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あがり症がコンプレックス…保育士として堂々と子どもや保護者、職員の前に立つためには?

保育士を目指す学生さんの中には、人前に立つと緊張してしまう…とあがり症な性格をコンプレックスに感じている方もいるのではないでしょうか。人によって、赤面になる、声が震えるなど症状はさまざまなようです。このままで保育士になれるの?と不安な方に向け、今回はあがり症の原因と軽減するコツを紹介します。

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あがり症がコンプレックス。保育士に向いてない?

あがり症とは、人前に出るときに緊張したり、不安や緊張などが表れたりする症状のことです。別名「社交不安障害」と呼ばれています。

代表的な症状例としては

  • 人前で話すときに極度に緊張してしまい、赤面したり、声が震えたりする
  • 他人の視線が怖い
  • 他人の言葉や表情、態度に敏感

などが挙げられます。


こうした症状を抱える保育学生さんの中には、「この性格だと保育士に向いていないのでは…」と不安になる方もいるかもしれません。

しかし、きちんと原因や対策を知れば、事前に心構えをした状態で保育業務に臨むことができるでしょう。


子どもや保護者、職員の前など、人前に立つ場面が多い保育士の仕事を堂々と全うできるよう、対策を考えていきましょう。



保育士になれる?あがり症の方の特徴

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「私ってあがり症かも…」と感じている方は、緊張しやすい人の特徴をチェックして自分と照らし合わせてみましょう。


人前で話すのが苦手

あがり症の方は、人前で話すのが苦手という傾向があるようです。

特に、大勢の前で話す場合は複数人から注目されるため、余計に緊張してしまい、声が震えたり、言葉が詰まったりしてしまうかもしれません。


周りの目や評価が気になる

自分の言動や行動に対して、どう思われているのか過敏に反応してしまうのも、あがり症の特徴と言えます。


特に、初めての方や顔見知り程度の方を相手にすると、適切な距離感がつかめず、強い緊張感に襲われることもあるようです。

また、仕事においては「評価に影響してしまうのではないか」と必要以上の不安や恐怖を感じ、それによって緊張してしまうケースも考えられます。


完璧主義

なんでも完璧にこなしたいと考えている方は、小さなミスや想定外のことが起こると焦ってしまい、緊張状態に陥ってしまうことがあるようです。


また、完璧主義の方の特徴の一つとして「自分自身にプレッシャーをかけてしまう」ことも挙げられます。

責任感が強いがゆえに、予定通りに物事が進まないと自分を責めてしまい、それによって緊張や不安を感じてしまうのでしょう。


ネガティブ思考

自分に自信が持てなかったり、なんでもマイナスに考えてしまったりする人も、あがり症の傾向があるようです。


特に、「自分なんて…」と否定的な考え方が根付いていると、失敗や傷つくことを恐れて人前で発言したり行動したりする際に、強い恐怖心を抱いてしまうのかもしれません。


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【ケース別】保育士を目指す方へ!あがり症を軽減する方法

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ここでは、あがり症を軽減するためのコツを紹介します。

「あがり症は悪いもの」「治さないと」と思うのではなく、立ち振る舞い方や考え方を知るだけで少しは和らぐかもしれません。


子どもの前に立つとき

保育の現場では子どもたちの前に立つことが一番多いですよね。


手遊びや絵本の読み聞かせ、朝の会や帰りの会など保育士さんに注目が集まる場面が多くありますが、「なんて言えばいいのかわからない」「子どもたちから反応がなかったらどうしよう」と思うこともあるでしょう。

そんなときは、子どもたちが前にいることを想定して練習することが大切です。


絵本の読み聞かせやピアノなど実践的な部分は、繰り返し練習して自信をつけることも重要ですね

他にも、先生たちに協力してもらい、複数人に注目される場面に慣れるのもよいでしょう。


保護者の方と接するとき

保護者の方と接するときはどうしても緊張してしまうかもしれません。


しかし、緊張するあまり、保護者の方の質問に対して適切な回答ができていなかったり、冷静に判断できないまま情報を伝えてしまったりするとクレームに発展してしまう恐れがあります。

「なんて言われるのかな…」と不安かもしれませんが、一番大事なのは、保護者の方が園にどんなことを求めていて、子どものどんな様子を知りたがっているのかを理解したうえでかかわる姿勢です。


保護者対応こそ、冷静に、寄り添いながら話を聞くことがポイント。

もし、不安があれば先輩保育士さんや園長先生にアドバイスをもらい、対応方法について事前に考えておけるとよいですね。


職員と話すとき

同僚の前ではさほど緊張しないかもしれませんが、先輩保育士さんや園長先生など年上の方と話すのは緊張してしまいますよね。


しかし、その原因にはあまり深くコミュニケーションが取れていなかったり、常に受け身の姿勢でいたりすることが考えられます。

小さなことでもいいので、保育をしていて気になったこと、保護者対応でわからなかったことなど自分から積極的に相談する癖をつけましょう。


保育学生さん自身が緊張しているのと同じように、先輩保育士さんや園長先生も話しかけるときは緊張しているかもしれません。

お互いの性格や考えを理解しあうことができれば、緊張も少しずつほぐれてくるかもしれませんね。



あがり症は悪いことじゃない!いい緊張感を持てる保育士になろう

今回は、あがり症に悩む保育学生さんに向けて、要因と和らげる方法を紹介しました。


保育士は子どもや保護者、職員の前に立って仕事をする場面が多い仕事です。

性格的な要因もあるかもしれませんが、練習を重ねたり、考えられる状況を想定してシミュレーションしておいたりと事前にできる対策を行なえれば、次第に自信がついてくるでしょう。


一方で、環境が要因の場合もあります。上司から圧力をかけられる、理不尽なことで怒られるなどが原因で人前に立つのが怖いと感じる方もいるかもしれません。

職場選びの際は人間関係や職場の雰囲気をきちんと確認することが大事ですね。


保育士バンク!新卒では、保育士を目指す学生さんの就職サポートを行なっています。

初めての就活だからこそ、じっくり選びたいもの。


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