道具を一切使わず声と簡単な身振り手振りでお話を進める素話は、新卒保育士さんのスキルアップにおすすめです。難しそうな印象があるかもしれませんが、紹介する素話ネタはどれも簡単なものばかり。記事の内容を参考に、2分、3分程の「少し時間があるけどなにをしよう…」というときに使える保育アイデアを身に着けておきましょう。
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素話とはおすすめ保育アイデアのひとつ
素話は、保育アイデアとして身に着けておくとよい技法のひとつでしょう。
道具もいらず2分から3分ほどで終わるため、ちょっとした隙間時間を楽しくすごしたいときにおすすめです。
子どもに伝わる話の進め方を考えたり、子どもの表情を見て話をしたりすることは、他の保育にも活かすことができてスキルアップにもつながりそうですね。
まずは素話を取り入れる際のポイントを押さえたうえで、簡単なお話から取り入れていきましょう。
新卒保育士さんにおすすめ!簡単素話ネタ
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素話に取り入れやすい簡単なお話ネタを紹介します。
新卒保育士さんの知っているお話もあるかもしれません。参考にしてみてください。
おおきなかぶ
「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声が楽しいお話です。
おじいさんがおばあさんを呼んでかぶを引っ張り、おばあさんが孫娘を呼んでまたかぶを引っ張る。
似た内容の繰り返しのため、新卒保育士さんも覚えやすそうですね。
リズムよく話を進めることで、子どもたちも心地よく聞くことができるでしょう。
ももたろう
ももたろうも、馴染みあるお話のひとつで取り入れやすそうですね。
動物が登場する場面では歌もありますが、素話ではセリフとして話すだけでもよいかもしれません。
子どもの集中力が維持できる話の進め方ができるとよいでしょう。
うさぎと亀
走ることが得意なうさぎが亀と競争をするお話。最終的にはうさぎを追い抜いて亀が一着でゴールします。
主にうさぎと亀の2匹の動物でお話が進みますが、話の内容は起承転結があるため話もしやすく、子どもたちも興味を惹かれるのではないでしょうか。
おむすびころりん
おむすびころりんでは、穴の中にいるねずみからリズミカルな「おむすびころりんすっとんとん」という歌声が聞こえてきます。
おじいさんとねずみの違いを抑揚で表現しながら、リズムよく話を進めていけるとよいでしょう。
三びきのこぶた
お話の中で、三びきのこぶたの違いを表現することは難しそうですが、大袈裟な身振り手振りは避け、声色などで演じ分けてみましょう。
話し方によっては2分位で収まるかもしれません。
てぶくろ
冬にぴったりのお話です。たくさんの動物がでてくるだけではなく、「くいしんぼうねずみ」「おしゃれぎつね」など動物ごとに特徴があるため、子どもたちも想像を膨らませながらお話を聞けるのではないでしょうか。
素話として取り入れる際は、3分以上かかるかもしれませんので、子どもたちの集中力が保てるかどうかを検討してから取り入れるとよさそうです。
三びきのやぎのがらがらどん
「がらがらどん」という名前のやぎや、正体の分からない「トロル」という気味の悪い生き物など、話し手側の表現によって、子どもたちの思い描くイメージも異なってきそうですね。
難しく感じるかもしれませんが、絵本などから読み取ったイメージを素話で表現しましょう。
まずは簡単な素話から取り入れることがおすすめ!
新卒保育士さんにおすすめの素話ネタを紹介しました。
まずは、覚えやすい内容で2分くらいの短いお話を取り入れ、子どもの様子を見てみるとよいでしょう。
緊張してしまうかもしれませんが、失敗することを恐れずにさまざまな保育アイデアを活用していけるとよいですね。
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