保育士の面接が苦手と感じる学生さんも多いでしょう。選考で面接を実施する園は多いようなので、苦手な方は就職できないのではと不安になってしまうかもしれません。今回は、面接を克服するために役立つ方法を具体的にまとめました。あわせて、笑顔で話せないなど、苦手と感じてしまう理由についてくわしく紹介します。
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■目次
保育士の面接が苦手と感じるときはどうすればよい?
面接が苦手で不安を感じ、「このまま就職できないのでは…」と思ってしまう保育学生さんもいるかもしれません。
就活の面接は日常とは違うフォーマルな場なので、身だしなみを整えたり敬語を使ったりするなど慣れないことが多く、緊張してしまいますよね。
しかし、苦手と感じる理由や対処法を知れば解決できるかもしれないので、それぞれくわしく見ていきましょう。
保育士の面接を苦手と感じる理由
まずは、面接に苦手意識を持ってしまう理由をまとめました。
緊張してしまうから
苦手と感じる原因として、面接のようにフォーマルな場になると緊張してしまい、何も答えられなくなることが考えられます。
あらかじめ深呼吸しておくなど対策することで、緊張をやわらげた状態で臨めるでしょう。
コミュニケーションが苦手だから
人とのコミュニケーションが不得意であることから、面接を苦手に感じてしまうこともあるかもしれません。
コミュニケーションが苦手な人の特徴として、以下のような点が挙げられるでしょう。
- 人と話すことが苦手
- 採用担当者の質問の意図がつかめない
- 考えをうまく言葉にできない
初対面の人や目上の人とうまく話せない、途中で回答が逸れてしまうなどさまざまな場面で苦手意識を感じてしまうのかもしれません。
面接で話したいことを事前にまとめたり、採用担当者の質問の意図が分からなかったときは「○○についての質問でよろしいでしょうか。」と聞いたりすると、コミュニケーションを取りやすくなるでしょう。
笑顔で話せないから
笑顔を作ろうとしても不自然な表情になり、自信をなくしてしまう保育学生さんもいるかもしれません。
鏡を見ながら練習を重ねたり、接客業をしている知人などにコツを聞いたりするとよさそうです。
敬語に慣れていないから
尊敬語や謙譲語、丁寧語の使い方が分からず、受け答えが不自然になって自信をなくしてしまう保育学生さんもいるでしょう。
入職後は保護者対応など敬語を使う機会がより多くなるため、ふだんからインターネットで検索したり年上の人と話すときに意識したりして、徐々に身につけるとよいかもしれませんね。
しかし、面接では無理に意識するよりもしっかりと考えを伝えることが大切なので、敬語より回答の内容にこだわることが大切です。
臨機応変な対応が苦手だから
想定していなかった質問をされたときに臨機応変な対応ができず、うまく答えられなかったり黙り込んだりしてしまうことも、苦手と感じる一つの原因でしょう。
分からないときにごまかす、黙るなどの対応をするとマイナスの印象を与える可能性があるため、謝ってから「わかりませんので帰宅後しっかり調べます」と前向きな返答をするとよさそうです。
また、自己分析を重ねれば想定外の質問にも答えられるかもしれないので、面接前にしっかりと自己理解を深めておきましょう。
自分に自信がないから
もともと自分に自信がなく、「就職できないのでは…」と思いながら面接を受けている保育学生さんもいるかもしれません。
しかし、自信がないと採用担当者にもネガティブな印象が伝わり、選考に影響することも考えられます。
自己分析を重ねて自分の強みを見つけたり、面接の練習を何度も行ったりして、少しずつ自信をつけていけるとよいですね。
関連記事:丁寧語の基本を身につけよう!尊敬語・謙譲語との違いや意味、変換表現/保育士就活バンク!
