保育実習と就活の時期がかぶる可能性があり、きちんと両立できるのか不安に感じる保育学生さんもいるかもしれません。実習中は慣れていないことが多く身体的にも精神的にも疲れやすいので、他に手が回るのか心配になってしまうでしょう。今回は、保育実習と就活を両立できるのかについて紹介します。また、うまく進めるための具体的なコツについてもまとめました。
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■目次
保育実習と就活は両立できる?
保育学生さんの中には、実習と就活をしっかり両立できるのか不安を抱いている方もいるでしょう。
保育実習は5〜6月頃に設定されることが多く、就活の開始時期とかぶってしまう場合があるようです。
しかし、保育実習と就活は両立の仕方を工夫することで、どちらもスムーズに進めることができそうです。
まずは、保育実習が5〜6月頃に始まる場合、いつから就活を行えばよいのかについて紹介します。
保育実習が最終学年の春に始まるときはいつ就活を行えばよい?
保育実習が最終学年の春頃から始まる場合、どのタイミングで就活を行うべきかについて見ていきましょう。
保育実習前に始める
保育実習が5月や6月頃から始まる方は、実習前に就活を行っておくとよさそうです。
特に一般企業を目指している保育学生さんの場合、就活が年々早まっている傾向があるので選考を受けられる可能性があります。
早期選考に参加して1つでも内定を持っていれば、安心して保育実習に臨めるかもしれませんね。
しかし、一般企業の選考を受ける方は保育の養成校へ通っている理由を答えられるように、事前に準備しておけるとよさそうです。
1回目の保育実習と2回目の保育実習の合間に行う
5月や6月頃の保育実習を終えると、10月頃から再度実習が始まる保育学生さんもいるかもしれません。
夏は就活に集中できるので無理に両立せず、比較的余裕のある保育実習と保育実習の合間に行うのも一つの手でしょう。
しかし、その場合は期間が約3カ月程度と限られているため、効率よく動けるように園の情報収集などは保育実習中に行っておくとよいかもしれませんね。
スケジュールを立てて保育実習と就活を並行に進める
保育実習中に就活を休むのが不安な場合や、興味のある園の選考と保育実習がかぶる場合などは両立を検討するとよさそうです。
しかし、保育実習中は精神的にも身体的にも負担がかかるので、就活の方法を工夫することが大切。
では、具体的に保育実習と就活を同時に行うにはどうすればよいのでしょうか。
保育実習と就活を両立する方法
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保育実習中は慣れないことばかりで疲労が溜まってしまうため、就活を両立する場合は無理のない範囲で行うとよいかもしれません。
無理をして保育実習を休んでしまうと実習先に迷惑をかけたり、成績に影響したりすることも考えられるので、以下を参考にしながら適度に就活を行いましょう。
負担を最小限にして就活を行う
保育実習と就活を両立するには、負担を最小限にして取り組むとよさそうです。
例えば、実際に選考を受けるのではなくウェブサイトで選考の日程を調べたり、興味のある園の情報を集めたりなど、情報収集をメインに進めるとよいかもしれません。
情報だけでも集めておけば、保育実習が終わった後にスムーズに選考を受けることができるでしょう。
園の休日に就活をする
保育実習がない園の休日などに就活を行うのも一つの方法です。
園や企業によっては保育学生さんの事情を踏まえて、面接日をずらして対応してくれることもあるかもしれません。
また、予定が合えば園見学や就活フェアなどに、積極的に参加してみるのもよいでしょう。
事前に保育実習の準備を行っておく
保育実習と就活を両立したいときは、事前に実習準備をしっかり行っておくとよさそうです。
あらかじめ日誌に書く文章の構成を作ったり、必要なおもちゃを製作したりしておけば、実習中の負担を減らすことにつながるでしょう。
そうすれば精神的にも身体的にも余裕が生まれ、就活に取り組むことができるかもしれませんね。
やるべきことを絞る
やるべきことを絞って取り組むのも、保育実習と就活を両立する方法として挙げられます。
基本的に保育実習に集中するものの、志望度の高い園の選考とかぶる場合など外せない予定があったときのみ、就活を行ってみるとよさそうです。
優先度の低い予定は後回しにすることで負担を抑えられ、休息の時間も取りやすくなるでしょう。
転職・就活エージェントを活用する
保育実習に参加しつつ就活もしっかり進めたい保育学生さんは、転職・就活エージェントを活用してみるとよさそうです。
保育実習に励んでいる間も、アドバイザーが求人を探したり日程調整などを行ったりしてくれるので、効率よく就活を進めることができるでしょう。
書類の添削や面接対策などのサポートも受けられるため、保育実習と就活を確実に両立させたい方は転職・就活エージェントの登録を検討してみてくださいね。
就活の予定と保育実習がかぶるときの対応法
最後は、就活の予定と保育実習がかぶるときにすべきことを解説します。
メールで日程調整をお願いする
面接などと保育実習の日程がかぶってしまったときは、採用担当者にメールで日程調整をお願いしてみるとよいでしょう。
以下は、日程調整をお願いする場合のメールの例文です。
件名:面接日程のご調整のお願い【〇〇大学□□学部 △△】
●●保育園 ▲▲様
お世話になっております、面接のご案内を頂きました〇〇大学□□学部の△△と申します。
先日ご提示いただいた面接日程についてご調整をお願いしたく、ご連絡差し上げました。
面接日程をご提示いただいたところ大変恐れ入りますが、◇月◇日から◇月◇日まで保育実習がございますため、そちらの期間内に面接に参加することが難しい状況でございます。
厚かましいお願いとなってしまい恐縮ですが、▼月▼日から▼月▼日の間でご面接を受けさせていただくことは可能でしょうか。
お忙しいところ、不躾なお願いをしてしまい大変申し訳ございません。
何卒ご検討いただけますと幸いでございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
————————————————————————
△△(自身の氏名)
郵便番号
住所:
電話番号:
e-mailアドレス:
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タイトルは「面接日程のご調整のお願い」など、一目でメールの内容が分かるように記載するとよいでしょう。
また、「◇月◇日から◇月◇日まで保育実習があるため」のように具体的な日程を伝えれば、採用担当者もそれに配慮して新しい面接日時を提案してくれるかもしれませんね。
保育実習を優先する
就活の予定と保育実習がかぶってしまったときは、実習を優先することが大切です。
園も忙しい時間を割いて実習に対応しているので、自分の都合で就活を優先すると迷惑をかけたり、成績に影響が出たりしてしまうことが考えられます。
そのため、採用担当者に日程調整をお願いしても受け入れてもらえなかったときは潔く諦めることも必要。保育実習を優先にし、時間が空いたときに就活を再度進めるようにしましょう。
両立する方法を押さえ、保育実習をしながら無理なく就活を進めよう!
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今回は、保育実習と就活を両立するにはどうすればよいかについて紹介しました。
保育実習と就活の開始時期はかぶる場合もあるものの、工夫をすれば同時に行うことが可能です。
負担を最小限にして就活を行ったり、転職・就活エージェントを活用したりしてうまく切り抜けましょう。
保育学生さんはここで紹介した内容を参考に、無理なく保育実習と就活を両立してみてくださいね。
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