面接でマスクをつけてもよいのか悩んでいる保育学生さんも多いでしょう。なかには、感染症対策のため着用したまま臨みたいという方もいるかもしれません。今回は、新卒保育士の面接はマスクをして受けてもよいのか、くわしく紹介します。あわせて、マスクをつける場合のマナーや、色や素材の選び方なども具体的にまとめました。
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■目次
新卒保育士の面接はマスクをつけてもよい?
感染症対策のため、今では生活に不可欠なアイテムとなったマスク。就活の面接でもマスクをつけてよいのか、悩んでしまう保育学生さんも多いかもしれません。
基本的にリモートで行うweb面接では、表情を伝えたりしっかりと声を届けたりするためにも、マスクを外して臨んだほうがよいでしょう。
一方、対面での面接の場合、現在はマスクを着用したまま行う園が多いようです。
しかし、園によって面接の方法は異なるので、あらかじめ電話やメールで当日の対応について確認しておいたほうがよいかもしれません。
事前に質問できなかった場合は採用担当者の様子に合わせるとよいですが、基本的には園にいる子どものことを考えて、マスクを着用できるのが理想的といえそうですね。
【場合別】新卒保育士の面接におけるマスクのマナー
ここでは、マスクについて園に確認した結果として、マスクを外す場合とマスク着用をお願いされた場合の対応方法をまとめました。
マスクを外す場合
面接ではマスクを外すように言われた場合は、入室前に外し、バッグの中にしまっておきましょう。
女性の場合は、マスクによって鼻や口元のメイクが崩れていないか確認してから面接に臨むとよいですね。
マスク着用をお願いされた場合
マスク着用での面接をお願いされた場合は、その指示に従いましょう。
仮に敏感肌などでマスクをつけられない場合、園によってはリモートでのweb面接に切り替えたり、フェイスシールドなど他の感染症対策を考えてくれたりするかもしれません。
そのため、マスクの着用に関して心配な保育学生さんは、あらかじめ園に相談しておくことが大切です。
では、マスクをつけて面接を受ける際に、押さえておくべきポイントについてくわしく見ていきましょう。
新卒保育士の面接をマスク着用で行うときのポイント
ここからは、マスクをして新卒保育士の面接を受けるときのポイントを解説します。
身だしなみを整える
マスクは目立ちやすいので、汚れやしわがついていたり、ずれたりしていないかなどを面接前に鏡で見るとよいかもしれません。
また、マスクは顔の半分程度を隠してしまうため、しっかりとおでこや目元を見せることが大切です。
女性の場合は髪の毛をヘアゴムなどでしっかり束ね、前髪や横の髪もピンで留め、表情が見えやすいようにすると効果的でしょう。
男性の場合はワックスを活用し、前髪が顔にかからないように横に流すなど工夫するとよさそうです。
メガネをかけている保育学生さんは曇り止めを使ったり、可能であればコンタクトをつけたりするとよいですね。
入室後に許可を取る
面接室に入室し、椅子の横に立って自己紹介を行った後、「本日は感染症予防のためマスクを着用してもよろしいでしょうか。」と聞くと、丁寧な印象を与えられるでしょう。
採用担当者から許可をもらった後はお礼を伝えるのもポイントです。
その後「本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶を行い、着席を促されてから席に座りましょう。
相手が聞き取りやすいように話す
マスクをつけていると声がこもって聞き取りづらくなるので、普段より少し大きめの声でハキハキと話すことを意識してみましょう。
面接では緊張して早口になりやすいため、できるだけゆっくりと回答することも大切です。
不安な保育学生さんは友人に聞いてもらったり、自分で動画を撮って確認したりするとよいかもしれませんね。
また、採用担当者に聞き返された場合は、焦らずに落ち着いて対応しましょう。
表情や話し方を工夫する
マスクを着用していると表情が伝わりづらくなります。
顔の下半分が隠れているため、口元が笑っていても採用担当者から見ると無表情に思えてしまうかもしれません。
そのため、笑っているときは目を意識的に動かしたり声のトーンを上げたりするなど、口以外の部分で気持ちを表せるとよいでしょう。
また、真剣さを伝えたいときは目元に力が入りがちですが、場合によっては怒っているように捉えられる可能性もあります。
やわらかく見えるようにジェスチャーを使ったり、声に抑揚をつけたりすると効果的かもしれませんね。
面接の最後にも一言添える
面接が終わった後も、「本日はマスクを着用したままとなってしまい大変失礼いたしました」と一言添えると好印象でしょう。
最後を丁寧なイメージで締めくくれるので、面接の評価が高くなることもあるかもしれませんね。
新卒保育士の面接にマスク着用で臨む際の注意点
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続いて、新卒保育士の面接にマスク着用で臨むときの注意点を紹介します。
予備のマスクを準備する
万が一、面接会場への移動中にマスクが汚れたり、ひもが切れたりしても慌てないように、あらかじめ予備のマスクを持っておくと安心です。
バッグに入れる際はマスクにしわがつかないように、マスクケースなどを活用すると便利でしょう。
マスクを外すタイミングがあることも想定する
園によっては本人確認を行うために、マスクを外すタイミングがあるかもしれません。
事前に口元の汗をふいたりメイクを整えたりするなど、いつマスクを外してもよいように準備をしておきましょう。
面接に向いているマスクの色や種類
最後は、面接に向いているマスクの色や種類を紹介します。
清潔感を与えられるか、マナーを守れているかを意識しながら、採用担当者に好印象を与えられるマスクを選びましょう。
マスクの色
柄がついているものや、黒など目立つ色のマスクは派手なイメージを与えやすいので、面接では避けたほうがよいでしょう。
無地で白やグレーなど、控えめな色のマスクが適しているかもしれませんね。
マスクの種類
マスクには平型やプリーツ型などさまざまな種類がありますが、基本的にはどれを選んでも問題ないようです。
自分の顔にしっかりフィットし、話している最中にずれたり違和感を覚えたりしないよう、使い慣れたマスクを選ぶとよいですね。
新卒保育士の面接でマスクをつけるときは、黒など目立つ色は避けてマナーを意識しよう
今回は、新卒保育士の面接でマスクをつけてよいのかについて紹介しました。
リモートで行うweb面接では今まで通りマスクを外し、採用担当者と話すようにしましょう。しかし、対面の面接では感染症対策のため、現在は着用が認められる場合が多いようです。
マスクをして面接に臨む場合は、黒など目立つ色のマスクは避けたり、外すタイミングがあることを想定して口元のメイクを整えたりしておきましょう。
新卒保育士の面接でマスクを着用するときはマナーを意識し、好印象を与えられるとよいですね。