【新卒保育士さん必見】新聞紙ちぎりの遊びの種類。ボールリレーやプールなど

雨の日でも室内で楽しめる新聞紙ちぎり遊び。保育に取り入れたいけれど、遊び方が分からない保育学生さんや新卒保育士さんもいるでしょう。新聞紙を使えば遊びの幅が広がり、独特の音や手触りで子どもたちは楽しめるかもしれません。今回は、新聞紙ちぎり遊びの種類や導入方法をまとめました。あわせてねらいや注意点なども紹介します。

かぶとを被った男の子

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新聞紙ちぎり遊びのねらい

新聞紙ちぎり遊びは新聞紙のみで遊べるため、保育に取り入れやすいのが特徴です。

まずは、新聞紙ちぎり遊びを行うねらいについて解説します。

新聞紙をちぎり、さまざまな形を作って想像力を養う

新聞紙をちぎってさまざまな形に変化させ、子どもにどのような形に見えるか考えてもらうことで、子どもの想像力を育めるかもしれません。

3歳児頃から自分の好きな形を作れると言われているため、新聞紙による製作を促してみてもよいでしょう。

新聞紙の感触や音を充分に味わう

新聞紙独特の感触やビリビリとした音などを味わってもらえば、子どもの五感を刺激することにつながるでしょう。

濡らせば触り心地が変わるので、感触遊びにも役立ちそうです。

新聞紙を使って遊び、手先や体を充分に動かす

新聞紙をちぎるという動作は手先をこまかく動かすことにつながり、たらいなどに敷き詰めれば体を大きく使った遊びにも展開できます。

室内でも体をのびのびと動かせるため、子どもの成長に役立つアイテムと言えるかもしれません。

新聞紙ちぎり遊びの導入

ここでは、新聞紙ちぎり遊びの導入となる遊びを具体的にまとめました。

音を鳴らす

新聞紙を丸めたりちぎったりして、ガサガサやビリビリなど多様な音を味わってもらいましょう。

音を鳴らすことで興味を惹くことができたり、簡単に破れるといった特徴も伝えられたりするため、次の遊びへスムーズに進めることができるかもしれません。

新聞紙でいないいないばあ

新聞紙の中央あたりを破き、穴から保育士さんが顔をのぞかせてみましょう。

また、子どもの前におもちゃをいくつか置き、穴からのぞかせたものを当ててもらうモノ当てゲームをしてみてもよろこばれそうですね。(詳しい作り方はこちら

新聞紙ツリー

1.新聞紙1枚を広げ、横長に切ります。

2.切った片方をくるくると丸めて少し余らせ、もう片方を上に重ねて丸めます。

3.下から3分の1程度を目安に、十字に切れ込みを入れます。

4.切れ込みを入れた部分を上に持ち替え、中央の新聞紙をつかんで上に引っ張ります。

5.新聞紙ツリーのできあがりです。

小さかった新聞紙が大きなツリーに変身するため、子どもの興味をうまく引けそうです。

「今から手品を始めるよ」と声かけを行って皆の前で披露すれば、いきなり大きくなった新聞紙にびっくりして盛り上がるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら

新聞紙ちぎり遊びのアイデア

新聞紙を見る子ども

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ここからは、新聞紙ちぎり遊びのアイデアを種類別に紹介します。

