ハロウィンの製作アイデアが浮かばない、保育学生さんや新卒保育士さんも多いでしょう。簡単な作り方を覚え、10月の実習や保育に活かせたらよいですね。今回は、子どもといっしょに楽しめる、おばけやかぼちゃなどハロウィンの製作アイデアを15個紹介します。また、取り入れるときの注意点もくわしくまとめました。
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■目次
保育園で子どもがよろこぶハロウィンの製作遊びをしよう!
コウモリやおばけなどの装飾を飾り、お菓子をもらったりゲームを行ったりして楽しむハロウィン。
ハロウィンをモチーフにした製作を行えば、子どもが季節感を味わったりハロウィンについて知ったりできるため、10月になるとハロウィンの製作遊びを計画する園も多いようです。
保育学生さんや新卒保育士さんは行事が盛り上がるようなアイデアを覚えて、実習や保育に取り入れたいですね。
ここでは、紙コップなどの入れ物や画用紙を使った、子どもによろこばれるようなアイデアをくわしく見ていきましょう。
ハロウィンの製作のアイデア:おもちゃ・小物
まずは、ハロウィンに役立つおもちゃや小物の製作のアイデアを紹介します。
紙コップのおばけ
用意するもの
- オレンジ色と黄色の画用紙 1枚
- 展開した紙コップ 2個
- クレヨン
- のり
- はさみ
ポイント
紙コップのおばけを作るときは、子どもが色を自由に選べるように色画用紙を数種類用意しておきましょう。
紙コップを展開する部分は保育学生さんや新卒保育士さんが事前に行っておくと、製作がスムーズに進むかもしれません。
(詳しい作り方はこちら)
かぼちゃの輪投げ
用意するもの
- トイレットペーパーの芯 数個
- オレンジ色の画用紙 数枚
- 水性ペンやクレヨン
- 折り紙
- モール
- のり
- はさみ
ポイント
あらかじめ画用紙をトイレットペーパーの芯にあわせてカットしておくと、子どもが貼り合わせやすくなるかもしれません。
芯のふちに等間隔で切り込みを入れる作業は、4歳児や5歳児であれば行えそうですが、保育学生さんや新卒保育士さんは近くでしっかり見守ることが大切です。
また、子どもがモールでケガをしないように、あらかじめ切り口にビニールテープを巻いておきましょう。
(詳しい作り方はこちら)
ハロウィンパペット
用意するもの
- 厚口の画用紙
- 白色、赤色、オレンジ色、黄色の画用紙 1枚
- 水性ペンやクレヨン
- のり
- はさみ
ポイント
3歳児クラスでは、保育学生さんや新卒保育士さんが画用紙をおばけなどの形に切っておけば、子どもたちが簡単に楽しく製作できるかもしれません。
おばけの目や紙のベルトなどを事前にたくさん用意しておくと、スムーズに製作が進むでしょう。
1歳児や2歳児の乳児クラスでは、ハロウィンパペットを使って劇を行うと盛り上がるかもしれませんね。
(詳しい作り方はこちら)
紙皿のおばけ(0:40~0:49)
用意するもの
- 紙皿 1枚
- ペン
- テープ
- はさみ
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが代わりに紙皿を切るなどの援助をすれば、2歳児頃から取り入れられそうです。
4歳児や5歳児クラスで行うときは、折り紙やリボンなどを用意して自由に装飾するとより楽しめるかもしれませんね。
ハロウィンの製作のアイデア:仮装
続いて、ハロウィンに取り入れられそうな仮装のアイデアをまとめました。
紙皿で作るジャック・オー・ランタンのお面
用意するもの
- 紙皿 1枚
- 黒色の画用紙 1枚
- 絵の具
- ゴムひも
- パンチ
- カッター
- のり
- はさみ
作り方
1.紙皿をオレンジ色の絵の具で塗ります。
2.ジャック・オー・ランタンの目の形になるように、紙皿をカッターで切り取ります。
3.黒色の画用紙をジャック・オー・ランタンの口の形に切り、紙皿に貼ります。
4.パンチで紙皿の左右に穴をあけ、ゴムひもを通してできあがりです。
ポイント
紙皿の目の部分にカッターで穴を開ける作業は、保育学生さんや新卒保育士さんが事前に行っておきましょう。
同じ要領でコウモリや魔女のお面を製作してみれば、保育園のハロウィンパーティーがより盛り上がりそうですね。
また、0歳児や1歳児クラスで取り入れたいときは、子どもが紙皿にタンポで模様をつけたものを使って、保育学生さんや新卒保育士さんがお面を作るとよいかもしれません。
関連動画:紙皿を使って恐竜のお面を作ってみよう/保育士バンク!
