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【新入園児面接ガイド】保育士が面談で聞いておくこと&すぐ使えるヒアリングシート

新入園児の面接は、子ども一人ひとりを深く理解し、安心して過ごせる環境を整えるために大切な機会です。今回は、面接の流れや入園前に聞いておくことをわかりやすく解説します!しっかり事前準備を行ない、スムーズに面接できるとよいですね。すぐに使えるヒアリングシート(無料DL)も紹介しているので、新卒の保育士さんも参考にしてくださいね。

metamorworks / stock.adobe.com

新入園児面接とは?目的と重要性

新入園児面接は、入園前に保護者の方と面談し、子どもの情報を共有する機会です。

実施期間や目的、重要性を知り、面談の際に役立てていきましょう。

新入園児面接はいつ実施する?

一般的に、新入園児面接は入園前の2〜3月ごろに実施されます。

ただし、年度途中の入園や0歳児クラスなどでは、入園決定後すぐに行うケースもあるようです。面接の時期は園によって異なるため、スケジュールを事前に確認しておくことが大切です。

新入園児面接の目的

新入園児面接の目的は、子ども一人ひとりの個性や生活リズムを把握し、安心して園生活を送れる環境を整えることです。

主に以下の点を確認します。※園によって違う場合あり

  • 子どもの発達状況や生活習慣を把握する
  • 食事・アレルギー・健康状態を事前に確認する
  • 家庭での育児方針を知り、園との連携をスムーズにする
  • 保護者の方の不安や疑問を解消し、信頼関係を築く

面接でこれらの情報を共有することで保育環境を整え、保護者の方と園が協力しながら、安心して園生活をスタートできるよう準備を進めましょう。

新入園児面接の重要性

新入園児面接を行うことで、子どもの好きな遊びや生活リズムを事前に把握でき、保育のヒントになるでしょう。

食事や健康面などで配慮することなどを知ると、入園後スムーズに対応することができそうです。

また、育児の悩みや園への要望を共有することで、保護者の方との信頼関係を築くきっかけにしましょう。

面接を通じて保護者の方とのコミュニケーションが深まれば、家庭の連携もスムーズに進めることができそうですね。

 新入園児面接の流れと進め方3ステップ!

Peak-River / stock.adobe.com

新入園児面接は、「事前準備」「面接当日」「面接後の対応」の3ステップを意識してスムーズに進めましょう。面接を円滑に進めるためのポイントを紹介します。

ステップ1【事前準備】

面接当日に慌てないよう、事前準備が大切です。必要な情報を整理し、保護者の方がリラックスして話せる環境を整えましょう。

  • ヒアリングシートを作成・配布する
    保護者の方に事前に記入してもらうことで、当日は回答をもとにスムーズに質問を進められます。
  • 面接で確認する項目をリスト化する
    発達状況や食事、生活リズム、健康面など、事前に質問内容を整理しておくことで、聞き漏れを防ぐことができるでしょう。
  • 保護者の方がリラックスできる工夫をする
    明るく温かい雰囲気をつくり、簡単な自己紹介を取り入れることで、保護者の方が安心して話しやすくなりそうです。

ステップ2【面接当日】

面接当日は、保護者の方が安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。リラックスできる環境を整え、必要な情報を聞き取れるよう意識しましょう。

  • 挨拶・自己紹介をする
    笑顔で挨拶をし、自己紹介を行うことで保護者の方の緊張が和らいで話しやすくなるかもしれません。
  • ヒアリングシートをもとに質問を進める
    事前に記入してもらった内容を確認しながら進めることで、保護者の方も答えやすくなりそうです。
  • 園の方針や生活の流れを伝える
    園での1日の流れや保育の方針を説明することで、入園後のイメージがしやすくなるでしょう。
  • 保護者の方の質問に丁寧に対応する
    疑問や不安に寄り添いながら答えることで、信頼関係を築くきっかけになりそうです。

保護者の方がリラックスして話せるよう、穏やかな雰囲気づくりを意識しながら進めることが大切です。

ステップ3【面接後】

面接で得た情報を適切に活用し、入園後の保育につなげていきましょう。

  • 面接内容を記録し、職員間で共有する
    子ども一人ひとりの発達状況や健康面について情報を整理し、職員全体で共有し、配慮事項などを確認することが大切です。
  • 配慮が必要な点をまとめる
    アレルギーや生活リズムなど、特に注意が必要な事項を明確にし、保育の中で適切に対応できるよう準備を進めます。
  • 保護者の方へのフォローを行う
    面接で出た不安や疑問に対して、必要に応じて追加の説明や連絡を行い、保護者の方が安心して入園を迎えられるように環境を整えましょう。

