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【保育士の面接対策】面接のための準備・服装・マナー・質問対策を完全網羅

新卒の就職活動だけでなく、経験ある保育士の転職活動においても、採用選考の一環である面接は、その決定に大きなウェイトを占めています。面接では服装や身だしなみなどの第一印象から、面接での質問に対する受け答え、マナー面や所作など、総合的な面で志望者の人柄や企業や園への適正が判断されます。面接がどういった意図で行われているのか、採用側の意図をしっかり理解した上で、事前準備して面接に臨みましょう。


面接を受けている様子 metamorworks/shutterstock.com

保育士の面接対策のための事前準備

新卒や未経験での就職活動での面接で、面接の準備は非常に重要です。初対面で採用担当者にいい印象を持つてもらうには、清潔感のある身だしなみや、短時間で自分の良さを分かってもらうための的確な受け答えの能力が求められます。


情報収集

資料請求やWEBの企業公式HPの情報

志望園の情報収集はできるだけ詳しく行いましょう。資料請求を行ってパンフレットをしっかり読み込むだけでなく、公式WEBページを検索し、どのような保育理念のもと保育を行っているかや給与、福利厚生などについてはしっかり目を通しておく必要があります。ここで得た情報は、面接の際の志望動機や、企業や園に対する逆質問の内容を考える際につながっていきます。


就職フェアや合同説明会

保育士の就職サイトや自治体が主催している就職フェアや合同説明会で、さまざまな法人や園の担当者から就活や働く上での話を聞くことができます。また、実際に働いている先輩保育士の方たちから、園のリアルな情報を聞くチャンスです。


園見学や実習

志望企業や志望園には、できるだけ事前に予約を取って園見学に参加してみましょう。施設の規模や保育の内容、職員同士の雰囲気について、実際に見ておくのは面接時のアピールポイントにもなります。同じように、実習先の園を志望園にすることも面接では大きく役立ちます。実際の保育内容を見たり、学んだりしたことを面接で伝えることは、志望動機や仕事への熱意を伝える際に説得力が増すでしょう。


OB、OG訪問

志望先に同じ学校を卒業して就職した先輩がいるならば、学校を通じてなどのアポどりをして話を聞いてみましょう。また、志望園で働く先輩に関わらず、現役で働いている先輩が今どのように働いているのかを聞くことは、自分が実際に働く際はどのような働き方をしたいのか、具体的に見極めることに役立ちますので、積極的に他の園に就職している先輩に話を聞いてみましょう。


時事ニュースのチェック

近年では、保育制度の移り変わりや保育に関する問題などが世間で注目が集まっています。そのため、保育士の面接では時事問題についてどう考えているのか、意識を問われる質問内容も多くあります。ニュースサイトや新聞など、日々チェックしておきましょう。


自己分析

保育士の就職活動における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析して、保育士として仕事をする際の「適正部分」や「強み」「アピールできるポイント」を発見することです。そのために、自分の性格や今までにおける人生経験をじっくりと掘り下げて分析します。分析結果を元に、主観としての評価ではなく、他人の目から見た客観的な視点からの「現在の自分の能力」を把握しましょう。
面接の自己PRや志望動機を採用担当者に伝える際に、説得力と個性がある受け答えができるでしょう。

自己分析についての詳しい説明はこちらから


模擬面接

以上の準備が一通りできたら、模擬面接を受けてみましょう。模擬面接は在籍している学校の就職相談課の職員が対応してくれたり、ハローワークや就職活動向けの求人サイトでも対応してくれます。応募企業や志望園を想定した面接の練習を行います。自分の準備の弱い部分や、言葉遣い、立ち居振る舞いなどでの弱点を事前に知ることで克服でき、対処することができるでしょう。


面接の服装や身だしなみ

服装

保育士の面接の服装は、特に指定がなければ、一般的にはスーツで臨みます。


スーツ

就職面接は「スーツ」を着用するのが一般的です。 「私服でお越しください」と言われた場合でも、基本は黒・グレー・チャコール・紺などの落ち着いたスーツを着用しましょう。白やベージュなどの明るい色は、カジュアルなイメージが強いので避けましょう。一般的にいうリクルートスーツであれば問題はありません。シルエットはあまり絞りすぎや細すぎでない、自然なラインのものがいいでしょう。