魔女の帽子とマント
用意するもの
<帽子>
- 黒い画用紙 6枚
- 25cmの紐
- 8cmの紐
- クレヨン
- テープ
- はさみ
<マント>
- 黒いごみ袋 1枚
- テープ
- リボン
- ストロー
- はさみ
ポイント
魔女の帽子とマントの製作は難易度が高いかもしれません。そのため、保育に取り入れる場合は保育学生さんや新卒保育士さんがあらかじめ作っておき、子どもたちが自由に飾りつけを行うとよいでしょう。
子どもの身体に合わせて画用紙やごみ袋のサイズを変えるなど工夫することがポイントです。
保育学生さんや新卒保育士さんが身につけてみれば、ハロウィンパーティーがさらに盛り上がるかもしれませんね。
(詳しい作り方はこちら)
かぼちゃの帽子
用意するもの
- オレンジ色の画用紙 2枚
- 黒色の画用紙 1枚
- 輪ゴム 1個
- ホチキス
- のり
- はさみ
ポイント
新卒保育士さんや保育学生さんが近くで教えるなど、援助をすれば3歳児クラスから取り入れられそうな製作です。
画用紙でおばけやかぼちゃの飾りを作り、自由に貼りつけてみても楽しめるでしょう。(詳しい作り方はこちら)
関連動画:一度に大量に作れる飾り♪ハロウィンのスタンプ/保育士バンク!
かぼちゃのお面
用意するもの
- オレンジ色の画用紙 1枚
- ゴムひも 40cm
- ペン
- パンチ
- はさみ
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが「ここを折るんだよ」などと声かけすれば、3歳児くらいから取り入れられるかもしれません。
パンチで穴をあけたりゴムひもを結んだりする工程は、必要に応じて援助を行いましょう。
0歳児や1歳児、2歳児クラスで行う場合は、子どもがタンポで画用紙に模様づけを行い、保育学生さんや新卒保育士さんがお面を組み立てるとよいかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
キャンディバック
用意するもの
- オレンジ色の画用紙 1枚
- 黒色の画用紙 1枚
- 紙コップ 2個
- テープ
- のり
- はさみ
ポイント
ゆっくりと手順を説明したり、保育学生さんや新卒保育士さんが近くでサポートしたりするなどの援助があれば、3歳児頃から行えそうな製作です。
ハロウィン当日は、キャンディバックにおやつを詰めて配ってみると盛り上がるかもしれません。
また、小物を整頓する入れ物としても便利なので、保育室や家庭で使ってみてもよいでしょう。
ハロウィンの製作のアイデア:装飾
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ここからは、保育室に飾れるような装飾のアイデアを紹介します。
かぼちゃのカップ
用意するもの
- 透明なプラスチックのコップ
- シュリンクシート
- たこ糸
- 黒色の折り紙 1枚
- コンパス
- ペン
- きり
- のり
- はさみ
ポイント
シュリンクシートを使えば、ハロウィンのキャラクターたちを立体的に製作することができるでしょう。遠くから見ても目立つように、濃い色のペンで色をつけるとよいかもしれません。
怖い表情や愉快な表情のおばけを製作すると、保育室が楽しい雰囲気になりそうです。(詳しい作り方はこちら)
ハロウィンモビール
用意するもの
- 好きな色の画用紙 数枚
- カラーセロハン
- ストロー
- たこ糸
ポイント
ハロウィンのキャラクターは、大きさが揃うように作るとバランスが取りやすいかもしれません。
セロハンを貼るときは、しわが寄らないように気をつけると仕上がりがきれいに見えるでしょう。
立体的に仕上げたいときは、画用紙を重ねて貼ったりビーズなどで飾ったりしてみてもよさそうですね。(詳しい作り方はこちら)
ジャック・オー・ランタン
用意するもの
- 半紙 5枚程度
- 接着剤
- 絵の具
- コップ
- 風船
- ビニール手袋
- 粘着テープ
- 水
- はさみ
