保育実習の自己紹介にスケッチブックを使うとき。似顔絵を入れるなどの作り方の工夫

保育実習を控えた保育学生さんのなかには、子どもたちへの自己紹介にスケッチブックを使おうと考えている方もいるかもしれません。実習初日に子どもたちへ向けて似顔絵やスケッチブックシアターで挨拶をすると、すぐになかよくなれるかもしれませんね。このコラムでは自己紹介用のスケッチブックの簡単な作り方などを紹介します。

保育実習の自己紹介にスケッチブックを使うとき。似顔絵を入れるなどの作り方の工夫

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保育実習での子どもたちへの自己紹介

保育実習初日の子どもたちへの自己紹介は、子どもたちに名前を覚えてもらったり親しみをもってもらったりする大切な機会といえるでしょう。しばらくいっしょにすごす子どもたちに、印象的な自己紹介をしたいと考える保育学生さんもいるかもしれません。そのためには言葉だけでなく目に見えるものを使うとよさそうです。

ペープサートやパペットなども子どもに喜ばれるようですが、スケッチブックを使う自己紹介もよいのではないでしょうか。スケッチブックは手軽に絵を描いたり紙などを貼ったりすることができるので、アレンジや工夫をしやすいアイテムかもしれません。

そこで今回は、スケッチブックを使った保育実習の自己紹介の仕方を紹介します。

保育実習の自己紹介でスケッチブックを使うときのポイント

保育実習の自己紹介でスケッチブックを使うときには、いくつかポイントがあるようです。どのようなことを意識して作るとよいのでしょうか。

子どもの年齢にあわせて作る

ポイントのひとつ目は「子どもの年齢にあわせる」ことです。担当するクラスによって作り方を工夫してみましょう。

3歳児クラス

3歳児クラスの子どもたちは、ひと目で何かわかる絵などがよいかもしれません。スケッチブックに鮮やかな色彩の絵や単純化した絵が描かれていると、子どもの気持ちをしっかりつかむことができそうですよ。

4歳児クラス

4歳児クラスでは、スケッチブックに仕掛けを取り入れた自己紹介をしてみてはいかがでしょうか。子どもたちの様子を見て、タイミングをとりながら手作りの仕掛けを動かせば「すごい!」と目を輝かせてくれそうです。

5歳児クラス

5歳児クラスになるとひらがなや数字を読める子どももいるかもしれません。スケッチブックに自分の名前を大きく書いて自己紹介をすると、子どもたちとのコミュニケーションを取りやすくなりそうです。

構成を工夫する

ポイントのふたつ目はスケッチブックの構成を工夫することでしょう。子どもたちに最後まで興味をもって自己紹介を聞いてもらえるように、物語風・名前の文字を使うカルタ風などのわかりやすい工夫をするとよいかもしれませんね。

保育実習の自己紹介用スケッチブックの作り方

保育実習の自己紹介用のスケッチブックは、どのように作るとよいのでしょうか。実際の作り方を簡単に紹介します。

好きなものをランダムに集める

時間をかけずに簡単に作る場合は、スケッチブックの最初のページに自分の似顔絵と名前を書き、その後の一枚一枚に好きなものの絵をランダムに描くという方法がよいかもしれません。

子どもの好きそうな食べ物や動物も入れると「わたしもすき!」と共感してもらえて、一気にお互いの距離が縮まるのではないでしょうか。名前を絵で表すなどの工夫をすると、子どもにも覚えやすそうですね。

仕掛けやクイズを使う

自分のアピールポイントを仕掛けを使ったクイズ形式にして、自己紹介をするという作り方はいかがでしょうか。

作り方の例

1.スケッチブックの1枚目に自分の似顔絵を大きく描きます。

2.大きく描いた口の端に切り込みを入れ「こんにちは」などの挨拶の吹き出しカードを引っ張り出す、という仕掛けにします。

3.切り込みの幅にあわせて吹き出し用のカードを作ります。

4.スケッチブックの2枚目を、カードの通り道を除いてしっかり張りあわせて、のりが乾いたら吹き出しカードを差し込んでひと組のできあがりです。

5.ひと組目は挨拶、二組目は得意なこと、三組目は好きな虫、のように何組か作りましょう。

自己紹介の例

1.ひと組目の似顔絵を子どもたちに見せて「私の名前は〇〇です。こんにちは」などと言いながら、ゆっくり吹き出しカードを引き出します。

2.「次はクイズです。私はダンスとお絵かきのどっちが得意でしょう。」と2択か3択のクイズを出して、子どもの声を聞きながら答えのカードを引き出します。

3.三組目は二組目と少し変えて「今度のクイズは難しいかな?私の好きな虫はなんでしょう。」のように出題すると、自己紹介が盛り上がるかもしれません。

クイズの答えは文字でなくイラストにすると、子どもたちも楽しんでくれそうですね。

スケッチブックシアターにする

3つ目に紹介するのは、スケッチブックシアターです。例えば、保育士になった自分を主人公にしたお話を作ってみてはいかがでしょうか。

初めに自己紹介の挨拶を入れ、ひとりで心細く思っているところに子どもたちが来てくれて、最後にはみんなで楽しく遊べるようになるというストーリーを紙芝居風のスケッチブックシアターにすると、子どもたちが「先生といっしょに遊びたい!」と思いながら見てくれそうですよ。

作り方のポイントとして、絵に色を塗るだけでなく、千代紙を貼ったり飛び出す仕掛けを取り入れたりすると、子どもの目を引きつけられるようです。

スケッチブックを使った自己紹介で意識すること

保育実習の自己紹介でスケッチブックを使う場合、どのようなことを意識するとよいのでしょう。子どもたちが喜んで聞いてくれるコツを紹介します。

子どもの目を見て笑顔で話す

保育実習で子どもたちに自己紹介をするときは、スケッチブックから目を離して子どもと視線をあわせながら話すようにしましょう。子どもの様子を見ると、保育学生さんの言葉が伝わっているかや興味をもってくれているかなどがわかるかもしれません。子どもたちに伝わっていないかな?と感じたときは、声の大きさを変えてみたり少し間を取ったりしてみるとよいようです。

そして、何より大切なことは笑顔で話すことでしょう。「みんなが大好きだよ」という気持ちで笑いかけると、子どもたちも思わず笑顔になってくれるかもしれません。

短時間でできるようにする

短時間で必要なことを伝えることも、保育実習の自己紹介のコツになります。そのためには、子どもたちの反応を何通りも予想しながら練習をしておくことが大切かもしれません。子どもの声に的確に応えながらリズミカルに自己紹介を進められると「もっと先生のお話を聞きたい」と感じて、自己紹介後に保育学生さんの周りに集まってきてくれそうですね。

保育実習の自己紹介をスケッチブックで楽しく演出しよう

今回は、スケッチブックを使う保育実習の自己紹介についてまとめました。

スケッチブックは描いたり貼ったりしやすいアイテムなので、似顔絵や挨拶を印象的に入れることも簡単にできそうです。また、スケッチブックシアターのように作り方を工夫すると、子どもたちが興味をもってくれるかもしれません。仕掛けを入れたりきれいな紙を貼ったりして、スケッチブックで楽しく自己紹介を演出してみましょう。

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