保育士のやりがいや魅力とは。仕事をする中で感じる楽しさ

保育学生の中には、保育士の仕事についてどのようなやりがいや魅力があるのか気になる方もいるのではないでしょうか。これから保育士として働いていくと大変なことや苦労する場面もあるかもしれませんが、さまざまな楽しさを感じられるというエピソードもあるようです。今回は、保育士の仕事をする中で感じるやりがいを紹介します。

保育士のやりがいや魅力とは。仕事をする中で感じる苦労することや楽しさ
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保育士の仕事で大変なこととは?

保育士資格の勉強や保育実習をしていく中で、保育士としての仕事に大変なことはあるのだろうかと気になる保育学生の方もいるかもしれません。

一般的に保育士の仕事で大変そうだと感じる意見の中には、「残業が多い」「人間関係が難しそう」「責任感が重そう」などといったイメージがあるようです。

具体的に見ていきましょう。

時間外労働(残業)がある

保育士の仕事は一日を通して子どもと関わるだけでなく、日誌などの書き物や製作の準備などさまざまなことがあるようです。

施設によって異なりますが、おおよその保育士の一日は、子どもが園にいる時間は子どもと関わりながら体調のチェックや年齢にあった遊び、行事に向けての練習、食事や午睡を進め、子どもたちが園にいない時間や午睡中に、製作など活動の準備、日誌やエピソード記録に加え連絡帳の記入、掃除、行事に向けた製作物、職員会議などがあります。

日中は子どもたちとの関わりの中で体力を使うこともあり、さらに子どもが帰宅後も掃除や活動の準備などがあるため、勤務時間内に終わらずに時間外労働になってしまうことが、保育士の仕事で大変だと感じる一つといえそうですね。

人間関係

保育士の仕事で大変なことの一つに人間関係が挙げられるようです。

保育現場では、職員同士だけでなく、職員と保護者間のかかわりもあるため、大変なのかもしれません。

職員間

職員同士の関わりでは、上下関係の厳しさや保育観などの違いから、意見を伝えあうのが難しいと感じることもあるようです。自分が学んできた保育と長年いる保育士の保育では、新たな考え方と経験からの知恵がすれ違うこともあるのかもしれませんね。

職員と保護者間

保護者と関わる中で、全員への平等な関わりが大変なことだと感じる方もいるようです。毎日登降園のときに顔をあわす保護者もいれば、早朝保育や延長保育の利用でしばらく顔を合わせない保護者もいるため、コミュニケーションの取り方を考えることもあるかもしれません。

子どもに対しても、自分の体調や感情で関わり方が変わらないよう、自分自身のコントロールをすることも大変だと感じたという声もあるようです。

子どもを預かる責任感

毎日子どもの命を預かっているという責任が、重く感じられるときもあるそうです。保育士の仕事は、常に子どもたちに危険がないよう、動きを予測したり把握したりと、気を張っていることが大変な職業でもあるかもしれません。

一人で抱える苦労を大変だと感じることもありそうですが、少しずつ乗り越えていけるよう同僚や先輩に相談しながら対応していくことも保育士の仕事をこなしていくことにつながりそうですね。

保育士としてのやりがいや魅力

保育士を目指している方のなかには、子どもと関わることが好きな方や人をまとめることが好きな方もいるのではないでしょうか。保育士という仕事にはどのようなやりがいや魅力があるのかをまとめてみました。

子どもの笑顔を見られた瞬間

保育士の仕事をしていると子どもたちのさまざまな表情に出会えそうですが、子どもの笑顔が見られたときはやりがいを感じる方が多いようです。新任の4月は自分にとっても子どもたちにとっても慣れない環境ではありますが、泣いていた子どもが笑ってくれたときは、とても嬉しく感じたという声も挙げられています。

他にも、自分が設定した遊びで笑う姿や、クラスの子どもたちが同じ理由で笑顔になったときなど、同じ楽しさを共有したときの笑顔が魅力のようです。

「先生」という子どもにとって特別な存在であること

日中の多くの時間を保育園で過ごす子どもたちにとって、保育士は家族の次に安心できるような存在かもしれません。「先生」と呼びながら子どもが笑顔で走り寄ってきてくれたときは、子どもの特別な存在になれた気がして嬉しくなりそうですね。

また、保護者の方に子どものことなどで相談を受けたときに、頼りにできる存在として認めてもらえたというエピソードもあるでしょう。

子どもと保護者との距離感が縮められた瞬間も、保育士という職業の魅力といえるかもしれませんね。

子どもの成長を感じられた瞬間

保育士の仕事をしていると、子どもの「初めて」に出会う瞬間があるようです。保育士になって、立って歩けるようになった、苦手な野菜が食べられるようになった、逆上がりができるようになった子どもたちの瞬間に立ち会えたというエピソードもあるのではないでしょうか。

子どもたちと過ごす中でさまざまな成長が見られることが、保育士という職業の楽しさといえそうです。

自分自身の成長

保育士の仕事は自分自身の成長にも繋がっているという意見も挙げられるでしょう。子どもたちと一つの大きな行事を乗り越えると、達成感から保育士同士の団結や保育士としての自信にもつながるようです。

他にも、同僚や先輩に褒められたことで、やりがいを感じることができたという意見もあり、自分がやってきたことや得意分野が認められることも、魅力の一つといえるかもしれません。

保育士の仕事が大変だと感じたときに意識するといいこと

保育士としての仕事のやりがいや魅力などを説明してきましたが、一方で保育士の仕事を始めたとき、思っていたように進まないことや新任という立場が悔しいなどと苦労を感じることもあるかもしれません。
保育士として働くことが大変だと感じたときは、どのようなことを意識するとよいか具体的に見ていきましょう。

保育士になった理由を考える

保育士として仕事を始めてみると、うまく子どもとの距離が縮められずに大変だと感じたことがある方もいるかもしれません。大変だと感じたときに、なぜ保育士になったのかを考えることも大切なことといえるでしょう。

なぜ保育士になったのかを改めて考えることで、クラスの子どもたちの笑った顔が好きだと再認識して、笑顔を絶やさないクラスにしていこうと改めて考え直すタイミングになったという声もあるようです。もし、保育士の職業を始めて大変だと感じたときには、なぜ保育士になりたかったのかや、どのような保育士になりたいのかを、改めて考えてみると自分自身と向き合うことができていいかもしれませんね。

自分の保育方針を考える

育士の仕事をしていて大変だと感じたときに、「自分自身が仕事に対して楽しさを感じられなくなりそうだったため、考え直してみた」などといった理由から園の方針が自分と違うのではないかと改めて考えた方もいるようです。

これから勤務先を考える保育学生の方は、自分の考える保育方針にあった園を探してみるといいかもしれません。他にも、働きながら自分の保育方針がわかってきたため、違う園に転職したという意見も挙げられており、自分自身が求める保育方針がどのようなことなのかを意識して考えることは、保育士としてやりがいや魅力を感じることにつながるといえそうですね。

保育士のやりがいや魅力はさまざま

今回は、保育士としての仕事のやりがいや魅力について紹介しました。

保育士をしていると、楽しさだけでなく大変なことやうまくいかないこともあるかもしれません。思い描いていた職業との違いに苦労することもありそうですが、改めて子どもの笑顔や成長を間近に見られることに魅力を感じられれば、保育士として今後も働いていきたいという気持ちにつながっていくでしょう。

自分の中でどのような保育をしていきたいかを考えながら、子どもたちと笑いあえる保育士を目指してみてもいいかもしれませんね。

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