新卒保育士として働き始めたことを機に、心機一転髪色を変えたいと考える方もいるでしょう。どんな色味やトーンなら問題ないのか園の規定やボーダーラインを把握しておき、社会人としておしゃれを楽しみたいですよね。今回は、保育士の髪色について、グラデーションやインナーカラーをするときのポイントなどを紹介します。
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■目次
保育士の髪色事情を知ろう
就活中は髪色を暗くしていたという新卒保育士さんも、社会人になったことを機におしゃれなヘアカラーを楽しみたいですよね。しかし、どの程度まで染めてもよいのか気になるかもしれません。
保育士の髪色については、園によって認識が異なるようです。
髪色自由という場合もあれば基本的に黒髪が望ましいという規定がある場合などさまざまでしょう。
また、トーンや色味について明確な決まりがないといったケースもあるため、判断に困ってしまうかもしれません。
そこで今回は、保育士の髪色事情についてくわしく解説します。 髪の明るさやインナーカラー、アッシュ、グラデーションといったヘアカラーに挑戦するときのポイントについて見ていきましょう。
保育士が髪色を変える前に確認しておきたいこと
先述したように、園によって保育士の髪色についての考え方は異なります。そのため、髪色を変える前に、2つのポイントを確認しておきましょう。
髪色に関する園の規定
自身が勤める園で髪色に関する規定があるのか確認しましょう。
たとえば、「男女問わず、基本的に全員黒髪が望ましい」と決められている場合は、規定に従って黒髪にすることが大切です。
最近では、髪型・髪色自由という園も増えつつあるようですが、指定がないからといって何色でもよいというわけではありません。
そのため、園長先生や主任保育士さんなどに以下の内容を詳細に尋ねておきましょう。
- 髪色に関する規定はあるのか
- 規定がない場合でも、どの程度のトーンなら問題ないのか
- 規定がない場合でも、アッシュやインナーカラーなどの色味は問題ないか
もしチャレンジしたい髪色がある場合は、イメージ写真を見せて問題なさそうか確認してみるのもよいかもしれません。
先輩保育士さんや職員さんの髪色
髪色自由、あるいはある程度のヘアカラーは問題ないことが確認できたら、先輩保育士さんやいっしょに働く職員さんの髪色をチェックしておきましょう。
髪色自由という園であっても、髪を染めている職員さんが少ない環境で1人だけトーンが明るいと、園の雰囲気から浮いてしまうかもしれません。
そのため、先輩保育士さんや職員さんの髪色を見たうえで、どのくらいの色味や明るさであれば問題なさそうなのかボーダーラインを把握するとよいでしょう。
また、入職する前に髪色を把握したい保育学生さんは、園見学や実習に参加したときに職員さんの様子を確認しておくとよいですね。
【明るさ・トーン編】保育士の髪色これならOK?
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新卒保育士さんが髪色を変える際に意識したいポイントの一つが明るさやトーンです。
たとえば、髪をブラウンに染めたとしても、トーンによって黒っぽく見えたりはっきりと茶色に見えたりと印象が異なります。
暗めのトーンで染めたとしても光の当たり方によって明るく見えることもあるため、一概にどのトーンならよいとは言えないでしょう。
また、髪色は肌の色や目の色によって印象が変わると言われています。これらは一人ひとり違うため、同じトーンにしていたとしても人によって雰囲気が異なるでしょう。
そのため、園の規定を確認したうえで、美容師さんと相談して自分に合ったトーンを選ぶとよいですね。
【ヘアカラー編】保育士の髪色これならOK?
新卒保育士さんが髪色を変えるうえで、インナーカラーやアッシュ、グラデーションといったヘアカラーの種類も重要なポイントになります。
インナーカラー
そもそもインナーカラーとは、髪の内側部分だけ明るさのトーンや色味を変えてアクセントをつけるデザインカラーのことです。耳の上や襟足など、アップスタイルにしたときに見える場所に入れるのが定番のようです。
髪色に関する規定がない場合は、インナーカラーを入れてさりげないイメージチェンジを楽しむのもよいかもしれません。
ただし、赤やオレンジなど明るい色味にすると、髪の内側とはいえ派手に見えてしまうことがあるかもしれません。インナーカラーをする場合は、黒髪や暗めの色味と相性がよいアッシュグレーやグレージュカラーなど、落ち着いた色味を選ぶとよいでしょう。
グラデーションカラー
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グラデーションカラーは、髪の根元を暗めの色にし、毛先に向けて徐々に髪色が明るくなるように染めるデザインカラーです。髪の毛全体をグラデーションにすることで、一つの色が少しずつ明るいトーンに変化しているような仕上がりになります。
暗めの色でグラデーションにした場合、染めたての頃は落ち着いた印象になりますが、時間が経つと色が抜けてしまうため毛先が明るく見えてしまう可能性があります。
毛先を切ってしまえば目立たなくなりますが、定期的に美容室に通う必要があるかもしれません。グラデーションカラーに挑戦したい場合は、色落ちしたことを想定して色味やトーンを選ぶとよいですね。
アッシュ系カラー
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トレンドのアッシュカラーは、直訳すると灰という意味を持ち、くすみがかったグレーのような色を基調としています。透明感のある仕上がりとなり、色が抜けたときの赤みや黄みを抑えられるカラーとして人気のようです。
アッシュ系のカラーは青紫色を基本としているため、暗めのトーンで染めれば控えめな印象を与えられそうです。髪色自由の園であれば、アッシュブラウンやアッシュベージュなどさまざまなヘアカラーを楽しむのもよいですね。
ただし、髪全体にブリーチをしてしまうと色が抜けるのが早くなり、かつ明るい髪色になってしまうため避けるのがベターでしょう。
ハイライトカラー
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ハイライトカラーは、髪の毛の表面に部分的にブリーチをして色を入れるデザインカラーです。
顔周りに入れることでやや明るい印象にできたり、全体を染めなくても髪の毛に動きを出すことができたりします。単色カラーをするよりも自然でマイルドな仕上がりになるのも特徴です。
ただし、ハイライトの色を明るくしすぎたり表面にたくさん入れたりすると派手になってしまいます。そのため、規定の確認や園長先生などにイメージを事前に見せたうえで、美容師さんと相談しながらベースに近い色を選び、細い束で入れてもらうようにすればナチュラルな仕上がりとなるでしょう。
保育士の髪色は、園の規定や職場の雰囲気を確認したうえで決めよう
今回は、保育士の髪色について、アッシュやハイライトカラーにするときのポイントや、染める前に確認しておきたいポイントについて紹介しました。
グラデーションやインナーカラーなどは、色味やトーンをきちんと選べば落ち着いた印象でもおしゃれに仕上げることができます。髪色自由という園の場合はデザインカラーに挑戦してみるのもよいかもしれません。
しかし、まず園の決まりを確認したうえで、先輩保育士さんの髪色事情を把握することが大切です。新卒保育士さんは、園や職員さんの雰囲気を見たうえでどんな色やトーンにするのか決めるとよいですね。
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