0歳10カ月~1歳1カ月向けの個人案を作成する際に参考になる「自己評価・反省」の例文を紹介します。保育の中で子どもの成長を見守りつつ、保育者自身の関わり方や援助が適切であったかを振り返ることは、次の保育に活かすために大切なステップになるでしょう。今回の例文を参考に、日々の保育の質を向上に役立ててください
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自己評価・反省【1月/0歳10カ月~1歳1カ月向け】個人案例文
自己評価・反省の例文をまとめました。
子どもが安全に自由にハイハイできるよう広いスペースを確保したが、子どもへの声かけが不足していたため、今後はもっと関わりを大切にしたい。
絵本の時間を設け、興味を引き出そうとしたが、絵本の選定が難しく子どもが集中できなかった。これからの保育では年齢に合った簡単な絵本や短い内容を準備する。
スプーンを使う際に自分で食べてもらえるよう援助を行なったが、上手く使えずに泣き出す子どもの姿があった。それぞれが楽しく食事をできるように少しずつ練習するよう促し、個々に合わせて対応する。
段差遊びを通して足腰の発達を促したが、子どもが挑戦する意欲を見せたときの援助が少し早かった。今後は子どもの自主性をもっと尊重した援助を心がけたい。
他の子どもといっしょに遊ぶ場面では協力を促す場面が少なく、もっと関わりを深めるように促すべきだったと感じた。今後は声かけを工夫し、自然な協力を引き出す場面を増やしたい。
音の出るおもちゃを取り入れたが、子どもが操作を楽しめるようにサポートが必要だった。今後は子どもが自分で操作できるよう、サポートの仕方を工夫する。
子どもがお気に入りのおもちゃを探し、自分で楽しむ場面が増えた。おもちゃを手の届く位置に置くなど環境を工夫して、自主性を育てていきたい。
おもちゃや環境を整理することを心がけたが、おもちゃが散らかりすぎて、片づけの時間がかかってしまった。今後は少人数で集中して遊べる環境も整えていきたい。
声かけを通じて、子どもの自主性を引き出す場面が増え、子どもが自分から積極的に活動する様子が見られた。今後も引き続き声かけを工夫し、自主的な行動をさらに促していきたい。
オムツ交換の際、もっとリラックスした雰囲気を作っていくために優しい声かけや歌を取り入れて、子どもが安心できるように配慮したい。
手洗いのサポートでは、子どもが興味を持てるような工夫が足りなかった。次回は歌やリズムに合わせて手洗いを楽しめるように援助する。
昼寝の時間は、リラックスできる環境を整えたが、子どもの個々のリズムをもっと尊重して対応すべきだったと反省。今後は個別対応を心がける。
保育者同士が連携を図りながら協力することで、〇〇ちゃんの援助がより行き届く場面が増えた。今後もさらにコミュニケーションを深め、個々の子どもに安心して過ごせる環境を整えていく。
子どもが積極的に遊べるように援助したが、声かけが少し少なかったため、今後はもっと子どもの興味に合わせた声かけを意識する。
子どもたちが遊びに集中できるように環境を整えたが、道具やおもちゃが多すぎて選択肢が広がりすぎてしまった。おもちゃを選定して環境を整えていきたい。
0歳10カ月~1歳1カ月向けの「自己評価・反省」の例文を参考に1月の個人案を作成しよう
自己評価や反省を通じて、一人ひとりが充実した園生活を送れるように、今どのような援助が必要かを振り返ることが大切です。
日々の保育を丁寧に見直し、子どもの成長に合わせた関わり方を工夫していきましょう。
自己評価や反省を書く際に文章が思いつかないときは例文を参考にするなどして、個人案の作成に役立ててみてくださいね。