【バスレク12選】保育園や幼稚園で盛り上がるアイデア。ゲームやクイズなど

保育園や幼稚園の遠足などに役立つバスレク。移動中も子どもたちが楽しく過ごせるように、さまざまなアイデアを知りたい学生さんや、新任の先生も多いのではないでしょうか。今回は、ゲームやクイズなど、年少から年長クラスまで盛り上がるアイデアを紹介します。また、バスレクを行うときのポイントもまとめました。

遠足ではしゃぐ子ども

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保育園や幼稚園でバスレクを行うねらい

バスに乗っている時間も、退屈せずに楽しめるバスレク。子どもたちの負担を減らすためにも、長時間の移動があるときはバスレクを行いたいですよね。

まずは、そんなバスレクのねらいについて具体的に解説していきます。

移動中も楽しく過ごせる

長い時間バスに乗っていると、移動に飽きてストレスを感じてしまったり、同じ姿勢でい続けることで、バス酔いをしてしまったりする子どもが出てくることが考えられます。

バス内でゲームやクイズを行えば、子どもたちの気分転換やストレス解消につなげられそうですね。

目的地への期待を高められる

バスレクには目的地への期待を高めたり、想像をふくらませたりするねらいもあります。

動物園へ行くときはコアラの出る手遊びを行うなど、目的地と関連したバスレクを取り入れることで、子どもたちが「早く本物を見たい」と期待感をもてるようになるでしょう。

【クイズ】保育園や幼稚園のバスレクのアイデア

ここでは、保育園や幼稚園のバスレクで使えるクイズのアイデアを紹介します。

わたしはだれでしょうクイズ:【4~5歳】

封筒の中に「ひまわり」や「ハサミ」など好きな単語を書いたメモを入れ、学生さんや新任の先生がクジのようにメモを引き、子どもたちに単語を当ててもらうゲームです。

ひまわりの場合は「背が高いから皆を見守っているよ」など難しいヒントから出していき、少しずつ簡単にしていくと盛り上がるかもしれません。

子ども同士でチームを組み、どのグループが一番早く正解を当てられるのか、チーム戦にしてみても楽しそうです。

バスの中でのお約束マルバツクイズ:【3~5歳】

学生さんや新任の先生がバスの中でのお約束に関する問題を出し、子どもたちにマルかバツかを手で大きく示してもらうゲームです。

遠足の前日までにバスの中での過ごし方について説明しておき、バスに乗ってから再度「バスが走っているときに立ち歩いてもいい?」「窓から手や顔を出してもいい?」など聞くことで、ルールを再確認できるでしょう。

「動物園に着いたら一人で行動してもいい?」など、内容を目的地に着いてからのお約束に変えてみてもよさそうです。

動物のしっぽクイズ:【4~5歳】

用意するもの

  • 正方形の画用紙4枚
  • 好きな色のペン
  • ハサミ
  • ノリ

ポイント

画用紙に動物のしっぽを描き、どのような動物かを当てるゲームです。トラや豚など、特徴的なしっぽを持っている動物を選ぶことで、子どもたちは正解を当てやすくなるでしょう。

動画では18cm×18cmの画用紙で作っていますが、バスレクでは後ろの子どもたちもしっかり見えるように大きめの画用紙で作ったほうがよさそうです。

また、遠足の前日までには完成させておき、上手にめくれるか、しっぽの形や色はわかりやすいかなどを確認しておきましょう。

【なぞなぞ】保育園や幼稚園のバスレクのアイデア

続いて、年少クラスから年長クラスまで楽しめる、なぞなぞのアイデアをまとめました。

3歳児向けなぞなぞ

年少クラスの子どもには、身近なものや動物、目的地に関するなぞなぞを出しましょう。

「首の長い動物はなにかな?」「遠足のとき、ごはんが入っているものはなんだ?」など、見た目に関連していたり、特徴を捉えたりしている問題を作るとよいですね。

答えがわかった子どもはすぐに正解を言ってしまうことが考えられるため、全員が平等に答えられるように「皆で正解を言ってみよう」など、その場に応じた声かけを行いましょう。

4歳児向けなぞなぞ

年中クラスの子どもは、少し頭を使うなぞなぞが理解できるようになる時期と言われています。

「クリはクリでも食べられないクリは?」の場合、答えが「しゃっくり」であるように、質問と答えに同じ単語が使われている問題を選ぶとよいかもしれません。

ルールを守れるようになる子どもも出てくるため、「分かった子は手を挙げて、名前を呼ばれたら答えましょう」など、決まりを作ってみてもよいでしょう。

関連記事:【動画】バスレクで使える4歳児向けのなぞなぞをご紹介/保育士バンク!

5歳児向けなぞなぞ

年長クラスになると、比較的難しいなぞなぞでも楽しめるでしょう。

「れいぞうこの中にいる動物は?」の場合、答えが「ぞう」であるように、少しひねった問題も理解できるかもしれません。

単語の中から新しい単語を見つけたり、反対から読んだりするなど、さまざまな仕掛けがあるなぞなぞを出してみましょう。

関連記事:【動画】バスレクで使える5歳児向けのなぞなぞをやってみよう/保育士バンク!

