2020年頃から流行を始めた新型コロナウイルス。感染リスクを懸念して思うように活動できず、ガクチカが見つからない保育学生さんもいるかもしれませんね。今回は、「コロナでガクチカがない…」と悩む保育学生さん向けに、エピソードの見つけ方をくわしく紹介します。あわせて、就活に活かせる例文も具体的にまとめました。
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■目次
コロナ禍でガクチカがないけれど、どうすればよい?
コロナ禍でさまざまな活動が制限された結果、思うようにサークル活動などができず、ガクチカが見つからない保育学生さんもいるでしょう。
そもそもガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を指します。
ガクチカが思い浮かばなければエントリーシートを書けなかったり、面接対策ができなかったりして困ってしまいますよね。
しかし、サークル活動や留学などの特別な経験がない方も、些細なエピソードをもとにガクチカを作ることができるかもしれません。
保育学生さんはここで紹介する方法を参考に、面接やエントリーシートなどでアピールできるガクチカを見つけましょう!
コロナ禍で保育学生さんのガクチカがない理由
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まずは、コロナ禍で保育学生さんのガクチカがない理由を紹介します。
学校の活動が制限されたから
保育学生さんがガクチカを作りづらくなった理由として、学校の活動が制限されたことが挙げられそうです。
コロナによって学園祭などのイベントの開催が中止になったり、サークル活動が制限されたりして、従来通りの活動ができなくなっています。
保育学生さんが主体的に動くことが難しくなってしまい、ガクチカのもととなるエピソードを作りづらくなっているのかもしれません。
アルバイトをしづらくなったから
中には、アルバイトをガクチカに使いたかった保育学生さんもいるでしょう。
しかし、飲食店などでは感染症対策のために、時短営業を行う店舗もあります。
そのため、保育学生さんはシフトに入りづらくなってしまい、思うようにアルバイトに打ち込めなくなっているのかもしれませんね。
コロナ禍でガクチカがない!ネタを見つける方法とは
ここまで保育学生さんのガクチカがない理由を紹介してきましたが、もととなるネタを見つけるときはどうすればよいのでしょうか。
採用担当者は保育学生さんの特別な経験を聞きたいのではなく、人柄や入職意欲を知りたいと思っているようです。
そのため、特別なエピソードでなくても自身の人間性や熱意が伝わる経験があれば、ガクチカに使うことができるでしょう。
ここでは、保育学生さんがガクチカに使えるネタを見つける方法をまとめました。
モチベーショングラフを書く
ガクチカのネタを見つける方法として、モチベーショングラフを書くことが挙げられます。
大学や短大、養成校などに入学してからの経験をこまかく振り返り、やる気が下がったことがあれば下に、頑張ったことがあれば上に向けてグラフを書きましょう。
そうすれば、「レポート完成のためにスケジュールを立てた」「実習に向けてピアノの練習を頑張った」のように、些細なエピソードが浮かび上がるかもしれませんね。
学業で頑張ったことを思い出す
学業で頑張ったことを思い出すのも、ガクチカのネタを見つける方法として挙げられそうです。
アルバイトなどの特別な経験がなくても学生の本業は勉強のため、学業を取り上げることは正しいと言えるでしょう。
「苦手なピアノに打ち込んだ」「試験でよい評価を取るために勉強方法を工夫した」のように、人間性が伝わるエピソードを取り上げるとよいですね。
趣味に注目する
読書や料理など、自身の趣味もガクチカに活かすことができるかもしれません。
目標を立てて取り組んだり思い入れのある趣味を選んだりすれば、十分にガクチカとして伝えることができるでしょう。
「料理が好きで、自分でレシピを作った」「子ども向けの遊びを覚えられるように、1週間に1冊の本を読んだ」など、意欲的に取り組んだ趣味を選ぶとよさそうです。
保育士の就活に活かせるガクチカの例文
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最後は、保育士の就活に活かせるガクチカの例文をまとめました。
勉強を選んだ場合
私が学生時代に頑張ったことは、保育の勉強です。
養成校で1回目の実習を終えたときに、子どもに「先生になって戻ってきてね!」と言われたことで、立派な保育士になりたいと感じたからです。
私は毎日しっかり勉強できるように、「21時から23時は自習する」という目標を決めました。
途中でアルバイトなどで疲れてしまい、思うように手が進まないこともありましたが、そのときは「今日はこのページまで終わらせる」と目標を立てて励みました。
結果として、学校のほとんどのテストでGPAを3.5以上にキープすることができました。
入職後もこの経験を活かし、目標に向かって努力を続けていきます。
ガクチカに勉強を選んだ場合の例文です。
勉強を頑張った理由として、「先生になって戻ってきてね!」という子どもの言葉に心を動かされたことを挙げています。
くじけそうになったときも目標を立てて乗り越えた経験を添えれば、採用担当者に「入職後も頑張ってくれそう」という印象を与えられそうですね。
趣味を選んだ場合
私が学生時代に頑張ったことは料理です。
健康のために料理を始めた結果夢中になってしまい、今では一番の趣味となりました。
大学に入学してから料理を始めましたが、2年生の初めごろからは自分なりのレシピを作ってはSNSに投稿するようになりました。
インターネット上でレシピを投稿してからは「おいしかった!」「他のレシピも知りたい」というお声を頂き、ますます料理に励むようになりました。
結果として、今は100個以上の自作レシピを持っています。
入職後もこのような継続力を忘れず、業務に取り組んでいきます。
ガクチカとして、趣味である料理を選んだ場合の例文です。
「健康のために料理を始めたら夢中になってしまった」のように打ち込んでいる理由も伝えれば、採用担当者から納得感を得やすくなるでしょう。
また、「100個以上の自作レシピを持っている」など具体的な数値を添えることで、どれだけ本格的に取り組んでいるかを伝えることができそうです。
コロナ禍でガクチカがないときは、些細な経験を思い出そう!
今回は、コロナ禍でガクチカがないときの対処法を紹介しました。
ガクチカがない理由として、学校の活動が制限されたりアルバイトをしづらくなったりということが挙げられます。
しかし、採用担当者は特別な経験を聞きたいのではなく、保育学生さんの人間性や熱意を知りたいと思っているようです。
そのため、保育学生さんはモチベーショングラフを書く、趣味に注目するなどして、自身の人柄が分かる些細な経験を思い出してみるとよいでしょう。
保育学生さんはここで紹介した方法を参考に、就活で使えるガクチカを見つけてみてくださいね。
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