【保育学生さん必見!】保育実習の感想の書き方は?日誌や反省会で使える学んだことの例文

保育実習最終日の反省会や日誌で必要となる感想。学んだこと・振り返りを最後にしっかりとまとめて、より知識を深め、今後の保育に役立てていきましょう。今回は、保育学生さん向けに保育実習の感想の書き方をくわしく解説します。あわせて、保育実習以外に幼稚園実習・児童福祉施設実習の場合の例文もまとめました。

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保育実習最終日の日誌における「感想」とは

保育実習最終日には、学んだこと・反省をまとめた「感想」と「レポート」の提出が求められることが多いもの。

そもそも、保育実習の「感想」にはどのようなことを書くのでしょうか。

実習日誌に記述する「感想・反省」

保育実習の最終日には、保育日誌とあわせて感想文を書く場合があります。

感想文には保育実習で学んだことや感じたことを素直に記し、保育学生さんの主観に基づいた振り返りを記述するとよいでしょう。

感想文をもとに保育園で行う反省会では、実習の指導担当者から総括コメントや評価をもらえるかもしれません。今後の勉強や、就職活動などに役立てることができそうですね。

レポートを作成するケースも

保育実習を終えてから、学んだことをまとめてレポートを作成し、大学側へ提出するのが課題となっていることもあるでしょう。

レポートには率直な感想を書くだけでなく、目標に対する到達度をはかったり、保育実習を終えて感じた今後の課題などを客観的に分析したりする必要があります。

レポートは養成校の必修単位を取得するためにも必要ですが、自身で入職後に見返したり、後輩が実習へ行く際の参考資料として使われたりするようです。

保育実習の感想の書き方

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保育実習終了後には最終日分の日誌とともに、振り返りとなる感想を実習先の園・施設に提出します。

ここでは、そんなときに役立つ、園長先生や担任指導者に好印象を与えやすい感想の書き方をまとめました。

構成を工夫する

次のような構成で感想を書けば、日誌・反省会で園長先生や担任指導者に学んだことをわかりやすく伝えられるでしょう。

①書き出し:保育実習前の目標や課題

②成果・反省:保育実習後の感じ方の変化や課
題への達成度

③学んだこと:保育実習や担任指導者の指導内容から学んだことや感じたこと

④今後の目標:自分の目指す保育について

基本的に、【実習前の目標→目標の達成度→学んだこと→今後の目標】という順番で書けば、まとまりのある文章に仕上がりそうです。

また、この例をもとに事前に構成を立てておくことで、感想をスムーズに書けるようになるかもしれませんね。

気になった点はすぐに記録する

保育実習後は速やかに日誌を提出する必要があります。しかし、実習を終えてから学んだことを整理したり感想を考え始めたりすると、時間がかかってしまうでしょう。

そのため、初日から以下の点をメモに残しておくとよさそうです。

  • 子どもの姿
  • 考えたこと
  • 学んだこと
  • 迷ったこと
  • 反省点

印象的な出来事などを少しずつ記録しておけば、振り返りや感想をまとめやすくなるかもしれませんね。

誤字脱字に注意し、字を丁寧に書く

保育実習の感想は、誤字・脱字に注意したうえで丁寧に記入しましょう。

長い保育実習を終えて最終日には気が緩みがちですが、担当指導者や園長先生は最後まで保育学生さんの様子を見守っているかもしれません。

特に字の雑さや誤字・脱字は、「日誌や感想を義務として提出している」といった評価につながる可能性もあるため、丁寧に書くことを心がけましょう。


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【ケース別】保育実習などの感想の例文

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保育実習には保育所や幼稚園に行くものと、保育所以外の児童福祉施設に行くものがあります。

実際に保育実習を経験した元保育士さんのお話を参考に、ケース別に感想の例文をまとめました。

感想の例文:保育実習

保育実習1回目の例文

実習前までは、保育所はきっちりとしたスケジュールのもとで一日が流れている印象を持っていました。

しかし実際に実習をすると、天候や子どもの様子、個々の興味を鑑みて、一人ひとりが満足して過ごせるように配慮されていることを実感しました。

子どもたち一人ひとりの状況に合った保育の大切さは学校で勉強してきたものの、実際に子どもたちに接してみないと理解できない部分であったと感じています。

実習中、最も悩んだのは援助のタイミングです。

子どもによってできることが異なり、どこまで見守り、どこから手を差し伸べるべきかわかりませんでした。

しかし実習を通して、子どもたちの挑戦する気持ちを受け止め、それぞれの考えを尊重することで、援助するべきポイントが見えてくると理解しました。

今度の実習では、保育者同士の連携や環境構成についても注目して学んでいきたいです。今回の保育実習で学んだことを宝物にして、初心を忘れずにこれからも励んでいきたいと思います。

