就活にGPAが影響するのか不安になってしまう保育学生さんもいるでしょう。特に1点台など数値が低い場合、選考にかかわらないか心配ですよね。今回は、就活でGPAは見られるのかどうかをくわしく紹介します。あわせて、GPAが低いときの自己アピール方法や、成績を上げるコツを具体的にまとめました。
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■目次
GPAは就活に影響する?
学校の成績を一目で判断できるGPA。就活に影響するのか気になる方もいるかもしれませんが、GPAを見るかどうかは園によって異なるようです。
評価の参考にする場合としない場合について、くわしく紹介していきます。
GPAより人間性を重視される場合がある
GPAは学校や教授によって数値の付け方が変わることから、選考に関係ない場合もあるでしょう。
選考ではさまざまな学校に所属している保育学生さんを比較するので、学校によって評価基準が異なるGPAを指標にすることは難しいのかもしれません。
そのため、新卒保育士の就活ではコミュニケーション力や素直さ、保育のスキルなどを求められることが考えられます。
GPAが影響する可能性もある
一方で、GPAはどれだけ真面目に学業に取り組んだかが分かるので、選考で重視される可能性もあるでしょう。
数値があまりにも低い場合、目の前の課題に対応する力に欠けていると思われてしまうかもしれません。
他にも、どちらの保育学生さんを採用するかで迷ったときに、GPAを判断基準にすることも考えられます。
また、最近では履修履歴に注目し、どのような内容に興味を持っているか、仕事の適性はあるのかを確認するケースもあるようです。
例えば障がいを持つ子どもを保育するにもかかわらず、「障害児保育」の成績が悪い場合はマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
内定を獲得しやすくするためにも、GPAを意識しながら学業に取り組めるとよいですね。
それでは、GPAの向上に役立つ計算方法や数値の意味などをくわしく紹介していきます。
GPAの計算方法と平均値
GPAとは「Grade Point Average」の略で、科目の成績を表した数値のことです。
GPAが高いほどよい成績となり、低いほど悪い成績として判断されます。
計算方法と平均値について、それぞれ見ていきましょう。
GPAの計算方法
学校の成績はテストやレポートなどの点数を合わせて100点となり、基本的にSABCD(またはF)の5段階に分けられます。
90~100点はS、80~90点はA、70~80点はB、60~70点はC、59点以下はD(またはF)となり、それぞれS~Dの順で4~0の点数に換算されるようです。
その点数をGPと呼び、すべての科目分のGPを足して平均したものがGPAとなります。
数式を以下にまとめました。
(GP×単位数)の総和÷総単位数=GPA
例えば、GP4.0(S)が2単位、Gp3.0(A)が2単位、GP2.0(B)が2単位、GP1.0(C)が2単位のときは、以下のように計算されます。
(4.0×2+3.0×2+2.0×2+1.0×2)÷8=2.5
しかし、学校によって方式が異なる場合もあるようなので、もらった資料やシラバスなどをしっかり確認しましょう。
GPAの平均値
GPAの平均値は中間である2.5くらいで、3.0を超えれば優秀な成績と評価されるようです。
反対に、GPAが1点台の場合は悪い成績と見られることが多いようなので、数値を上げる努力が必要でしょう。
就活でGPAが必要になるタイミング
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ここからは、新卒保育士の就活でGPAが必要になるタイミングについて紹介します。
エントリーシートを提出するとき
エントリーシートを提出するときに直接書き込んだり、いっしょに成績証明書などを送付したりする場合があるでしょう。
園によっては面接を行うかどうかの参考にするようです。
選考を受けるとき
面接などの選考を受けるときに、卒業見込証明書といっしょに成績証明書を送るケースもあるかもしれません。
面接で聞く質問の参考になったり、エントリーシートに嘘を書いていないかの確認になったりするようです。
内定を承諾したとき
内定を承諾した後に、卒業できるかの確認として卒業見込証明書や成績証明書を送ることもあるでしょう。
