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幼児クラスでリズム遊びを楽しもう!ねらいや手遊び、楽器を使ったアイデア

保育実習を控える学生さんのなかには、幼児クラスでリズム遊びを取り入れたいと考える方もいるかもしれません。ねらいと、手遊びやゲームなどのアイデアを知っておけば、保育現場でも役立つでしょう。今回は、3歳児・4歳児・5歳児と楽しめるアイデアを紹介します。また、ねらいや援助のポイントについてもまとめました。

大きく口を開けている子ども

MIA Studio/shutterstock.com

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幼児クラスで行うリズム遊びのねらい

保育園でのリズム遊びとは、歌やリズムに合わせて手や指、体を動かす幼児向けの遊びです。手遊び歌のように保育士さんの動作を真似して遊ぶものや、子どもが自由に体を動かして遊ぶものがあります。


まずは3歳児・4歳児・5歳児の幼児クラスにおけるリズム遊びのねらいを確認しましょう。


  • 音楽に合わせてのびのびと体を動かすことで、リズム感覚を養う
  • リズムや歌に親しみながら自分なりのイメージを膨らませ、想像力を育む
  • 感じたことや考えたことを音や動きに表現することで、表現力を豊かにする
  • 友だちといっしょにリズム遊びをすることで、一体感を楽しむ
  • 歌やリズムに合わせて自分たちで表現を考えることで、動きを創作するよろこびを味わう

リズム遊びを通して子どもの運動機能やリズム感覚、表現力を伸ばすことがねらいとして挙げられるようです。 子どもが音楽に合わせて体を動かす楽しみを味わえるような内容を設定したりや援助したりできるとよいですね。



幼児クラスでリズム遊びを取り入れるときのポイント

幼児クラスにリズム遊びを取り入れる際に、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。



安全に配慮する


リズムを使うゲームを行うときは、安全面に配慮しましょう。

ゲームに夢中になると、子どもが走ったり跳ねたりして思わぬケガをすることもあるかもしれません。


保育室を片づけてスペースを広く取ったり、転倒に備えてマットを敷いておいたりと、安全に配慮した環境設定が大切です。また、遊びを始める前に「友だちを押さない」「部屋のなかでは走らない」など子どもたちと安全にかかわる約束をしっかり確かめておくとよいでしょう。



子どもの年齢に合わせたアイデアを取り入れる


リズム遊びのアイデアを選ぶときは、子どもの興味や成長の様子にあわせるようにしましょう。


幼児は、年齢によって知識や興味をもつものが違うかもしれません。遊びのレベルが年齢に合っていないと、子どもが楽しめないことも考えられます。たとえば3歳児クラスでは簡単に楽しめるアイデア、5歳児クラスでは少し難しいルールのあるゲームなど、子どもの様子を想定しながらねらいや活動内容を設定することが大切なポイントです。



子どもなりの表現を楽しめるよう援助する


子どもたちが自由に表現できるよう援助することもポイントの一つと言えるでしょう。


「この音に合わせてこう動くんだよ」と一方的に指導するだけでは、子どもの想像力や表現力が養われないかもしれません。 たとえば学生さんが高い音でピアノを弾むように弾き、「このリズムを聞くとどんな動物を思い浮かべる?」と尋ねるなど、子どもの想像力を引き出すような声かけを意識するとよいかもしれません。


ポイントを押さえたところで、ここからは、保育現場で役立つ幼児向けのリズム遊びのアイデアをジャンルに分けて紹介します。



【手遊び】幼児向けのリズム遊びのアイデア

まずは、手遊びと組み合わせたリズム遊びのアイデアです。



手をたたきましょう


「手をたたきましょう」は歌に合わせて手をたたいたり足を動かしたりする手遊びです。



3歳児や4歳児クラスでは、子ども同士で向き合い、怒る顔や泣く顔を見せ合うとおもしろいかもしれません。5歳児クラスの場合、「困りましょう」や「焦りましょう」といった感情表現のレパートリーを増やしたアレンジも楽しめそうです。



おおきなたいこ


「おおきなたいこ」は、歌詞に合わせて音の大小を表現する手遊びです。



たいこを叩くときは、実際に楽器を使いながら演奏するのも楽しいかもしれません。また、大きなたいこの音は低く太い声・小さなたいこの音は高く細い声など、声色でたいこの音を表現してみるのもおもしろそうです。



おべんとうバス


おべんとうバスは、歌に合わせてお弁当のなかに入れる食べ物を数字で表す手遊びです。



3歳児や4歳児クラスで数を指で示すのが難しそうな子どもがいる場合は、その歌詞のときだけテンポを下げて歌うとよいかもしれません。5歳児クラスでは、少し速いテンポで挑戦してみると盛り上がりそうです。



