ひな祭りは、子どもたちに日本の伝統文化を親しんでもらえる大切な機会。保育園や幼稚園でひな祭りにちなんだゲームを取り入れて、行事に興味を持ってもらえるとよいですね。今回は、ひな祭りにあわせて乳児・幼児別に楽しめるゲームアイデアを10選紹介します。新卒の保育士さんも参考にしてみてくださいね。
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保育園や幼稚園でひな祭りのゲームを行なうねらい
3月3日は女の子の健やかな成長を願うひな祭りの日です。
保育園や幼稚園でひな祭りのゲームを取り入れ、行事に親しんでもらえるとよいですね。
ひな祭りのゲームを行なうねらいは以下の通りです。
- 遊びを通してひな祭りの行事に興味をもつ
- ひな祭りのモチーフを知り、日本の伝統文化に関心をもつ
- ひな祭りにちなんだゲームを通して身体を動かす楽しさを知る
上記の例を参考に、新卒の保育士さんは指導案に「ねらい」を記入してみてくださいね。
子どもの年齢にあわせてゲームを準備して、楽しい一日になるように活動を盛り上げていきましょう。
【乳児向け】保育園や幼稚園で楽しめるひな祭りのゲーム
乳児向けにひな祭りにぴったりなゲームを紹介します。
お雛様とお内裏様の風船集め
遊び方
- 赤い風船にお雛様のイラスト、青い風船にお内裏様のイラストを貼り、室内に風船をちらします。
- 「よーい、スタート！」の合図で『うれしいひなまつり』の音楽を流し、風船を集めてもらいます。
- お雛様用とお内裏様用の2カ所の場所を用意して、それぞれに集めた風船を置いてもらいましょう。
ポイント
事前に危険なものやゴミが落ちていないか確認したうえで、ゲームをスタートしましょう。
準備の時間をとるのが難しく、風船にイラストを描くのが大変な場合は、それぞれ風船を集める場所にお雛様とお内裏様を描いた画用紙を貼っておきましょう。
「赤の風船はお雛様の絵のところに集めてね」「青の風船はお内裏様の絵のところに集めてみよう」などとルールを決めて行なうとよさそうです。
桃の花の宝探し
遊び方
- フラワーペーパーで作った桃の花を、保育室内に隠します。
- 「よーい、スタート！」の合図で、子どもたちに探してもらいます。
- 桃の花を見つけたら、ホワイトボードに貼られた桃の木のイラストに貼ってもらいましょう。
ポイント
隠す場所は、子どもが見つけやすい高さを考え、安全な範囲で意識するとよさそうです。
木に桃の花を貼るときは保育士さんが抱っこしたり、手を添えたりしてサポートするとよいですね。
お雛様とお内裏様の福笑い
遊び方
- お雛様とお内裏様の顔の輪郭を描いた台紙を用意します。
- 目、鼻、口、眉毛などのパーツをそれぞれ切り分けておきます。
- 子どもに目隠しをしてもらい、台紙の上にパーツを置き、ゲームをスタートします。
- すべてのパーツを置き終わったら、どんな顔ができたか楽しんでもらいましょう。
ポイント
子どもたちがパーツを口に入れないように気をつけながら、ゲームを進めましょう。
「おもしろい顔になったね！」などと話しながらゲームを盛り上げられるとよいですね。
菱餅積みゲーム
遊び方
- ピンク・白・緑の3色の画用紙を貼ったティッシュの空き箱を用意します。
- 「菱餅」の色の順番に積み上げて楽しみます。
ポイント
菱餅の3色それぞれの意味を伝えてからゲームをスタートすると、より興味を持って取り組んでくれるかもしれません。
緑：子どもたちが元気に育ちますように
白：子どもたちが心も身体もきれいでいられますように
ピンク：悪いものから子どもたちを守ってくれますように
子どもたちに3色の意味を伝えつつ、「これからも元気に過ごしてね」という想いを込めて、遊びを楽しめるとよいですね。
大きな保育室やホールなどの広い場所で行ないましょう。
【幼児向け】保育園や幼稚園で楽しめるひな祭りのゲーム
