履歴書の本人希望欄の書き方を知りたいと考える保育学生さんもいるかもしれません。入社希望日や勤務時間など、どのように書けばいいのか知っておくと、スムーズに作成できるでしょう。今回は、新卒保育士の履歴書「本人希望欄」の書き方について、記入例とあわせて紹介します。
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■目次
新卒保育士の履歴書の本人希望欄を正しく書こう
就活では、履歴書を作成する機会が多くなるでしょう。学歴や資格、志望動機など記入項目がいくつかありますが、本人希望欄の書き方に迷ってしまうこともあるかもしれません。
本人希望欄は、勤務条件と捉えられてしまうので気をつけて記入する必要があります。しかし、特にない場合や書きたいことがある場合、どのように記載するとよいのでしょうか。
きちんと事前にポイントをおさえて、履歴書を作成できるとよいですね。
今回は、履歴書の本人希望欄の書き方をくわしく紹介します。
新卒保育士の履歴書「本人希望欄」に記入するときのポイント
まずは履歴書の本人希望欄に記入するときのポイントをまとめました。
特になしとは書かない
基本的には、特にない場合でも「貴社の規定に従います」と記入しましょう。
本人記入欄にはどうしても譲れない内容があるのみ記入し、面接の場において自分の希望を園とすり合わせするとよいでしょう。
わかりやすく簡潔に書く
記入する際は、わかりやすく箇条書きで記入するとよいでしょう。そうすれば、採用担当者にもわかりやすく簡潔に伝えることができます。
その際、たくさん書いてしまうと、採用担当者に「自己主張をする人」だという印象を与えてしまうことも考えられます。そのため8割以下を目安に記入するとよいでしょう。
採用条件のなかでの希望を書く
本人希望欄に書くことは、採用条件のなかでの希望を書くようにしましょう。
そこから外れていることを書いてしまった場合、採用担当者が希望している人材と合わないと感じてしまう可能性があります。必ず条件のなかで記入するようにしましょう。
肯定文で書く
文章を書く際は、否定文ではなく肯定文で記入しましょう。
たとえば、「〇〇ができません。」ではなく、「〇〇を希望します。」などにすると、採用担当者にポジティブな印象を与えられそうです。
保育士の履歴書の本人希望欄に書く例文
ここからは、履歴書の本人希望欄に記入する例文を紹介します。
選考中のお願いを書く場合
選考中のお願いを記入する内容をまとめました。
電話連絡について
大学の講義があるため、13:00~17:00に電話をいただけますと幸いです
面接日などの連絡が電話でくる場合があります。連絡がつく時間に加え、簡単に理由を記入するとよいでしょう。
繋がりにくい時間帯があるときは「平日〇時以降に、ご連絡いただけますと幸いです」などと記載してもよいですね。
面接の日時ついて
ご提示していただきました、◯月◯日に面接をしていただけますと幸いです
履歴書を提出する際に面接日が提示されている場合の記入例です。全日程、参加できる場合には、「全日程で参加が可能です」と一言書いておくとよいかもしれません。
就職後の希望を書く場合
就職後の希望について書く場合の例文をまとめました。
シフトについて
開園時間から閉園時間まで、柔軟に対応可能です
勤務時間の変更や問題なくシフトに入れる場合は、このように記入するとよいでしょう。もしくは「貴社の規定に従います」にするとよいですね。
入社希望日について
◯月◯日まで大学に在籍していますので、令和◯年4月1日に入社を希望します
新卒の場合、ほとんどの学生さんが4月1日に入社することになるでしょう。もし希望日に変更がある場合は、記入欄に日付を記載するとともに、面接の際に口頭で改めて伝えると丁寧な印象になります。
勤務地について
家族の介護があるため勤務地は東京都内にしていただけると幸いです。
複数園持っている園もあるでしょう。やむを得ない事情により、勤務先を限定したい場合は、なぜその勤務地がよいのかきちんと理由を記入したうえで、伝えるとよいでしょう。
月1回の通院などについて
定期的に病院に通っているため、月に1度休ませていただけると幸いです。
持病によって定期的に通院が必要な場合は、理由と通院する頻度を記入しましょう。
健康状態に関わることなので、「日常業務は問題ありません」と業務に支障がないことを明記するとよいですね。
新卒保育士の履歴書「本人希望欄」に書く時の注意点
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保育士の履歴書の本人記入欄に書くときの注意点は次のようになります。
給料・待遇面の希望
給料や待遇面などの希望は書かないようにしましょう。
そのことばかり書いてしまうと、待遇面を優先に考えている人だと誤解される可能性があります。選考中のどこかのタイミングで給料や待遇面の話が出たら、失礼のないよう質問するとよいかもしれませんね。
志望動機や自己PR
本人希望欄は、フリースペースのため志望動機や自己PRを書いたほうがよいのか悩んでしまう方もいるかもしれません。
しかし、アピールする場ではなく、譲れない条件、希望を伝えるためにあるので希望以外の内容は書かないようにしましょう。
採用担当者が求めるものに応えられない人と判断されてしまわないように、注意することが大切ですね。
保育士の履歴書は本人希望欄を正しく記入して提出しよう
今回は、新卒保育士の履歴書「本人希望欄」の書き方をくわしく紹介しました。
本人希望欄には基本的に「貴社の規定に従います」と記入し、特にない場合でも空欄にしないようにしましょう。また、わかりやすく簡潔に書くことや採用条件の中での希望がある場合に伝える、ということを意識することが大切です。
一方で、給料や待遇面、自己PRなど、待遇面を優先にしていたり、項目に沿わない内容を書いたりすると採用担当者によい印象を与えられないため記入しないようにしましょう。
正しい本人希望欄の書き方を知って、就活の履歴書作成時に役立ててみてくださいね。