体を動かす遊び

まずは、体を動かせる遊びを見ていきましょう。

新聞紙の雨

子どもといっしょに新聞紙をこまかく破って遊んだ後、雨のように上から降らせてみましょう。

雨に見立てた新聞紙をうちわであおげば、ふわふわと泳ぐ不思議な動きに子どもたちはびっくりするかもしれません。

プール遊び

ビニールプールやたらいの中にこまかな新聞紙を敷き詰め、プールに見立てて遊ぶのも楽しめるでしょう。

室内でも気軽にプール遊びができるので、子どもののびのびとした運動を促せます。

また、動くたびにガサガサといった音や手触りを楽しめることから、子どもの五感を刺激することにもつながるでしょう。

ゲーム

次は、新聞紙を使ったゲームを具体的にまとめました。

的あて

新聞紙でボールを作り、イラストや風船などの的に向かって投げるゲームです。

ボールを投げる練習にもなるため、ボールを投げられるようになる2歳児頃を目安に取り入れるとよいかもしれません。

ボールリレー

新聞紙のボールをバトンに見立てたリレーゲームです。

アレンジとしてボールを転がしたり、新聞紙に乗せて運んだりするとより多様な動きを促せそうです。

製作遊び

続いて、新聞紙を使った製作遊びを見ていきましょう。

マント

1.大きな画用紙の一辺に両面テープを貼ります。

2.約3㎝の間隔で切れ込みを入れます。

3.切れ込みに定規を当てそれぞれ破ります。

4.両面テープが付いていない方を丸めます。

5.新聞紙を横に置き、子どもの体の大きさに合わせてサイズ調整します。

6.端にビニール紐などを貼り、体の前で結べる状態にします。

7.4.で作った画用紙を新聞紙の表面に貼ってできあがりです。

(1)~(4)の工程をアレンジして色塗りしたり、切った折り紙を貼り付けたりすれば、ヒーローや動物をイメージしたマントを作れるかもしれません。

また子どもがうまく紐を結べないことが考えられるので、保育士さんは結び方を教えたり、いっしょに結んだりして援助するとよさそうです。

おばけ

1.新聞紙や色紙などを縦長に破きます。

2.ビニール袋に空気を入れ、輪ゴムで口を止めます。

3.袋にテープを貼り1.の紙を下の列から付けます。

4.目や口を紙・マジックなどで作ってできがありです。

風船のようにポンポンと飛ばしたり、天井からつるしたりするなど、さまざまな遊びを楽しめそうですね。

また目や口をマジックで描くだけでなく、シールやリボンを貼って飾ってみてもおもしろいでしょう。

片付けにも活用してみよう!

最後は、片付けを楽しみながら新聞紙ちぎり遊びをする方法を紹介します。

新聞集め競争

音楽を流し、曲が終わるまでにすべての新聞紙を集めるゲームです。

「〇〇ちゃん、いっぱい集めてすごいね!」などの声かけを行い、子どもたちの意欲をわかせましょう。

かいじゅうごっこ

大きな袋に目や口を描いてかいじゅうに見立て、新聞紙をかいじゅうに食べてもらう遊びです。

片付けをしていない子には「食べちゃうぞー」と声かけをしたり、袋の口をパクパクと動かしたりすることで、片付けをうまく促せるかもしれません。

新聞紙ちぎり遊びを行うときの注意点

新聞紙ちぎり遊びを取り入れるときは、気をつけるべきポイントがあります。

注意点について具体的にまとめました。

安全な環境を用意する

思いきり体を使う遊びの場合、周囲に物があるとケガを負ってしまう可能性があります。

物が置いていない広く安全な環境を準備し、子どもが遊びに集中できるようにしましょう。

また、製作遊びでハサミなどの刃物を使うときは、刃物を下に置かない、刃を出したままにしないなど、事前にルールを確認しておくことが大切です。

誤飲に注意する

なんでも口に入れてしまう時期である、0~1歳児前後で新聞紙ちぎり遊びを行うときは、特に誤飲に注意することが大切です。

1歳児以降の子どもの場合も遊び中は目を離さないようにし、誤飲が起こらないように気をつけましょう。

ボールリレーやプールなど、新聞紙ちぎり遊びを楽しもう

今回は、新聞紙ちぎり遊びの導入方法やアイデアについて紹介しました。

新聞紙は破れやすく、独特の手触りや遊び方によっては音も楽しめるので子どもの五感を刺激することにつながるでしょう。

片付けの際も袋をかいじゅうに見立てるなどして、遊びながら片付けられるとよさそうですね。ボールリレーやプールなどの新聞紙ちぎり遊びを覚え、子どもと新聞紙ちぎり遊びを楽しみましょう。

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