前を子どもたちに覚えてもらうことはもちろん、園の職員や保護者の方々にも、名前や顔を覚えてもらうのに役立つ重要なアイテムです。保育学生さんが行う園見学や実習、新卒保育士としての出勤初日、運動会や遠足などあらゆるシチュエーションで活用できそうですね。


保育学生さんが通う学校によっては、事前に手作りの名札を作ることもあるようなので、見やすい字で名前を書いたり、キャラクターを縫いつけてみたりと、子どもたちが興味を持つような名札に仕上げてみましょう。


名札は基本的エプロンにつけますが、子どもたちにけがをさせないように、安全ピンではなくエプロンに直接縫いつける、もしくはスナップボタンやマジックテープで固定するといいかもしれません。


関連記事:「保育士の手作り名札の作り方。フェルトや型紙を使って簡単に作れるアイデア/就活バンク」



保育士として必要なもの:帽子

保育士さんは子どもたちと外で遊ぶ機会も多く、特に夏場などの日差しが強い日は、熱中症対策や紫外線対策のためにも、帽子も必要になります。


日常保育では、お散歩や外遊びで帽子が必要になるかもしれません。運動会や遠足などの行事では、事前準備や当日は外にいる時間が長かったり、体を動かしたりして汗をかくこともあるでしょう。


帽子はやわらかい生地のものや頭に熱がこもりにくい生地のものがありますが、保育士さんはつばが広いタイプの帽子を選ぶと、熱中症や紫外線対策になっていいかもしれません。
また、帽子には薄い生地から厚い生地までさまざまあるので、季節に合わせて帽子を用意しておくといいでしょう。


関連記事:「保育士の帽子の選び方や種類。日よけ、日焼け対策に適した帽子とは/就活バンク」



保育士として必要なもの:文房具

文房具も保育士さんとして働くときに必要になるものの一つといえます。


保育士さんは日々の業務の中で、保育日誌や連絡帳など、子どもの様子や保育活動の様子を記録して、まとめることが多いようです。


保育学生さんは保育実習や新人研修での気づきや学び、入職前の園見学では園の様子や環境などを記録するため、メモをとることがあるのではないでしょうか。新卒保育士さんも一日の目標や活動の流れ、今日の振り返りなどを記録することがあるかもしれません。


このようなことをふまえ、小さなメモ帳や筆記用具を持参しておくと、時間が空いたときにメモに残すことができたり、記録することで振り返りができるでしょう。
文房具はエプロンに入る程度のコンパクトなメモ帳や筆記用具を選ぶと、持ち運びがしやすくなりそうですね。



保育士として必要なもの:ハンカチ・ティッシュ

保育士としてハンカチやティッシュも常備しておくと、子どもたちの顔や手が汚れてしまったときもすぐに対応できそうですね。


たとえば、食事中に子どもたちがごはんを床に落としてしまったり、製作の時間にテーブルを汚してしまったりしたときも、ハンカチやティッシュを持参しておくことで周囲を拭くことができます。


また、遠足やお泊り保育などの行事やイベントでは、子どもたちがお弁当のおかずをこぼしたり、転んで手が汚れたりしたときもすぐに対応できるでしょう。遠足でティッシュを持っていく場合は、かさばらないようにポケットティッシュやウェットティッシュにすると、持ち運びがしやすくなりそうですね。



保育士として必要なもの:着替え

保育士として働く中で屋内外問わずに走り回ることがあるため、着替えが必要になります。


着替えがあると、汚れてしまったり、汗をかいたりしたときに便利です。特に運動会のような動き回ることが多い行事やイベントでは、汗をかきやすいため匂いが気になる方もいるかもしれません。着替えを用意していれば、空いている時間にすぐ着ることができるでしょう。


さらに、日常保育で服が汚れてしまった場合もすぐに着替えることができます。急な寒暖差にも対応するため、夏はTシャツ、冬は厚手のトレーナーなど、季節ごとに1着はストックしておくといいかもしれません。


関連記事:「保育実習前に必要な準備とは。実習先の下調べや持ち物、事前練習など/就活バンク」



用意しておくと役に立つ持ち物・ネタ

折り紙を折っている様子

Africa Studio/shutterstock.com


最後に、保育士さんとして持っていると役に立つアイテムを紹介します。



大きめのバッグ


保育士さんは荷物が多くなりがちなため、荷物を1つに集約させられる大きめなバッグを持っていると便利かもしれません。


たとえば、リュックやトートバッグなどいろいろなものを入れられる大きめなバッグを持っていると、通勤時の移動が楽になりそうです。リュックの場合は、背負ったときに両手をあけることができるでしょう。



遊びのネタ・アイデア


手遊び歌や流行っているキャラクターのものまね、折り紙製作のアイデアなど遊びのネタを多く持っていると、保育実習や入職後に子どもたちとの遊びの輪が増えたり、より自分のことを知ってもらえたりするかもしれません。


また、すでに子どもたちが知っているネタやアイデアであっても、アレンジすることで新しい遊びに変わることもあるでしょう。手遊び歌や製作などのアイデアは、テレビやインターネット、書籍などで情報収集をしてみると見つけられそうです。


関連記事:「手遊びがもたらす効果は?実習や新卒時に活用できる子どもと楽しめるネタ/就活バンク」


関連記事:「新卒保育士として働く前に準備しておくこと。持ち物や心構え、就職準備金について【保育士の就活ガイド】/就活バンク」



保育学生さんは保育士として必要なものをきちんと把握しておこう

今回は、保育士さんとして働くうえで必要になるものについてくわしく紹介しました。


保育士さんの持ち物としては、エプロン、外履きや上履き、名札、筆記用具などさまざまあります。園によって規定のあるものや貸与されるものもあるため、事前にきちんと確認しておくことが大切です。


保育学生さんは保育実習や新人研修の時期と、運動会や遠足といった行事と重なることがあるかもしれないので、状況に応じて必要なものを準備しておきましょう。保育士さんに必要なものをきちんと把握することで、実習初日や出勤初日も焦らず迎えられそうですね。

これから就活をはじめる方はこちら 就活ガイド 保育士バンク!新卒に就職相談してみる