さまざまな理由で保育園の面接を辞退してしまったけれど、再応募したい保育学生さんもいるかもしれません。悔いのない就活を行うために、もう一度選考を受けられるのであれば挑戦しておきたいですね。今回は、面接を辞退した園に再応募できるのかについて紹介します。あわせて、お願いするときのメール・電話の例文もまとめました。
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■目次
面接を辞退した保育園に再応募できる?
面接の予定があったけれど、他の園の選考とかぶったり第一志望の園に内定をもらったりして、やむを得ず辞退した保育学生さんもいるかもしれません。
しかしその後、入職予定の園と合わない部分が出てきたなどの理由で、一度面接を辞退した園に再応募したい場合もあるでしょう。
「辞退したのに再応募できるの?」と疑問や不安を抱く方もいるかもしれませんが、園の方針や状況によっては受け付けてくれる可能性もありそうです。
保育学生さんはここで紹介する内容を参考に、面接を辞退した保育園に適切な方法で再応募できるようになりましょう!
面接を辞退した保育園に再応募する方法
まずは、面接を辞退した保育園に再応募するときは、どうすればよいのかについて紹介します。
理由を正直に伝える
面接を辞退した保育園に再応募するときは、理由を正直に伝えることを心掛けましょう。
そもそもなぜ辞退したのか、なぜ再応募をしたのかなど園が疑念を抱くポイントを事前に考えて、こちらから理由を伝えることが大切です。
例えば、上京を考えている方が都心の園を受けたものの、両親が1人暮らしに賛成してくれず辞退してしまった場合は「上京をする予定でしたが、両親が1人暮らしに反対した関係で辞退した。」と説明するとよいでしょう。
また、採用担当者は「辞退した理由が現時点で解消されているのか」を確認することも考えられます。
そのため、上記の場合は「後に両親が1人暮らしに同意してくれた関係で再応募した。」などと添えるとよいかもしれませんね。
お詫びの気持ちや熱意をしっかり伝える
お詫びの気持ちや熱意をしっかり伝えることも、面接を辞退した保育園に再応募する方法として挙げられます。
一度辞退したことに対する謝罪の気持ちや後悔の念、どうしても入職したい思いなどを自分の言葉で伝えましょう。
まっすぐな姿勢で臨めば採用担当者の心が動かされ、再応募を承諾してくれるかもしれませんね。
【ケース別】面接を辞退した保育園に再応募をお願いするときの例文
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ここからは、辞退した保育園に再応募をお願いするときの例文を、メールの場合と電話の場合に分けてまとめました。
メールの場合
エントリーの期限まで時間があるときは、メールで再応募をお願いするとよいでしょう。
メールであれば採用担当者は自分のタイミングで確認できるので、相手の時間を奪ってしまうことを防げるかもしれません。
以下は、採用担当者に送るメールの例文です。
件名:面接再応募のお願い【〇〇大学□□学部 △△】
●●保育園 ▲▲様
お世話になっております、○○大学の△△です。
先日、面接を辞退いたしましたが、誠に勝手ながら再度選考のご応募をしたく思いご連絡いたしました。
面接を辞退した理由は他の園から内定を頂いたためでした。
しかし、その園の研修に行ったところギャップを感じ、自身に合う保育観や働き方を考えるほど、「やはり貴園に貢献したい」「貴園で保育を行いたい」という気持ちが強くなりました。
一度辞退したにもかかわらず、このようなお願いをしてしまい申し訳ございません。
誠に勝手でありますし、恥ずべき行為であることを重々承知しております。
しかし、どうしても貴園で働くことを諦めきれないため、改めて選考を受けさせていただけないでしょうか。
お忙しい中大変恐れ入りますが、どうかご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
————————————————————————
△△(自身の氏名)
郵便番号
住所:
電話番号:
e-mailアドレス:
————————————————————————
「他の園から内定を頂いたため」という辞退の理由や、「貴園の保育観や働き方が自分に合っていることに気づいた」のように、再応募した理由を明確に記載しています。
「どうしても貴園で働くことを諦めきれない」などと熱意も添えれば、採用担当者は「もう一度会ってみよう」と思ってくれるかもしれませんね。
電話の場合
数日待ってもメールの返信がないときや、エントリーの期限が迫っている場合などは電話でお願いしてみるとよさそうです。
以下に、電話で再応募をする場合の例文を紹介します。
お世話になっております、○○大学□□学部の△△と申します。
恐れ入りますが、▲▲様はいらっしゃいますでしょうか。
(取り次いでもらう)
お世話になっております。○○大学□□学部の△△と申します。
今、少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか。
先日、面接を辞退いたしましたが、誠に勝手ながら再度選考のご応募をしたく思いご連絡いたしました。
面接を辞退した理由は、他の園から内定を頂いたためでしたが、その後も自身に合う保育観や働き方を考えるほど、「貴園に貢献したい」「貴園で保育を行いたい」という気持ちが強くなりました。
一度辞退したにもかかわらず、このようなお願いをしてしまって大変申し訳ございません。
しかし、どうしても貴園で働くことを諦めきれないため、改めて選考を受けさせていただけないでしょうか。
電話をかけるときに緊張してしまう保育学生さんは、事前に話したい内容をメモに取っておくとスムーズに伝えられるかもしれません。
また、採用担当者が不在のときは戻る時間を聞いたり、エントリーの期限が迫っているときはどうしても直接話したい旨を添えて、相手に伝言をお願いしたりするとよいでしょう。
面接を辞退した保育園に再応募をするときの注意点
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最後は、辞退した保育園に再応募をするときの注意点をまとめました。
誠実な方法で辞退をしていない場合は避ける
誠実な方法で辞退をしていない場合は、再応募をすることは避けるようにしましょう。
面接を無断欠席したり、「面接を辞退します」と雑にメールを送ったりしたなど、適当に対応をした保育学生さんは再応募を受け付けてもらえない可能性が高そうです。
そのため、誠実な方法で辞退をしていない保育学生さんは、気持ちを新たに他の園にエントリーしたほうがよいでしょう。
承諾してくれたときは感謝の気持ちを述べる
採用担当者が快く承諾してくれたときは、感謝の気持ちを述べることもポイントとして挙げられそうです。
「再度面接のご機会をくださり、ありがとうございます。心より感謝いたします。」のように、メールや電話でしっかり伝えるようにしましょう。
また、当日も面接の冒頭にお礼を述べれば、感謝の気持ちがさらに採用担当者に伝わるかもしれません。
連絡しづらい場合は就職・転職エージェントを活用する
どうしても連絡をしづらい保育学生さんは、就職・転職エージェントを活用してみるのも一つの手です。
就職・転職エージェントを利用すれば、アドバイザーが代わりに採用担当者と連絡を取ってくれるので、自分でやり取りをするよりもスムーズに再応募できるかもしれません。
迷っている間に園の採用活動が終わってしまうことも考えられるので、再応募をする勇気が出ない方は、就職・転職エージェントの登録を検討してみましょう。
面接を辞退した園に再応募をする方法を押さえ、悔いのない就活をしよう!
今回は、面接を辞退した保育園に再応募をする方法について紹介しました。
「辞退したのに再応募できるの?」と思う保育学生さんもいるかもしれませんが、園によっては受け付けてくれる場合もありそうです。
再応募をしたい方は理由を正直に説明したり熱意を伝えたりして、採用担当者に真摯な態度でお願いしてみるとよいでしょう。
保育学生さんはここで紹介したメールや電話の例文などを参考に、辞退してしまった園にもう一度チャレンジしてみてくださいね!
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