幼児向けのひな祭りにぴったりなゲームを紹介します。
お雛様＆お内裏様カード合わせ
遊び方
- お雛様とお内裏様の絵が描かれたカードを用意します。
- 保育室やホールに隠して、ゲームをスタートします。
- お雛様とお内裏様の2枚のカードがそろったら、ゴールの場所に持ってきてもらいましょう。
ポイント
個人戦だけでなく、チーム戦で楽しんでも盛り上がりそうですね。
絵が描かれていないカードもいくつか隠しておくと「これはちがった！」「がんばってお雛様のカードさがす～！」などとさまざまな声が聞こえてきそうですね。
お雛様＆お内裏様玉入れ
遊び方
- 白い画用紙にお雛様とお内裏様の絵をそれぞれ大きな箱やカゴに貼り付けます。
- 床に赤と白の玉をちらし、お雛様（赤い玉）チームとお内裏様（白い玉）チームに分かれて、それぞれの箱に玉を入れましょう。
- 制限時間内に箱へ多くの玉を入れたチームの勝ちです。
ポイント
事前に、友だちの足や手を踏まないようにすることを伝えたうえで、ゲームをスタートしましょう。
最後に玉の数を数えるときは「みんなでいっしょに数えようね！」と伝えて、盛り上げるとよさそうです。
ひな祭り〇✕クイズ
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遊び方
ひな祭りにまつわるクイズを出題して、行事に興味を持ってもらいましょう。
【問題例】
回答：✕（お雛様とお内裏様）
回答：〇
回答：〇（人の代わりに人形を川に流して、水で悪いものをきれいにしてもらえるように願っていた）
ポイント
正解を伝えるときは、お雛様やお内裏様、菱餅などのイラストがあるとわかりやすいでしょう。
この他にも子どもたちが楽しめるクイズを考えてみてくださいね。
ひな祭りじゃんけん列車
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遊び方
- ホールや保育室で「うれしいひなまつり」の曲を流してゲームをスタートし、好きなように歩いてもらいます。
- 曲が止まったら近くにいた人とじゃんけんをして、負けた人は勝った人の肩に手を置き、列車に変身します。
- 曲を流して（2）の手順を繰り返し、最後に列車の先頭になった人が勝ちです。
ポイント
子どもたちが「うれしいひなまつり」を歌える場合は、歌いながらゲームを楽しむとよいでしょう。
また、室内にダンボールや大きなソフト積み木などで「お雛様トンネル」「お内裏様トンネル」を作り、子どもたちにトンネルをくぐってもらうとゲームが盛り上がりそうです。
ひな祭りお盆リレー
遊び方
- 紙コップで作ったお雛様とお内裏様をお盆の上に置いたものをいくつか用意します。
- 子どもたちをグループに分け、スタート地点で列になって並んでもらいます。
- 「よーい、スタート！」の合図で紙コップが落ちないように、お盆を持って折り返し地点まで走って戻ってきます。紙コップが落ちたら、拾ってお盆の上にのせて再び走ってもらいましょう。
- 次の子にお盆を渡してバトンタッチします。
- （3）、（4）を繰り返し、全員走り終わったグループの勝ちです。
ポイント
紙コップがすぐにお盆から落ちないように、内側に粘土などの重りを貼っておくとよさそうです。
「みんなで応援しよう！」と伝えて、掛け声を出してもらうなどゲームが盛り上がるように工夫できるとよいですね。
保育園や幼稚園でひな祭りにゲームを取り入れて楽しもう
ひな祭りの行事にあわせてゲームを取り入れるときは、簡単なルールのものを選ぶことがポイントになりそうです。
子どもたちがルールを理解しやすいことで、安心して遊びに集中でき、楽しい思い出をつくることができるでしょう。
伝統行事を通じて日本文化にふれ、みんなでひな祭りをお祝いできるとよいですね。
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