保育実習に臨む学生の中には、「メイクしていっても問題ないかな?」と悩む方は多いのではないでしょうか。園の規定によってメイクの有無は異なりますが、規定がないという場合でも、どの程度メイクしていいのか気になりますよね。今回は、保育実習におけるメイクについて紹介します。
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■目次
保育実習にはメイクをして行っても大丈夫?
保育実習へ行く保育学生の中には、「保育実習中はメイクしていても大丈夫?」「すっぴんで行きたくない」と思う方もいるのではないでしょうか。
保育実習におけるメイクは、園によって規定の有無はさまざまです。
園によってはメイクせずにすっぴんが望ましいというところもあれば、薄めのメイクであれば大丈夫という園もあるでしょう。
ただし、メイクをしても問題ないという園であっても、乳児を担当する場合など、メイクした顔に子どもの手が触れてしまわないようにすっぴんが望ましい、としている場合もあるようです。
メイクは自分を綺麗に見せる効果があるだけでなく、メイクをして出勤することは社会人としてのマナーともいわれています。保育実習はあくまで学びの場なので、園がメイクを許可している場合でも清潔感があり、自然な感じに肌が明るく見えるようなナチュラルメイクを心がけるとよさそうです。
また、保育実習に行く前に、園から実習中のメイクの有無について説明があるかもしれませんが、特に説明がない場合は自分から園にメイクをしても問題ないのかを質問するなど、きちんと確認してから行うといいかもしれません。
今回は、保育実習でメイクしても問題ない場合、どのようなメイクが好ましいのかくわしく紹介します。
保育実習のメイクのポイント①ファンデーション
保育実習では、薄めのメイクやすっぴん風のメイクを心がけると、肌が明るく見えて清潔感のある印象につながるようです。
ファンデーションはメイクのベースともいえる部分ですので、厚くなってしまったり、自分の肌の色と大きく違ったりすると、人工的で不自然な印象を与えてしまうかもしれません。
まずは、保育実習でメイクをするときのファンデーションのポイントについて説明します。
自然な色合いに見えるファンデーションを選ぶ
メイクのベースとなるファンデーションのポイントとして、自然な色合いを意識することが大切といえそうです。
ファンデーションは、自分の肌より暗い色を選んでしまうと、暗めの印象を与えてしまったり、仕上がりが不自然に見えたりすることも考えられるでしょう。自分の肌に近い色合いのファンデーションを選ぶことで、自然な色合いになり、清潔感がある明るい印象のメイクにつながるかもしれません。
そうはいっても、自分の肌に近い色を見つけるのは難しいですよね。ファンデーションは、色の明るさや色味などから判断すると、自分の肌に近い色のものが見つけやすくなるようです。化粧品売り場では、試供品としてファンデーションを試せるところもあるので、自分の肌につけてから選ぶといいかもしれません。
その際の注意点として、手の甲や手首は顔の色と違うことがあるため、フェイスラインや顎の辺りにつけてみるのが一般的のようです。首の色と顔につけたファンデーションの境目がはっきり出てしまうと不自然に見えてしまうため、違和感のない色を選んでみてくださいね。
ファンデーションが厚塗りにならないように気を付ける
ファンデーションのポイントとして、厚塗りにならないように意識することも大切といえるでしょう。
ファンデーションは、何度も重ねてしまうと厚塗りになってしまうだけでなく、濃いめの化粧をしているという印象を与えてしまうかもしれません。
反対に、ファンデーションを薄めに塗ると透明感があり、すっぴんのようなナチュラルメイクに近づきそうですね。
ほかにも、ラメ入りのファンデーションは、色合いが適切なものでも派手な印象につながったり、ラメが子どもの肌や服についてしまったりする可能性があるため避けたほうがいいようです。
また、夏場は汗でメイクが落ちてしまったり、日に当たって肌が焼けたりすることが考えられます。保育実習であっても化粧を直す時間がない場合もあるため、汗や水に強いウォータープルーフのファンデーションやUVカットの効果もある化粧品を使用するのもいいかもしれません。
このように、保育実習でメイクをするときは、ファンデーションの色合いや厚塗りにならないように気をつけることで、清潔感や透明感のある印象に仕上がりそうですね。
保育実習のメイクのポイント②アイメイク
保育学生の中には、アイメイクをどの程度していいのか悩む方もいるかもしれません。
目は顔のパーツでも目立つ部分ですので、アイメイクを濃くなってしまうと目元が強調されてしまいますよね。
保育実習におけるアイメイクのポイントを紹介します。
眉毛
眉毛は、少し形を変えるだけで顔の印象を変わるものですので、自然に見えるようにかくといいでしょう。眉毛が薄い方は適度にアイブロウなどで書き足し、濃い方はあまり手を加えずに、元の形を活かして仕上げてみてくださいね。
保育実習のメイクで眉毛を仕上げるときは、子どもたちと接するときのことも考えて、優しい印象になるように仕上げるのがポイントです。眉毛の色をきちんと髪色に合わせると、自然な眉毛にすることにつながるでしょう。
アイブロウコートを活用すると、かいた眉毛が崩れにくく形をキープしやすくなるようです。
アイシャドーやアイライン
アイシャドーやアイラインは、ラメ入りのもの、自分の肌と大きく違う色や複数の色を重ねてしまうと目元が強調されて見えるかもしれません。そのため保育実習へ行くときのアイメイクは、できるだけナチュラルに仕上げるのがポイントです。
アイシャドーをつけるときは、できるだけ肌の色に近いものを選び、使用する色は単色にするとすっぴんに近い自然なメイクになるかもしれません。
アイラインはメイクの方法によって派手な印象を与えてしまう可能性があるため、目元が強調しすぎないように気をつけましょう。
つけまつげやまつげエクステ
保育実習では、つけまつげやまつげエクステをしても問題ないのか気になる方もいるかもしれません。
保育実習でつけまつげをつけてしまうと、目元が濃くなりやすいでしょう。
一方、まつげエクステは取り外しが不要であるものの、まつげエクステのボリュームによっては、目元のインパクトが強くなってしまうかもしれません。
つけまつげやエクステだけでなく、事前にどの程度までアイメイクをしても問題ないのかを園に確認しておくとよさそうです。
保育実習のメイクのポイント③リップ
保育実習でメイクをするとき、色付きのリップを塗っていいか気になる方もいるでしょう。
色付きのリップを塗ることで唇が血色よく見えるかもしれませんが、保育実習のなかで子どもたちと遊んだりかかわったりする際に、子どもの指や服についてしまうことも考えられます。そのため、子どもの肌や服についても問題ないように、色がないリップクリームを薄く塗るといいかもしれません。
色がないリップクリームでも唇が潤ってつやがあるように見えますし、唇が乾燥するのを防いでくれるようです。
このように、保育実習でメイクをするときは、色がないリップクリームにすると保湿もでき、すっぴんに近いナチュラルメイクに仕上げることができそうです。
園の規定を確認した上で保育実習にふさわしいメイクをしよう
今回は、保育実習におけるメイク事情について説明しました。
保育実習は、保育学生にとって保育士の仕事を学ぶ場になります。そのため、メイクをしていっても問題ないかなど、事前に園の規定をきちんと確認してから行うことが大切になります。
そして、保育実習でメイクをしても問題ないという場合は、肌が自然な色合いに見えるすっぴんに近いメイクを心がけることで、園の職員や保護者などに清潔感があり、明るい印象を与えられるかもしれませんね。