私服

新卒の転職活動ではあまり見られませんが、まれに園での面接は、子どもを驚かせたりしないよう「普段の服装でお越しください」「動きやすい私服で」と指定があることがあるようです。そういった場合は、私服を指定された意図をしっかりくみ取ることが大切です。 普段着と言っても、面接をしっかりと意識した、落ち着いた色(黒・グレー・ベージュなど)の上下で、オフィスカジュアル向けのきれい目コーディネートを選びましょう。


髪型と髪色

髪型

髪が顔にかかると表情が暗い印象になるので、結んだり、ピンで留めたりするなどして耳を出すようにしましょう。ロングヘアーは後ろで髪を束ねるなどして、すっきりした髪形にしましょう。


髪色

明るすぎる茶髪だとあまりいい印象を持ってもらえないことがあります。
黒髪か、落ち着いた自然な髪色(できれば黒)にした方が無難です。


メイク、ネイル、アクセサリー

メイク

基本はナチュラルメイクで、アイラインや眉は自然なイメージで整えてください。
ノーメイクは、保育園の保育方針にもよりますが、一般的に人と会う場合はメイクをしていたほうが丁寧な印象になります。


ネイル

保育士は子どもたちへの安全面と衛生面に配慮して常に爪を短くしています。そのため、面接の際は爪は整えていきましょう。派手なネイルや付け爪ははずしましょう。


アクセサリー

ピアスやイアリング、ネックレスなどアクセサリー類はすべて外しておきましょう。


身だしなみ

身だしなみは面接会場に入る前に、必ず一度チェックしましょう。その時間をつくるためにも、面接会場には余裕を持って早めに到着できる時間に家を出ましょう。


面接当日の持ち物

かばん

ビジネス用の黒カバンが基本です。履歴書や職務経歴書、施設のパンフレットなどA4サイズの書類が入る、シンプルなものを選びましょう。


持ち物

身だしなみの万全を期すために、面接前にチェックして不備があれば整えられるよう、ケアできる持ち物を用意しましょう。
履歴書やエントリーシートは事前に提出してあることがほとんどのため、特に持参しなくていいのですが、会場に入るまでに時間があれば、エントリーシートのコピーや志望する企業や園の資料などにもう一度目を通して、面接に備えましょう。


【面接に必須の持ち物・チェックリスト】

・エントリーシート、履歴書のコピー
・志望企業、園の資料
・携帯電話
・筆記用具
・財布
・予備のストッキング=伝線しにくいストッキングを予備に1足。
・室内履き(スリッパ)=園の指定があれば従う(※指定なければ黒の携帯スリッパや上履きなど)
・エチケットブラシ=面接直前にスーツの埃をとるため。
・ソーイングセット
・靴磨き用クロス
・ハンカチ・ティッシュ

面接当日の流れとマナー上の注意点 maroke/shutterstock.com

面接当日の流れとマナー上の注意点

面接の流れに沿って、気をつけたいポイントを紹介します。就活で面接を受ける前にぜひ確認しておきましょう。


面接会場で受付を済ます

早めに最寄り駅に到着を

時間には余裕を持って、最寄り駅に到着しておくといいでしょう。早めに着いた場合は近隣で志望企業の資料の最終チェックや身だしなみを整えて待機します。


受付

時間には余裕を持って、会場に到着しておき、どこかで時間をつぶすなどして約束の5分前を目安に会場入りしましょう。
会場に入る際に受付を済ませて入館をします。受付では学校名と氏名を伝えて、面接で着たことと、今回の担当者の名前を告げましょう。


待機

周囲の志願者などとおしゃべりはせず、姿勢を正して静かに待つように心がけまましょう。携帯電話の電源は切るか、バイブレーターをオフにしてマナーモードにしておくと良いでしょう。


入室

ノックはゆっくりと行いましょう。「どうぞお入りください」と言われたら扉を開けます。
入室したら扉の方を向いて扉を静かに閉めましょう。
閉め終わったら必ず面接担当者の方に向き直り、扉の前で「失礼いたします」と一礼してから椅子に向かいます。
椅子の左側、または後ろに立ち、「〇〇大学の△△です。どうぞよろしくお願いいたします」と言って一礼をします。
面接担当者に「おかけください」と勧められてから「失礼いたします」とお礼を言って着席しましょう。


