保育士専門の就職フェアに着ていく服装について知りたい保育学生さんもいるのではないでしょうか。案内に服装自由とある場合、どのような私服がよいかも気になりますよね。今回は、就職フェアに参加する際の、スーツや靴などの基本的な服装と、自由な場合の私服の選び方、参加するときのマナーについて紹介します。
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■目次
保育士専門の就職フェアとは
保育士専門の就職フェアとは、保育園などを運営するさまざまな企業や法人が集まり、それぞれのブースで、運営する園の特色について就職を希望する保育学生さんに説明する場のことです。
保育士を目指す方を対象とした就職フェアのため、講演会やワークショップが企画されていることもあるようです。各保育園の名称や様子を知ってもらうことを目的としているので、保育学生さんにとっても参加しやすそうですね。
就職フェアに参加する場合、どのような服装で行くとよいのでしょう。保育士専門の就職フェアならではのポイントも考えて、具体的に見ていきましょう。
就職フェアにふさわしい基本的な服装
保育学生さんが就職フェアに参加する場合、どのような服装がふさわしいのでしょう。髪型や靴についても含めて、基本的な服装を紹介します。
スーツ
就職フェアの案内に特別な指示がない場合の服装は、一般企業と同様にリクルートスーツがよいでしょう。入職後にも着用することを考えて、ビジネススーツを選んでもよいかもしれません。その場合は、グレーや紺色のように落ち着いた色のスーツにすると印象がよいようです。スーツの下に着るシャツは、男性は襟のあるもの、女性はフリルなどの少ないシンプルなデザインを選ぶとよいでしょう。
髪型や髪色
就職フェアに参加するときには、髪型や髪色もスーツにあわせて整えましょう。会場には保育園の園長先生や職員の方がいることもあるので、保育士を志す学生にふさわしい、落ち着いた髪色にするとよい印象をもってもらえるかもしれません。髪が長い場合は、すっきりとまとめるといったアレンジをすると、清潔感を感じてもらえそうですね。
靴やカバン
靴やカバンもスーツにあわせて選ぶとよいようです。リクルートスーツの場合は、就活カバンがあいそうですね。就活カバンはA4サイズの書類を折り曲げずに入れることができるので、たくさんの資料をもらう就職フェアでは使いやすいかもしれません。
靴は思っているよりも目につきやすいので、パンプスの場合は汚れや埃を丁寧に落とし、革靴の場合はきれいに磨いておきましょう。
就職フェアにおいて服装自由の場合の私服の選び方
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保育士専門の就職フェアでは、服装自由という案内もあるようです。自由な服装でと言われた場合の私服の選び方を紹介します。
落ち着きのあるオフィスカジュアル
保育士専門の就職フェアには各保育園の関係者も参加しているので、服装自由という案内がある場合も普段着ている私服ではなく、落ち着きがあるオフィスカジュアルを選ぶとよいでしょう。
男性の場合
男性の場合は襟つきのシャツにジャケットとチノパンといった服装がよさそうです。ジャケットはブラックやグレー、紺色といった落ち着いた色を選ぶとよいでしょう。シャツは白い色が一般的です。チノパンはジャケットにあわせて茶色か黒を選ぶと、すっきりとした感じにまとまりそうです。
女性
女性も男性と同様にジャケットを羽織ると落ち着いた感じに見えるようです。季節によってはカーディガンでもよいかもしれません。パンツやスカートはジャケットにあうデザインを選びましょう。
白やピンクなどの明るい色はラフすぎると見られる場合もあるので、黒やグレーといった落ち着いた色を選ぶとよさそうです。シャツやブラウスは襟つきでなくともよいようですが、白やパステルカラーのシンプルなデザインにすると落ち着いて見えますよ。
動きやすさ
保育士専門の就職フェアではワークショップが企画されていることもあるので、私服の場合は動きやすいデザインを選ぶことも一つのポイントになります。
ワークショップでは保育士として働くときに役立つ遊びのネタや工作などが紹介され、参加者がいっしょに活動することもあるようです。製作を行う場合は汚れを気にせずに活動できる服装を選ぶとよいかもしれません。ただし、ジーンズなどは就職活動にはふさわしくないという印象があるので、避けた方がよいでしょう。
清潔感のある服装
就職フェアに私服で参加する場合は、清潔感のある服装を選ぶことを心がけましょう。保育士の仕事は子どもと接することが多いので、入職してからも清潔な服を身につけることが大切です。就職フェアには保育士さんなども参加しているようなので、保育学生さんが保育士として仕事をするときのことを考えて服装を選ぶと、印象がよくなりそうですね。
就職フェアに参加するときに意識すべき服装やマナー
保育士専門の就職フェアに参加するときには、いくつか意識することがあるようです。就職フェアでの服装やマナーについてまとめました。
服装における注意点
就職フェアで着用する服装についての注意点を3つ紹介します。
主催者からの情報を確認する
就職フェアを開催する場合、主催者が日時や内容、参加方法などについて詳しい案内を出してくれます。事前予約の有無の他に服装自由などの参加の仕方についても記載されているので、事前にしっかり確認しましょう。改まった内容の講演会が計画されている場合は、服装自由と記載されていてもスーツで参加した方がよいかもしれません。
事前に準備をする
就職フェアに着る服装がリクルートスーツであってもカジュアルな私服であっても、当日しわや汚れのないように事前に準備をしておきましょう。きちんとした服装で参加することは、フェアのためにさまざまな準備をしている保育園の関係者の方に対する礼儀でもあります。自分で落とせない汚れはクリーニングしてもらうなどの余裕が持てるように、早めに準備をしておきたいですね。
装飾品は控えめにする
保育士専門の就職フェアに参加するときは、アクセサリーなどの装飾品は控えめにしましょう。保育学生さんが保育士として働くことを想定して、必要なアイテムだけを身につけるようにするとよいかもしれません。服装を整えるだけでなく、爪を短く切ることや落ち着いた感じのメイクにすることなども意識できるとよいですね。
マナー
就職フェアに参加するときには、どのようなマナーが考えられるのでしょう。社会人として必要なマナーを紹介します。
- 参加の連絡が必要な場合は指定された期限を守る
- 就職フェアで相手をしてくださる方に、丁寧におじぎをする
- 目上の人と話す場合は正しい敬語を使う
- 参加者が大勢いる場合は、場にふさわしい声の大きさを意識する
保育士専門の就職フェアに参加する場合のマナーも、一般の企業と同様に考えるとよいようです。就活を始めるときには、礼の仕方や敬語の使い方などをしっかり身につけておきましょう。
保育士の就職フェアに参加する際の服装を考えよう
今回は、保育士専門の就職フェアの服装について紹介しました。
保育士専門の就職フェアに参加する場合も、一般企業の就職フェアと同様にスーツで参加するのが望ましいでしょう。案内に服装自由と記載されていたら、企画されている内容にあわせてオフィスカジュアルといった私服を選んでもよいかもしれません。
就職フェアに参加するときには、保育学生としてふさわしい服装を考えられるとよいですね。