保育士の面接に対する苦手を克服するための方法
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最後は、面接に対する苦手意識を克服するための方法をまとめました。
面接前にできる対策
練習を重ねる
あらかじめ友人や学校の教員などにお願いし、面接対策を行うとよいかもしれません。
場数を踏むことで面接の雰囲気に慣れ、緊張がやわらいだり自信がついたりするでしょう。
しかし、質問に対する回答を丸暗記していると、柔軟な受け答えができなくなる可能性があるので、要点を押さえるイメージで練習しておくとよさそうです。
年上の人とコミュニケーションを取る
年上の人との会話に慣れていない保育学生さんは、積極的にOB・OG訪問を行ったり、ゼミに入っている場合は担当の教授とかかわったりするとよいでしょう。
敬語を積極的に使うようにすれば、本番で尊敬語・謙譲語・丁寧語をうまく使い分けられるようになるかもしれません。
会話をしに行くと考える
面接という言葉を意識しすぎてしまい、採用担当者に気に入られるよう振る舞わなくてはと思い込んでいる場合もあるかもしれません。
そのため、あまり気負わずに「お互いの理解を深めるための会話」などと軽く捉えると不安や緊張をやわらげられそうです。
しかし、あくまでも面接は選考の一部なので、身だしなみや振る舞いには注意してくださいね。
面接中にできる対策
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緊張していることを伝える
面接の最初に緊張していることを伝えれば、採用担当者が保育学生さんの緊張をやわらげるよう、アイスブレイクをするなどの対応を行ってくれる場合があるでしょう。
口に出すことで気持ちが落ち着くケースもあるようなので、緊張しやすい保育学生さんは実践してみるとよいかもしれませんね。
緊張をやわらげる
緊張していると自覚しているときは、不自然ではない程度に軽く深呼吸を行うとよさそうです。
回答する前に一呼吸置けば、冷静に対応できるようになるでしょう。
また、緊張で声が震えてしまう保育学生さんは大きめに声を出したり、手を握ったときに薬指があたる部分などのツボを押したりすると、気持ちが落ち着きやすくなるかもしれません。
ゆっくりと話す
ゆっくりと話せば考えをまとめる時間を取れるため、臨機応変な対応が苦手な保育学生さんも少しは回答しやすくなるでしょう。
受け答えの際は5秒程度であれば間が空いても問題ないようなので、「そうですね」などと言って間をつなげるとよいかもしれません。
途中で詰まったり間違えたりしてしまったときは、「失礼いたしました」と言って言い直しましょう。
できるだけ具体的に回答する
一回で的確に回答できれば、面接官から追加で質問をされることが少なくなるため、「変な回答をしてしまったのでは…」などと、不安を感じにくくなるかもしれません。
具体的な経験を示しながら自己PRを行ったり詳細に答えたりして、一度で伝えきるように工夫するとよいですね。
結論から伝える
話すことが苦手な人や回答が長くなってしまう人は、結論から伝えることを意識すれば採用担当者が理解しやすくなるかもしれません。
結論→理由→具体例→結論の順序で話すPREP法を用いれば、一貫性のある回答ができるようになるでしょう。
他にも、web面接では画面を通すことでこまかな表情や動きを読み取りづらくなるので、普段よりも暗い印象になったり自信がないように見えたりしてしまうようです。
面接が苦手な保育学生さんは、よりネガティブなイメージを抱かれてしまう可能性があるため、web面接では少し大きくジェスチャーを行い、ハキハキとした印象を与えられるように意識しましょう。
関連記事:【保育士の面接】22卒必見!よく聞かれる質問例。受け答えや面接対策を徹底解説/保育士就活バンク!
面接に対する苦手意識を克服して、新卒保育士として内定につなげよう
今回は、面接を苦手と感じる理由や克服方法について紹介しました。
苦手意識を持ってしまう理由として、笑顔でうまく話せない、自分に自信がなく「就職できないのでは…」とネガティブ思考になってしまうなどが挙げられます。
苦手を克服するためには、練習をしっかり重ねたり、緊張していることを採用担当者に伝えたりして、不安をやわらげながら面接を受けられるとよいでしょう。
また、web面接の場合は普段よりも暗いイメージになってしまう可能性があるため、ジェスチャーを少し大きくしてハキハキとした印象を与えられるよう意識してみるとよいかもしれません。
面接に対する苦手意識を克服し、新卒保育士として内定を獲得できるとよいですね。
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