面接

鞄は足下に置きましょう。
男性は手を軽く握った状態、女性は手を重ねてひざの上に置きます。姿勢をしっかり正して、猫背にならないよう意識します。
面接担当者の目を見ながら、自然な笑顔ではきはきと受け答えしましょう。


退室

面接が終わったら、着席したまま一度「本日は、ありがとうございました」と一礼します。
起立してから、いすの横で再度「ありがとうございました」と一礼し、ドアの手前で面接担当者の方に向き直り、「失礼いたします」とあいさつをしてから退出しましょう。


面接で聞かれる質問

面接は採用担当者から志望者に向け、さまざまな質問がなされます。


面接の質問で採用担当者が知りたいポイント

・入社意欲
・企業や園とのマッチ度
・企業や園に対する理解度
・将来のビジョン


面接でのすべての質問は『あなた(志望者)はどんな人か?』ということを知るためのものです。
「どんな人?」を知るために企業や園が着目する点は「能力・性格(何ができるか)」と「志向(何をやりたいか)」の2つが考えられます。
企業や園はこの2つを知るために、学生が答えやすいようにかみくだいた、さまざまな質問を投げかけ、園の理念や保育方針に合う人材かどうかを判断するでしょう。
過去の経験についての質問では能力や性格を、志望理由についての質問では志向を、企業に関する質問や将来のビジョンなどに関する質問では、入社意欲や保育という仕事に対する理解度、園とのマッチ度などを確認しようとしているでしょう。


自己紹介

面接冒頭には、「自己紹介をお願いします」と言われることもあるでしょう。自己PRとの違いは、自己紹介は30~40秒を目安に、簡単に自分のプロフィールや学生時代にしてきたことなどをを話せるように準備しておきましょう。


志望動機

志望動機は、数ある企業や園の中からその企業をどうして選んだのか、その理由のことです。事前の情報収集を通じて「自分の経験や性格の強みを生かして、やりがいを持って働くことができそう」「この園でこんな保育をしてみたい」と感じた点などを伝えられるように準備しておきましょう。


自己PR

自己PRを通じて採用担当者が知りたいことは「ここで保育士として働くために、必要とする適性や熱意を持っているか」ということです。そのため、「どれだけその園のことを理解してくれているか」「自分の性格や経験がその園の保育理念や方針に合っているか」「保育に対してどれほど熱意があるか」などについて、アピールすることが大切です。


長所短所

長所短所を質問することで、仕事で問題にぶつかった時も「自分の強みをどのように生かすか」「自分の弱みをどのように克服するか」を自分で考え、課題を乗り越えていける人かどうかを見ているようです。また自己分析が客観的にできる人は、「課題を見出す力がある」という見方もできるでしょう。長所だけでなく短所も質問することで、「物事のネガティブな側面ときちんと向き合い、それを克服する努力ができるか」を確認しているのです。


逆質問

面接の最後に「何か質問はありませんか」と聞かれるケースは非常に多いようです。 この質問で採用担当者は、志望者の質問力や、働くことになった場合のミスマッチを事前に防ぐため、園に対する理解をより深めてもらうために質問をしている意図があります。 また、志望者にとってはこの質問が最後のアピールポイントとの見方もできるでしょう。 対策としては、以下について準備しておきましょう。

・逆質問を想定し、聞きたいことを幾つか用意しておく
・企業や園の魅力をより深堀りした質問をする
・給与、残業、休暇制度などの待遇面については、その場での質問はできれば避けたほうが無難。どうしても聞いておきたいことは1~2つに絞る


面接では企業や園が保育士として欲しい人材を意識して対策を

面接対策で大切なのは、企業、園、採用担当者が「どんな保育士を採用したいと考えているか」を自分が採用側になった立場で想像し、その意図やニーズをくみ取って行動することです。自分がその場所で活躍できそうな部分をしっかりアピールしたり、企業や園から見て、恥ずかしくない服装、身だしなみ、マナーを守った立ち居振る舞いをするなど、しっかりと理解して行動すれば、意欲と熱意は採用担当者により伝わりやすくなるでしょう。