【ゲーム】保育園や幼稚園のバスレクのアイデア

クイズを楽しむ子ども

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次に、保育園や幼稚園のバスレクで盛り上がるゲームのアイデアを紹介します。

みんなで遠足準備:【3~5歳】

クレヨンやティッシュなどさまざまなものを挙げ、遠足に持っていくものを言ったときは手を2回叩き、持っていかないものを言ったときは手を叩かないというゲームです。

遠足で水族館に行くときは水族館にいそうな魚を言ったり、動物園に行くときは動物園にいそうな動物を挙げていったりするなど、アレンジすることもできるでしょう。

また、スケッチブックに動物や魚の絵を描き、子どもたちに見せながらゲームを行えば、「早く本物に会いたい」と思うかもしれませんね。

おいしいおにぎりくださいな:【3~5歳】

食べられるおにぎりの具と、食べられないおにぎりの具を子どもたちに当ててもらうゲームです。

梅干しや折り紙などさまざまなものを挙げていき、食べられる具材は「おいしい!」と言って頬に手を当て、食べられない具材は「食べられない!」と言って手でバツを作りましょう。

手をたたきながらリズムに乗ったり、時には「カレー」など、食べられるけれどおにぎりの具材にはないものを言ったりしても盛り上がるかもしれません。

関連記事:【動画】3歳児から5歳児向け、バスレクで使える「おいしいおにぎりくださいな」ゲーム/保育士バンク!

連想ゲーム:【4~5歳】

単語を言ったら、そこから連想できるものを次々と挙げていくゲームです。

例えば最初にりんごと言った場合、「りんごと言えば果物」と連想できるものを挙げ、次は「果物と言えば~」とリレーのようにつなげていきます。

リズムに乗ってゲームを進めたり、子どもたちが全員つなげられるようにチャレンジしたりと、アレンジしてみてもよいですね。

【手遊び】保育園や幼稚園のバスレクのアイデア

最後に、保育園や幼稚園で取り入れやすい手遊びのバスレクのアイデアを紹介しましょう。

のぼるよコアラ

遠足で動物園へ行くときに、ぴったりの手遊び歌です。

徐々に歌うスピードを早くしていったり、スケッチブックにコアラの絵を描いたりすれば、より盛り上がるかもしれません。

バスごっこ

横を向いたり、となりに座っている人とくっついたり、バスに座りながらでもできる手遊びです。

いろいろな友だちとスキンシップを取る機会になるうえに、軽く体を動かせるので気分転換にもなるかもしれません。

しかし、盛り上がりすぎて席を立ったり、シートから体を乗り出したりすることも考えられるため、「バスの中のお約束は守ろうね」など事前に声かけしておくことが大切です。

おべんとうバス

歌の中に「いちご」や「ごぼう」など、たくさんのお弁当の具材が登場する手遊びです。

手遊びを行いながら、子どもたちは「今日のお弁当はなにかな」と期待をふくらませられるかもしれません。

子どもたちに好きな食材を聞き、歌の中に入れてアレンジしてみてもよさそうですね。

関連記事:【動画】手遊び おべんとうバス/保育士バンク!

保育園や幼稚園でバスレクを行うときのポイント

ここでは、保育園や幼稚園でバスレクを行うときに、気をつけるポイントについてまとめました。

バスの中でのルールを話しておく

バスレクで盛り上がりすぎて立ち上がったり、途中で窓の外に気を取られ、顔や手を出したりする子どもが出てくるかもしれません。

ルールを守らないとケガをしてしまう可能性があるので、出発前にしっかり話しておくことが大切です。

道具を使う場合は、子どもたちに見えるよう大きめに作る

バスの中で道具を使ったバスレクを行うときは、後ろの席の子どもにも見えるように、大きめのものを作りましょう。

スケッチブックに大きく絵を描いたり、画用紙に太いマジックで文字を書いたりすると見えやすいかもしれません。

子どもたちの様子をしっかり観察する

バスの中では見通しが悪く、子どもたち一人ひとりの様子が見づらくなる可能性があります。

学生さんや新任の先生は、バスが止まっているときに席をそれぞれ見て回るなど、バスレクだけに集中せず、子どもたちが体調を崩していないかなどしっかり確認しましょう。

保育園や幼稚園のバスレクに、ゲームやクイズなど盛り上がる内容を取り入れよう

今回は、幼稚園や保育園で盛り上がるバスレクを紹介しました。

バスレクには子どものストレスを減らしたり、目的地への期待を高めたりする役割があるので、長時間のバス移動があるときは取り入れてみましょう。

しかし子どもの安全を守るためにも、窓から手や顔を出さないなど、バスのルールを守りつつ行うことが大切です。

年少クラスから年長クラスまで使えるゲームやクイズを覚え、遠足の移動時などに役立ててみてくださいね。

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