WEB履歴書の書き方について知りたい保育学生さんもいるかもしれません。紙の履歴書と各項目や基本的な書き方は変わらないものの、WEB上ならではの作成ポイントや注意点もあるようなので、きちんと理解して就活に活かしていきましょう。今回は、WEB履歴書の書き方や注意点などを紹介します。
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WEB履歴書の書き方とは
WEB履歴書とは、インターネット上で編集して、保存できる履歴書のことです。
最近では、WEBからの求人応募に対応している保育園なども多いため、WEB履歴書の作成を求められることもあるかもしれません。
紙の履歴書とだいたいの書き方は変わらないようですが、WEB履歴書の正しい書き方や注意点を知っておけば、就活に役立てられるでしょう。
WEB履歴書を作成するときには、テンプレートがいくつもあるため自分に合ったものを探して利用するとよいかもしれません。
今回は、WEB履歴書の書き方を紹介します。
WEB履歴書を書くときの注意点
実際にWEB履歴書を書く時にどのようなことに注意していけばよいのでしょうか。
文字化けや変換ミスをしないようにする
漢字の変換ミスや誤字・脱字はWEB履歴書にはよく見られるようです。
手書きのときは一字一字注意深く書いていますが、キーボードを使って文字入力をしているとスピードが上がるため、ミスをしてしまうことも考えられます。
見直しをするときは、画面を拡大表示にしたり、印刷をしたりして念入りに確認するとよいでしょう。
箇条書きなどでまとめ方を工夫する
WEB履歴書の入力欄には、最大文字数が設定されている場合もあります。
熱意をアピールするため、最大文字数まで入力してしまう人もいるかもしれませんが、適切な改行や、スペースがないと読みにくくなってしまいます。
画面上に表示されるWEB履歴書では、紙の履歴書以上に読みやすさを意識しましょう。
自己PRや志望動機は、長々と書かず適切な箇所で改行を入れたり、箇条書きにしたり、適切な記号(◯や>など)も活用するなど簡潔で読みやすい文章にすることが大切です。
このように、WEB履歴書は紙の履歴書とは別に注意することがあり、また受け取った相手が読みやすくなるように意識することが重要といえるでしょう。
WEB履歴書の書き方
WEB履歴書を作成する場合は、無料で利用出来るテンプレートを活用するとよいでしょう。
各項目の書き方は、紙の履歴書と変わらないようです。しかし、さまざまな形式があるため、テンプレートは自分に合ったものを使うとよいかもしれません。
日付・氏名欄
名前に変換ミスや入力ミスは大きなマイナス評価につながりかねません。
また、旧字体を使用していると、PCによって正常に表示されない可能性があるので注意するとよいでしょう。
住所・連絡先欄
住所や電話番号、メールアドレスは企業からの連絡を受けるために必要なものです。正確に入力することはもちろん、大文字や小文字、ハイフンなどの記号にも気をつけて入力しましょう。
学歴
紙の履歴書と同じように、学校名を省略せずに正式名称で入力しましょう。また、入学や卒業の年月などは、プルダウン形式が多いので間違えがないかきちんと確認できるとよいですね。
免許・資格
- 保育士資格取得見込み
- 普通自動車第一種免許 取得
このように、資格の部分も省略せず正式名称で入力します。
まだ取得していないものは、取得見込みまで入力しましょう。
自己PR・志望動機
自己PRと志望動機は相手に伝わりやすい文章にすることが大切です。
なぜその企業でなくてはならないのかを、簡潔にポイントを絞って記入し、箇条書きや、括弧を使うとよさそうです。
本人記入欄
本人記入欄は、自分の希望を伝える為の項目です。
「自分の希望を伝える項目」と言っても、希望する条件を並べてしまうと、採用側から絶対条件として受け取られやすい箇所でもあります。
つまり、書き方や内容によっては、選考段階でネガティブなイメージにつながる恐れもあるので、絶対に譲れない条件のみ記載し、その他は面接などで直接すり合わせを行なうようにしましょう。
また、特に書くことがない場合に空欄にしておくと記載漏れと捉えられてしまう可能性があります。
そのため、「貴社の規定に従います」などと記載しておくのが望ましいでしょう。
WEB履歴書を書き終えたら
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WEB履歴書を書き終えたあとは、どのようなことをするとよいのでしょうか。
勤務希望先の宛先を間違えていないか確認をする
勤務希望先のアドレス、採用担当者名を確認しておきましょう。
送る前に、メールや履歴書をパソコンの画面を拡大したり、印刷したりして一字一字チェックをすると間違えが見つけやすくなりそうです。
また、メールなどでWEB履歴書のデータを送る場合は、「【履歴書2020/10/25(名前)】」のように、ファイル名に氏名と日付を明記するとよいですね。企業や保育園に応募したとき、採用担当者からみて誰の履歴書かすぐにわかりますし、管理がしやすくなるでしょう。
データにパスワードを設定する
メールで履歴書を送る場合は、必ずファイルにパスワードを設定しましょう。
注意点として、必ず「ファイルを添付しているメール」と「パスワードを記載したメールを分けることが大切です。
また、ファイルが添付されているメールに「このメールの後にパスワードを記載したメールをお送りいたします。」と一言添えてメールを送るとよいでしょう。
WEB履歴書の書き方を確認して就活に活かそう
WEB履歴書の書き方は、紙の履歴書とあまり変わりませんが、手軽に作成できる分、提出する際は、確認をきちんと行なうことが大切です。
最大入力数が設けられている場合、自己PRや志望動機などを長く記入しがちですが、箇条書きや括弧などを使いわかりやすくまとめて入力するとよさそうです。
一方で学歴や資格欄などは紙の履歴書と同様に、省略せず正式名称で書くとよいでしょう。
WEB履歴書の書き方を知って誤字や脱字などのミスがないように入力し、これからの就活に活かしてみてくださいね。