面接後の対応を丁寧に行うことで入園後の保育がよりスムーズになり、子どもが安心して過ごせる環境づくりにつながるでしょう。

 新入園児面接に役立つヒアリングシート(無料DL付き)

新入園児面接では、限られた時間の中で子どもの生活リズムや健康状態を把握することが大切です。

ヒアリングシートを活用することで、面接がスムーズに進みそうです。

新入園児面接のヒアリングシート例

項目 内容 備考
基本情報
お子さまの名前    
生年月日   ( 歳児クラス)
保護者の名前    
緊急連絡先    
友だち・お知り合いの名前    
保育形態の利用
利用時間 □標準(11時間) □短時間(8時間)  
利用曜日 □月 □火 □水 □木 □金 □土 ※9時までの登園にご協力ください
送り時間 ①( : )②( : ) □勤務時間未定  
迎え時間 ①( : )②( : ) ( / )頃決定予定  
送迎者
送り ①(     )続柄( ) ②(     )続柄( )  
迎え ①(     )続柄( ) ②(     )続柄( )  
健康・アレルギー
アレルギーの有・無 □ なし □ あり(     ) 除去食対応希望など
アレルギー発症時期 ( 歳 カ月)  
アレルギーの内容    
アレルギーの対処法    
持病・服薬の有無 □ なし □ あり(     )  
主治医・かかりつけの病院
病院名    
主治医の名前    
病院の連絡先    
好きな遊び
遊ぶときの様子 □ ひとりで遊ぶのが好き □ 友だちと遊ぶのが好き  
外遊びの頻度 □ よく遊ぶ □ たまに遊ぶ □ あまり遊ばない  
おもちゃの好み □ ブロック □ 絵本 □ ぬいぐるみ □ 乗り物 □ その他(     )  
メモ
 

※新入園児面接ヒアリングシートはこちらをダウンロードしてご活用ください。

新入園児面接ヒアリングシート

新入園児面接で注意すべきポイント

保育士lielos / stock.adobe.com

新入園児面接では、保護者の方が安心して話せる雰囲気づくりが大切です。限られた時間の中で、必要な情報をスムーズに質問できるよう、以下の点に注意しましょう。

質問事項をまとめておく

生活リズムや食事、健康状態といった面接で確認すべき内容を整理しておくとよいですね。大切な共有事項を聞き漏らさないよう、優先順位を決めておきましょう。

特にアレルギーなど健康状態に関することは詳しく質問することがポイントです。

保護者の方の不安に寄り添う

初めて保育園に預ける保護者の方は、不安を抱えていることが考えられます。

ちょっとした悩みや疑問にも丁寧に耳を傾けることで、信頼関係を築くきっかけになるでしょう。

何か心配なことはありますか?」と声をかけ、話しやすい雰囲気をつくりましょう。

一方的な説明にならないようにする

保育園の説明も大切ですが、面接では保護者の方の話をしっかり聞くことが重要です。

相槌を打ちながら「お子さまのお気に入りの遊びはありますか?」などと質問すると、会話が広がりやすくなるでしょう。お互いの理解を深めながら、スムーズに話を進められるとよいですね。

保育方針を押しつけない

保育園にはそれぞれのルールや方針がありますが、一方的に伝えるのではなく、保護者の方の考えも尊重するように気をつけましょう。

園ではこうしていますが、ご家庭ではどうされていますか?」と質問する中で伝えるなど、自然な流れでお話しできるとよさそうです。

新入園児面接は準備が大切!当日に備えてヒアリングシートを用意しよう

新入園児面接は、子ども一人ひとりを深く理解し、安心して園生活をスタートするための大切な機会です。

保護者の方と円滑にコミュニケーションを取り、必要な情報をスムーズに聞き取るためにも、事前の準備が重要です。あらかじめ職員同士で打ち合わせを行い、面接の流れや質問内容を整理しておきましょう。

当日はヒアリングシートを活用しながら保護者の方とのやり取りを進めることで、落ち着いて新入園児を迎えられる環境を整えられるとよいですね。

なお、「保育士バンク!新卒」では、新卒保育士さん向けに面接や保育の実践に役立つ情報を発信しています。

また、就職・転職のサポートも実施しているので「新年度だけれど、転職しようか迷っている」など何かご相談がありましたら、お問い合わせお待ちしています。

あなたらしく、保育士としてのやりがいを感じながら働ける職場をいっしょに探していきましょう。

これから就活をはじめる方はこちら 就活ガイド 保育士バンク!新卒に就職相談してみる
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