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放課後児童支援員になるには。資格の取り方や資格研修の内容、就活に役立つポイント

保育学生さんのなかには、放課後児童支援員を就職先の1つに考えている方もいるかもしれません。放課後児童支援員になるには、どのような資格が必要なのかを知っていると、準備もしやすそうですね。今回は、放課後児童支援員の資格要件や資格の取り方、資格研修、履歴書を書くときのポイントなどについて紹介します。


大人と子ども

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放課後児童支援員とは

放課後児童支援員とは、厚生労働省が行なっている「放課後児童健全育成事業」により、児童クラブや児童館などで仕事をする方のことです。放課後児童支援員が行う仕事を簡単にまとめました。



役割


厚生労働省の資料では、放課後児童支援員には以下のような役割があると說明しています。


➀子どもの出席確認、状況の把握 補助員が担う主な役割及び職務

➁遊びや諸活動を通じての自主性、社会性及び創造性 を培う援助

➂基本的な生活習慣の確立に向けた援助

➃子どもの健康管理、安全の確保及び情緒の安定を図る ための援助

➄保護者・家庭との日常的な連絡、情報交換及び家庭 生活の支援

➅地域の関係機関・団体との連絡、調整

➆放課後児童クラブ以外の子どもや地域住民との交流

➇子どもの状況に関する学校との情報交換、連絡、調整

➈会議・打ち合わせ等による支援内容の検討、情報共有

➉子どもの様子及び育成支援の記録

⑪行事や活動の企画と記録

⑫清掃、衛生管理、安全点検、片付け等

⑬補助員への指導・助言


出典:放課後児童支援員の役割及び職務と補助員との関係/厚生労働省から抜粋


つまり、放課後児童支援員には、子どもの自主性や社会性などを培う援助や、基本的な生活習慣の確率に向けた援助、家庭生活の支援、地域の関係機関や団体との連絡・調整などの仕事があります。放課後児童支援員は、児童の健全育成のサポートや保護者の仕事と子育ての両立支援といった重要な役割を担っているようですね。


出典:放課後児童支援員の役割及び職務と補助員との関係/厚生労働省



活動内容


厚生労働省「放課後児童支援員の役割及び職務と補助員との関係」によると、放課後児童支援員としての活動内容には、子どもの出席確認や状況の把握、子どもの様子及び育成支援の記録といった補助員の方と協力しながら行うものがあると説明しています。


他に、放課後児童クラブ以外の子どもや地域住民との交流、子どもの状況に関する学校との情報交換、連絡、調整のように、放課後児童支援員のみで行う活動もあります。補助員への指導・助言も職務になっているので、大変ですがやりがいを感じることができそうですね。



放課後児童支援員になるには

放課後児童支援員になるには、いくつかの方法や課程があるようです。採用されるための資格要件や資格研修について紹介します。



要件にあう資格を取る


放課後児童支援員になるためには、要件にあう資格を取るとよいようです。
厚生労働省の資料によると、以下のようないずれかの要件を満たす必要があるとしています。


  • 保育士の資格を持つ方
  • 社会福祉士の資格を持つ方
  • 幼稚園や小学校、中学校や高等学校などの教諭の資格を持っている方
  • 高等学校などを卒業してから二年以上児童福祉事業に従事した経験がある方
  • 大学で社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科を卒業した方
  • 高等学校卒業者等で、二年以上放課後児童健全育成事業に類似する事業に従事した方で、市町村長が適当と認めた方

他に大学院などの要件もあるので、自分が当てはまるかどうか気になる方は、各市町村に問いあわせるとよいでしょう。



都道府県の資格研修を受ける


放課後児童支援員になるには、都道府県の資格研修を受けることも必要です。資格研修の内容について紹介します。


研修項目・科目など

都道府県で行う放課後児童支援員の認定研修には、以下の6つの項目があります。


  • 放課後児童健全育成事業の理解
  • 子どもを理解するための基礎知識
  • 放課後児童クラブにおける子どもの育成支援
  • 放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力
  • 放課後児童クラブにおける安全・安心への対応
  • 放課後児童支援員として求められる役割・機能

それぞれに2科目から4科目設けられていて、全て取る場合は16科目、合計24時間の研修を受けることになります。


ただし、所有する資格によって受ける研修が異なり、保育士の資格を持っている場合は、「子どもの発達理解」や「児童期の生活と発達」など4科目の研修が免除されるそうです。


研修期間

1回の研修期間は、原則として2カ月から3カ月以内で実施することとなっています。都道府県によっては2期に分けて行うこともあるようなので、研修を受ける場合は事前に確認してみるとよいかもしれません。