GPAが低い場合でも内定を取り消しされることは基本的にないようですが、マイナスの印象を与えることはあるかもしれません。
大学のGPAを上げる方法
GPAを見るかどうかは園によって異なりますが、数値が高いことで希望のゼミに入りやすくなったり、成績優秀者向けの奨学金をもらえたりできる場合もあるようです。
他にも自己PRのエピソードとして話せるなど、役立つ場面は多いようなので、ここで紹介する方法を参考にGPAを上げてみましょう。
得意な科目を選ぶ
自分が得意な科目であればよい評価を取りやすく、勉強をするときの負担を減らせるでしょう。
しかし、得意な科目ばかり優先すると、自分が興味のある授業を受けられなくなってしまうかもしれません。
そのため、苦手な科目があるときに、成績を上げるための補助として得意なものを選ぶとよさそうですね。
科目のバランスを意識する
学校の成績は、主にレポートか試験どちらかの点数を参考に決められるようです。
レポートで成績を決める授業ばかりを選んでしまったり、試験を行う授業ばかりを受けたりしてしまうと、提出日や試験日が重なって負担が増えるかもしれません。
どちらかに寄りすぎないようにすれば効率よく対策できるかもしれないので、シラバスをしっかり見たり先輩から話を聞いたりと、授業について調べるとよさそうですね。
日々の授業や試験・レポートに真摯に取り組む
授業にしっかり出席する、講義内容を集中して聞くなど、基本的なことを抜かりなく行うようにしましょう。
分からないことは教授に聞いたり、レポートや試験前は真面目に勉強したりするなど、学業に真摯に取り組めばGPAは上がっていくかもしれません。
体調不良などどうしても授業に出席できないときは、友だちにノートを見せてもらって講義の内容を押さえておくとよいですね。
GPAが低い人でも就活を成功させるコツ
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GPAは基本的に4年制大学であれば4年間、短期大学や専門学校であれば2年間の数値を平均して決められます。
そのため、卒業が近くなってくると数値を格段に上げることは難しくなってしまうでしょう。
最後は、GPAが低い保育学生さんでも、就活を成功させるコツを具体的にまとめました。
学業以外の点をアピールする
まずは、学業以外の点をアピールポイントに選ぶという方法が挙げられます。
サークルやボランティア、アルバイトなど、学生生活でもっとも頑張ったことをアピールするとよいでしょう。
特に保育に関するアルバイトやボランティアを行っていれば、スキルの面で採用担当者に魅力を感じてもらえそうですね。
理由を説明できるように準備する
GPAが1点台など目立って低い場合、採用担当者から理由をくわしく聞かれる可能性もあるかもしれません。
「資格の勉強をしていた」のようにプラスの印象を与えられる回答を準備しておくと、採用担当者からの納得を得られやすいでしょう。
あわせて、卒業要件単位数まであまりにも足りていない保育学生さんは「しっかり卒業できるように今期は週に4日、それぞれ5コマずつ授業を取っています。」など、卒業するための計画も伝えておくとよさそうです。
就活にしっかり取り組む
就活にしっかり取り組めば、GPAが低くても採用したいと思われるようになるかもしれません。
エントリーシートを工夫して記載する、面接の練習を重ねて場慣れする、アピールポイントを厳選するなどの対策を行えば、採用担当者に自分の魅力が伝わるようになるでしょう。
キャリアセンターのスタッフや教授などに相談して、アドバイスをもらってみてもよいかもしれませんね。
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GPAが低いときは、他の点をアピールするなどして就活を成功させよう
今回は、GPAが就活に影響するのかについて紹介しました。
GPAを評価の参考にするかどうかは園によって異なるものの、成績がよいと奨学金をもらえたり、自己PRのアピールポイントに役立ったりするようです。
GPAが高くて困ることはないので、保育学生さんはできるだけ成績を意識しながら学生生活を送れるとよいでしょう。
また、数値が1点台などあまりにも低い方は、マイナスの印象を与えてしまうことも考えられます。
その場合は学業以外の点をアピールするなどして、内定につなげてみてくださいね。
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