くいしんぼうゴリラ


くいしんぼうゴリラは、ゴリラがバナナや玉ねぎなどさまざまな食べ物を食べるという内容の手遊びです。



おいしそうな顔や悲しそうな顔は、子どもが自分なりに表現できるよう援助しましょう。友だちとペアになって、ゴリラの真似やいろいろな表情を見せあうのもおもしろそうです。



線路は続くよどこまでも


「線路は続くよどこまでも」の曲に合わせて、決まった動きを繰り返す手遊びです。



3歳児や4歳児クラスでは、友だちと向き合ってやるようにすれば、相手のリズムと合わせる練習になるかもしれません。5歳児クラスでは、電車のように縦に並んで歩きながら手遊びをすると、友だちとの一体感を楽しめそうです。



【楽器】幼児向けのリズム遊びのアイデア楽器編

次に、手作り楽器の製作と合奏を組み合わせたアイデアを紹介します。



むすんでひらいて


保育園で親しまれている「むすんでひらいて」を、手作り楽器で演奏してみましょう。



演奏をするときは、たいこのグループとカスタネットのグループにわけましょう。学生さんが左手でたいこ、右手でカスタネットのリズムをとるなどすると、子どもたちも叩くタイミングをつかみやすいかもしれません。



カントリーロード


「カントリーロード」の曲に合わせて、紙コップと輪ゴムを使った楽器の演奏をしてみるのはいかがでしょうか。



このアイデアでは、紙コップに輪ゴムをかけて弾く楽器と、マラカスのように振る楽器、指で弾いて音を出す楽器の3つを作ることができます。子どもたちが好きな楽器を選んで作り、それぞれの音を楽しみながら合奏ができるとよいですね。



春が来た


「春が来た」は同じメロディーの繰り返しなので、リズムがとりやすい曲の一つかもしれません。



たいことマラカスのグループにわかれて、リズムに合わせて合奏してみましょう。動画の通りに演奏するだけでなく、もう少し音を出す節を増やしてみるなど、子どもの様子にあわせて難易度をアレンジするとおもしろいかもしれません。



【ゲーム・運動】幼児向けのリズム遊びのアイデア

最後に、ゲームや運動と組み合わせたリズム遊びのアイデアを紹介します。



おちゃらかほい


友だちとじゃんけんをしながら楽しむ「おちゃらかほい」は、昔から親しまれているわらべうたの一つです。



友だち同士でリズムに合わせてじゃんけんをするなかで、勝ち負けのポーズを自由に表現するとより楽しめそうです。また、学生さん対クラスの子どもたちで行ない、徐々にテンポアップしていくと盛り上がるかもしれませんね。



変身ゲーム


変身ゲームは、音に合わせて動物や乗り物などさまざまなものに変身するゲームです。


遊び方

1.学生さんが合図としてピアノで高い音や低い音などを出します。

2.子どもが音からイメージするものに変身し、友だちと見せ合います。

3.ピアノで鳴らす音やメロディーを変えながら繰り返します。


援助のポイント

ピアノで音を鳴らすときは、既存の曲の音階やメロディーではなく、子どもが音から自由に発想できるような音にすることがポイントです。


たとえば低い音の和音でゆっくりと弾く、高い音の和音で弾むように弾くなど、その場で子どもたちの様子を見ながらアレンジしましょう。そうすることで、「低い音だからゾウの歩き方をしてみよう」「高い音だから小鳥に変身してみよう」と動物などの動きを自分で想像して表現できるかもしれません。


友だち同士でイメージを共有しながら、ゲームを楽しめるとよいですね。



わらべうたに合わせた大縄跳び


リズム遊びとしてわらべうたに合わせた大縄跳びを楽しむのはいかがでしょうか。


遊び方

1.子どものなかで縄を回す人を決めます。

2.わらべうたに合わせて縄を揺らしたり回したりします。

3.なかに入る人は、縄に引っかからないようにリズムよく跳びます。

4.担当を交代しながら繰り返します。


援助のポイント

初めてこのゲームをするときは、まずわらべうたを聞きながら大縄跳びを回す練習をしてみましょう。片方は学生さんが持ち、「下で揺らすよ」「次は回すよ」など指示を出しながら行うとわかりやすいかもしれません。


なかに入る子どもが、わらべうたのリズムに合わせてジャンプする楽しさを味わえるよう援助できるとよいでしょう。


わらべうたに合わせた縄の扱い方や入り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。

参考動画:保育士必見!歌に合わせて♪大縄跳び【4選】/保育士バンク!

リズム遊びを通して幼児の協調性や表現力を育もう

今回は、3歳児・4歳児・5歳児の幼児クラスで楽しむリズム遊びのねらいやアイデアを紹介しました。


リズムに合わせた手遊びや合奏、ゲームをすることで、子どもたちが一体となる楽しさを味わえるかもしれません。また、自分のイメージを自由に表現するおもしろさを学ぶ機会にもなるでしょう。


子どもの様子に合わせたさまざまなアイデアを実習に取り入れて、協調性や表現力を育めるとよいですね。