ポイント
ジャック・オー・ランタンを製作する場合は、床やテーブルが汚れないように新聞紙やビニールシートなどを敷いて行いましょう。
接着剤を外側に塗るので、子どもたちが使わない職員室などで行うと安心かもしれません。
保育室に飾ればハロウィンの雰囲気が出るため、当日は保育室の端や窓際に置くとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
コウモリやクモの切り絵
用意するもの
- 黒、グレーの折り紙 数枚
- 白色の色鉛筆
- 鉛筆
- はさみ
ポイント
保育学生さんや新卒保育士さんが鉛筆で線を引いておけば、4歳児や5歳児クラスで取り入れられそうな工作です。
10月になったら保育室の壁面にたくさん飾り、季節感を味わえるとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
ハロウィンの壁面飾り
用意するもの
- オレンジ色の画用紙 2枚
- 黒色の画用紙 1枚
- たこ糸
- はさみ
ポイント
画用紙をこまかく折る作業は子どもには難しいため、保育学生さんや新卒保育士さんが事前に済ませておきましょう。
ジャック・オー・ランタンの目や口、リボンやビーズなどの部品も用意しておけば、子どもたちは自由に装飾できるかもしれません。
また、白色の画用紙を使えばおばけの装飾も作れそうなので、試してみてくださいね。
(詳しい作り方はこちら)
ハロウィンのリース
用意するもの
- 厚紙
- 好きな色の折り紙 数枚
- リボン
- 水性ペンやクレヨン
- のり
- はさみ
作り方
1.はさみで厚紙をドーナツ型に切ります。
2.折り紙でジャック・オー・ランタンや、ハロウィンの帽子を作ります。
3.(2)を(1)に貼りつけてできあがりです。
ポイント
4歳児や5歳児クラスで取り入れられそうな製作です。
リースの土台となる厚紙は、保育学生さんや新卒保育士さんが事前に切っておくと、スムーズに製作を進められるでしょう。
また、目安は4歳児や5歳児クラスの子どもですが、0歳児や1歳児クラスで行う場合は、のりを代わりにつけるなどの援助をすれば、リースの飾りつけの工程を楽しめるかもしれませんね。
関連動画:《折り紙》ハロウィン特集〜ハロウィンのぼうし〜/保育士バンク!
関連動画:《折り紙》ハロウィン特集〜かぼちゃのおばけ ジャック・オー・ランタン〜/保育士バンク!
保育でハロウィンの製作を行うときの注意点
最後は、保育園でハロウィンの工作を行うときに、気をつけるポイントをくわしく解説します。
年齢に合った素材を選ぶ
製作をするときは、年齢に合った素材を選ぶことが大切です。
例えば、5歳児クラスの子どもたちであればはさみでカットできる紙も、3歳児クラスの子どもにとっては厚くて難しいということもあるかもしれません。
また、ビーズなどの小さな部品の場合、年齢によっては誤飲につながる可能性もあるため、使用を避けるなどの配慮も必要でしょう。
事前に下準備をする
保育学生さんや新卒保育士さんは、子どもたちがどのような作業ができるかを考え、カッターで画用紙に穴をあけておくなどの下準備をしておくこともポイントです。
準備が足りずに活動が滞ってしまった場合、子どもたちが退屈になったり途中で飽きたりすることにつながるかもしれません。
分からないときは周りの保育士さんにアドバイスをもらいながら、適切な準備ができるように努めましょう。
ハロウィンの簡単な製作アイデアを覚え、10月の保育や実習に役立てよう
今回は、キャンディバックやコウモリの装飾など、簡単なハロウィンの製作について紹介しました。
紙コップなどの入れ物や画用紙の使い方を工夫すれば、立体的な小物や仮装、装飾などさまざまなアイテムを作ることができそうです。
保育学生さんや新卒保育士さんは、年齢に合った素材を選ぶなどの注意点に気をつけながら実習や保育に取り入れてみましょう。
さまざまな製作アイデアを覚え、子どもといっしょにハロウィンを楽しんでみてくださいね。