序盤で実習前と実習後の感想の変化を書くことで、その後に続く反省に統一感が出るでしょう。

伝えたいポイントも明確になり、分かりやすい文章に仕上がるかもしれません。

また、最後にお世話になった園の方々へ感謝の気持ちを伝える形式は、感想を上手にまとめられる書き方の一例なので覚えておくとよいですね。

保育実習2回目の例文

2回目となる今回の保育実習では、一斉活動でのかかわり方や言葉かけを学ぶことを目標にしていました。

実習期間を通して、読み聞かせ、パネルシアター・ペープサートの実演、3回の部分実習、責任実習を経験させていただきましたが、改めて大勢の子どもの前に立つ難しさを痛感しました。

当初、失敗が続いて○○先生に相談したところ、「子どもたちをまとめようと大きな声を出しているため、かえってざわざわとした雰囲気になってしまう」と教えていただきました。

○○先生のアドバイスをもとに、責任実習では手遊びや指人形を使い、子どもの興味を惹きつけてから話を始めるようにしました。すると、落ち着いて聞いてくれたり、面白がって真似してくれたりする子が増えてとてもうれしかったです。

この保育実習での経験を活かして、子どもが楽しい気持ちで話を聞けるように、手遊びや導入のアイデアをたくさん身につけたいと思います。

具体的なエピソードをもとに、学んだことをまとめている感想の例文です。

失敗をもとに工夫した点を振り返り今後の目標につなげると、保育学生さんの考えがよく伝わる感想に仕上がるでしょう。

また、頂いたアドバイスの内容もくわしく盛り込めば、後でレポートを作る場面などで参考になるかもしれませんね。

感想の例文:幼稚園実習

担当となる5歳児クラスに初めて入室したときに驚いたのが、環境構成の充実ぶりです。

子どもたちが熱中しているというお店屋さんごっこの屋台や工作の道具、パズルゲームなどがコーナーごとに整理されており、実習生である自分もわくわくした気持ちになりました。そこで、今回の実習では環境構成を重点的に学ぼうと考えました。

特に印象に残っているのが、新しいお店作りをしたことです。プリンカップを使って工作をしていた子どもが「お菓子屋さんをやりたい」と言い出し、数人でお店の準備が始まりました。

そこで、○○先生はお花紙やプラスチックスプーンなど、お菓子を作るのに必要な材料を準備してくれたのです。

さらに、店員さんの帽子を用意したことでより遊びが盛り上がり、子どもたちも楽しそうに役になりきったり食べる真似をしたりしていました。

この経験から、環境が充実すれば子どもたちのイメージがより膨らむことを理解できました。今後は、遊びを広げていくための環境作りについて、さらに学んだことを深めていきたいと考えています。

上記のように印象に残った部分をメインに書けば、最後の考察や振り返りをスムーズに書けるでしょう。

また、保育園と幼稚園の過ごし方や、遊びの違いについて感想を書くのもよいかもしれませんね。

感想の例文:児童福祉施設実習

私は乳児院への就職を考えているため、乳児院で保育士として働いている方々はどのような思いを抱いて保育をしているのか気になっていました。

たくさんの保育士の方々に質問をするなかで、その考えをお聞きすることができました。

実習のなかでは、子どもの気持ちが大きく揺らいでいるとき、保育者の方々があきらめず正面から向き合おうとしていた姿がとても心に残っています。

○○先生からは、「子どもたちがすこやかに成長して、将来自立できるようにいつも真摯に接している」と聞き、私もこのように向き合いたいと決意を新たにするきっかけとなりました。

自分なりの向き合い方が見つけられるよう、残りの学生生活・実習・入職後も、子どもとの向き合い方を考え続けていこうと思います。

書き出しで参加前の目標を明確にすれば、実習を通して将来の目標に対する気持ちが強まったことへの説得力が出るでしょう。

また、指導者の様子から学んだ内容をしっかりと書くことで、「教えがきちんと伝わっているな」という印象を与えられそうです。

学んだことの振り返りとして、保育実習の感想を役立てよう!

今回は、保育実習最終日の感想の書き方や例文、振り返りのポイントを紹介しました。

実習を終えても、次回の保育実習などで反省・感想を読み返す機会はあるでしょう。

その際、自分が何を感じ、どのような目標や夢を描いていたかを振り返ることができるため、感想はモチベーションを高めるうえでも重要になるかもしれません。

また、感想には自分の成長過程が記されているので、いつでも初心に帰ることができそうです。

ここで紹介した感想の例文や書き方を参考に、最後の日誌・反省会で学んだことをしっかりと伝えられるようになりましょう。

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