希望する保育園へ入職するために、必須とも言えるのが面接。落ちる理由や原因がわからず、不合格になってしまっても対策ができていない保育学生さんもいるのではないでしょうか。今回は、保育士の面接で落ちてしまう理由や原因をくわしくまとめました。あわせて、採用されるために気をつけるポイントについても解説します。
mapo_japan/shutterstock.com
保育士の面接で落ちる原因を知ろう
頑張って面接の準備をしたにもかかわらず落ちてしまい、不安になったり焦ったりする保育学生さんもいるかもしれません。
受け答えについて採用担当者からフィードバックをもらえることは少ないので、心当たりがない場合は、何を改善すればよいのか悩んでしまうでしょう。
もしかしたら、保育学生さん自身が気づいていない原因により、面接で落ちてしまっている可能性があるかもしれません。今回は、新卒保育士の面接で落ちてしまう際に考えられる理由を、具体的に紹介していきます。
保育士の面接で落ちる理由とは
ここからは、保育士の面接で不採用につながる理由をくわしくまとめました。
志望動機が固まっていない
保育士を目指したきっかけや、その園を選んだ理由をうまく説明できていなければ、採用担当者は志望動機が固まっていないという印象を抱いてしまうでしょう。
例えば「ゆったりと落ち着いた保育を行いたい」と言っているのに、途中で「戸外活動や運動を多く行う保育に興味がある」と伝えるなど矛盾点があると、話の信ぴょう性が薄くなってしまうかもしれません。
自分の今までの経験を深掘ったり、園に魅力を感じたポイントを分析したりして、志望動機をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
園の保育観と異なる
園が掲げている目標や理想としている保育と保育学生さんの考えが異なる場合、採用担当者は「園に合わないのでは」と思ってしまうかもしれません。
しかし無理に園の考えに寄せる必要はないため、園見学に参加したり園のホームページなどで情報を集めたりして、自分の保育観とマッチする園を探すことが大切です。
ちぐはぐな回答をしてしまう
質問された内容に対し見当違いな回答をしてしまうと、理解力がなく、「園児や保護者とやり取りできないのではないか」という印象を抱かれてしまうかもしれません。
質問を聞き逃した場合や分からなかった場合は、「もう一度お伺いしてもよろしいですか?」「〇〇ということでお間違いないでしょうか?」と聞いてみてもよいでしょう。
しかし、何度も聞いてしまうとコミュニケーション能力が低いと捉えられてしまうこともあるようなので、しっかりと集中して質問を聞くことが大切です。
また、回答するときは結論・理由・具体的なエピソード・結論の順で話す、PREP法を意識してみるとよいかもしれませんね。
回答に時間をかけすぎたり短すぎたりする
回答が長すぎる場合、文章をまとめる力がなかったり、論理的な話し方ができなかったりする人物と思われる可能性があります。
反対に短すぎる場合は、自分の保育園に興味がない、事前にしっかり調べていないといった印象を与えてしまうかもしれません。
適度な長さで回答できるように、保育園の保育観や園の特徴について自分なりにまとめておくことが大切です。
また、保育学生さんが面接で聞かれやすい質問を事前にインターネットなどで調べ、あらかじめ回答を準備しておきましょう。
キャリアビジョンが明確ではない
例えば「10年後はどのように働きたいですか?」など将来について聞かれた際に、あいまいな回答をすると、採用担当者は「やる気がないのかな」というイメージを抱いてしまうかもしれません。
保育学生さんは事前に「10年後には〇〇の役職に就く」「20年後には□□の資格を取る」などのキャリアビジョンを描き、面接で聞かれた際にしっかり答えられるようにしておきましょう。
関連記事:【保育士の面接】22卒必見!よく聞かれる質問例。受け答えや面接対策を徹底解説/保育士就活バンク!
関連記事:保育士の面接を受けるときの服装は?採用試験にふさわしいスーツや身だしなみ【保育士の就活ガイド】/保育士就活バンク!
保育士の面接で採用されるためにできるポイント
milatas/shutterstock.com
最後は、保育士の面接で内定を獲得するために、事前に対策できるポイントについて紹介します。
自分のアピールポイントを理解する
自己分析をしっかりと行ったうえで、行動力や責任感など自分の長所を理解し、面接でアピールできるようにしましょう。
部活動やボランティアの経験など具体的なエピソードも添え、入職したらどのような場面でどのように長所を活かせるのかを、具体的に伝えるとよさそうです。
園の特徴や保育観をしっかり調べる
他の保育園ではなく、なぜ応募先の園を選んだのかをしっかり説明できるようにしましょう。
説明会やOB訪問に参加したりインターネットなどで情報を集めたりして、園の特徴や保育観を調べ、自分が魅力に感じている部分を伝えることが大切です。
友人や学校の先生にフィードバックしてもらう
友人や学校の先生に面接官の役を担当してもらい、話し方や表情は好印象か、受け答えはスムーズでわかりやすいかなどをチェックしてもらうのもよいですね。
学校のキャリアセンターの方など、就活にくわしい人からの意見もできるだけ取り入れ、採用担当者に好印象を与えられるように対策しましょう。
関連記事:【例文付き】新卒保育士さんの自己PR作成法。協調性など長所の活かし方/保育士就活バンク!
関連記事:自己分析の簡単なやり方。行う目的や就活に活かすためポイント/保育士就活バンク!
保育士の面接で落ちる理由や原因を理解しよう
今回は、保育士の面接で落ちる際に考えられる理由や原因を紹介しました。
志望動機が固まっていなかったり、キャリアプランを具体的に立てられていなかったりすると、採用担当者は熱意がないと思ってしまうかもしれません。
面接前に自己分析などを行い、アピールポイントや志望動機をくわしく伝えられるように準備することが大切です。
希望する園に採用されるためのポイントを理解し、内定を掴み取りましょう。