受講の手続き

資格研修を受講するには、受講申込書を提出することとなっています。申込書は市町村を経由して提出することもできるようなので、受講する都道府県の窓口に確認してみましょう。受講は原則として現住所のある都道府県で行うこととなっています。


受講の手続きには、各種資格証や修了証明書の他に、本人確認のための住民票の写しや運転免許証などの公的機関発行の証明書を提出・提示する必要があるようなので、早めに確認して準備をするとよいかもしれません。


終了の認定

認定研修の全科目を履修し、放課後児童支援員としての必要な知識や技能を習得したと認められると、都道府県による終了の認定が行われます。その後、都道府県知事名で修了証が交付されるようです。


この終了証は全国共通で通用するものと位置づけられているので、大切に保管しましょう。なお、終了の認定を受けると、都道府県の認定者名簿に登録されることとなっているそうです。



自治体や児童クラブの募集を確認して申し込む


研修の修了証をもらえたら、いよいよ放課後児童支援員になるための就活をすることになります。まず始めに募集をしている自治体や児童クラブを探してみましょう。勤務条件などを確かめ、気になる児童クラブなどが見つかったら履歴書を作成して応募します。


履歴書には自分の持っているスキルや志望動機を具体的に書くことがポイントです。研修が終了していない場合も、履歴書の資格欄に「◯月終了予定」と記載するとよいようです。WEBで申し込むこともあるようなので、募集要項をしっかり確認しましょう。


出典:令和元年(2019 年) 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況/厚生労働省

出典:放課後児童支援員に係る都道府県認定研修ガイドライン(案)の概要/厚生労働省

出典:放課後児童クラブの基準について/厚生労働省



就活生に役立つ放課後児童支援員として働くためのポイント

ガッツポーズする女性

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放課後児童支援員として働くには、どのようなことを意識するとよいのでしょう。就活生さんに役立つポイントをまとめてみました。



子どもとの関わり方を勉強する


児童クラブや学童保育などには、さまざまな学年の子どもたちが集まります。子どもとの関わり方で、就職するまでに勉強しておくとよさそうなことを紹介します。


声のかけ方

子どもとの関わり方で大切なこととして、声のかけ方が挙げられます。元気のよい子どもや静かに活動することが好きな子どもなど、児童クラブではさまざまなタイプの子どもたちがいっしょにすごしているようです。一人ひとりに寄り添った言葉をかけることができると、子どもたちの信頼を得られるかもしれません。


学習指導

児童クラブなどには「宿題をすませてから遊ぶ」という約束もあるようです。そのため、宿題がよくわからないという子どものために、学習指導をするシーンもあるかもしれません。小学校1年生から4年生くらいまでの学習支援ができるように、就職するまでに教え方などを勉強しておきましょう。


ものづくり

放課後の遊びの1つとして、折り紙や手芸などを楽しむ子どもたちもいるようです。児童クラブや児童館で子どもとなかよくすごせるように、ものづくりの技術を身につけておくことも必要かもしれません。新しい折り紙の折り方などを知っていると、子どもたちから尊敬の眼差しで見られるのではないでしょうか。


スポーツ

児童クラブなどの場合、小学校の校庭や体育館を利用して、スポーツを楽しむこともあるようです。児童館の場合は、敷地内に小規模の運動場をもっているかもしれません。サッカーやドッジボールといったボール運動や、なわとび、鬼ごっこなどで、夢中になって遊ぶ子どもも少なくないので、放課後児童支援員になるまでにスポーツの技術も少し身につけておきましょう。



コミュニケーション力をつける


放課後児童支援員になると、他の同僚や補助員の方と協力することが必要になるようです。また、保護者の方などに対応することもあるでしょう。子どもたちの放課後の生活を支援するためにも、周りのさまざまな方と円滑に関わることが求められます。放課後児童支援員には地域の方や小学校の職員との情報交換を行う役割もあるので、コミュニケーション力をつけておくとよさそうです。



放課後児童支援員の資格取得を目指してみよう

今回は、放課後児童支援員になるには、どのような資格要件や資格研修が必要なのかを紹介しました。


放課後児童支援になる行程としては、都道府県の研修を終了後、募集をしている施設や自治体を探して履歴書を提出するといったことがあるようです。放課後の子どもたちをサポートする重要な役割を担っていますが、その分やりがいのある仕事ですね。資格の取り方を確認し、研修を受けたり自主的に勉強をしたりして、放課後児童支援員の資格取得を目指しましょう。